すっかり話題になっているAirbnb(エアビーアンドビー)などの民泊。「私の自宅マンションの空き部屋も、有効活用できないかしら!?」と気になっている方も多いことでしょう。

インターネットで検索してみると、「手軽にカンタン、高収入!」「不動産を持っているなら、普通に貸すより3倍は儲かる!」などと美味しそうな文字が躍っているけれど…実際のところはどうなんでしょう?

民泊の運営というのは、ある種の人々にとっては日常生活の延長線上のようなもので、カンタンです。しかしケースによっては非常に険しい道のりとなりますよ!このページでは、民泊やAirbnbの運営がどのような人に向いているかについて、わかりすく・詳しくご案内していきます。

1 【注意!】「儲かる!」に誘惑されたなら、民泊経営はやらないほうがいい!

「Airbnb(エアビーアンドビー)は儲かる!」というメディアのニュースや記事に誘惑
されて民泊経営を検討されているということであれば、やらないほうが良いです。民泊はそう儲かる事業ではありませんし、投機的(お金儲け目的)な民泊はリスクが多すぎます。まったくと言ってよいほど、オススメできません。

1−1.【収益試算】ホームステイ型の場合、月収は50,000円程度。

現実的な収益試算を出してみましょう。「ホームステイ型民泊」とは、あなたの住んでいる一軒家やマンションなどの空き部屋に、宿泊ゲストを泊めることを指します。あなたは宿泊ゲストと同居するということですね。この場合、日本国内での相場は1人1泊3,000円弱といったところ。100パーセント近い稼働率をキープしたいなら1泊2,000円くらいの値付けが目安です。すると2,000円×30日=60,000円。70〜80パーセントの稼働率で月収50,000円前後といった感じになります。これが、現在の日本のAirbnb(エアビーアンドビー)市場における、現実的な(平均的な)実情収益です。

もちろん、2人泊が多かったり稼働率がフルになったりすれば、80,000〜90,000円に達する月もあるでしょう。しかし、2月や6月など閑散期には、逆に30,000円の収益にも届かないことがあるので、それも覚悟しておかなければ(計算しておかなければ)なりませんね。するとやはり、平均としては月額50,000円程度と考えるのが妥当なところです。

そこからさらに、収益の10パーセントほどをAirbnbに手数料として徴収されます。ホームステイ型民泊の場合、家賃が余計にかかったりはしませんから、維持費はそう多くなく、民泊ゲストからの収益の80パーセント程度は、あなたの収入と考えて良いですね。

1−2.月収50,000円は、時給に換算するといくらくらいになる?

まずそもそも、月収50,000円という額自体が、ビジネスとしてそうメリットの大きなものとは言えないでしょう。(収益以外のメリットがあるので、民泊運営を否定するつもりはありません。金銭以外のメリットについてはトピック≪自宅の空き部屋で民泊運営。メリットはこんなにたくさん!≫にて詳述します。)その月収50,000円を、効率面から考察してみると…?

1−2−1.自宅民泊は不動産業ではなく接客業。やることはいろいろある!

その50,000円という額が、何もしなくても入ってくるものなのであれば旨みが大きいと言えなくもないですが、民泊は不動産業ではなく接客業です。やることは日々、それなりにあるのですよ。

民泊を営むなら、「やることはいろいろある」と理解したうえでないと、「何もしなくていい」と思い込んで開始するなら、痛い思いをしてしまうでしょう…。

1−2−2.予約問い合わせへの対応は、通常のホテル検索サイトよりも大変!

まずは予約問い合わせへの対応です。Airbnb(エアビーアンドビー)の場合、普通のホテル検索サイトとは異なり、宿泊ゲストの予約が確定するまでに(確定してからも)数通程度のメール(Airbnb内メッセージ)のやり取りが重ねられます。「横浜アリーナからは近いですか?」「空港着が夜10時なんですが、それから伺ってもよろしいですか?」といった質問が、たいていどの利用者からも投げかけられ、それに応じる必要があります。

1−2−3.24時間体制で待機し続けるようなもの。英語力だって求められる。

これはもちろん、「そのうち返せばいいや」という悠長なものではありません!問い合わせゲストへの気遣いや、予約率を上げるためには、最低でも24時間以内に、基本的には受信して1時間以内には返信するのがセオリーです。

それだけでも大変ですが、さらに相手は外国人であることが多いため、英語で返さなければなりません。(英語のメールを解読しなければなりません。)

そして外国人ということは、時差があるのです!夜中の0時だろうが明け方5時だろうが、向こうは向こうのペースで問い合わせのメールを送ってきます!つまり、「待機」という行為を業務の範疇に入れるなら、およそ24時間、Airbnb(エアビーアンドビー)の業務に従事しているような恰好になりましょうか…。

1−2−4.ゲスト来客後は、ホテルのコンシェルジュのようにマルチに対応。

業務は予約への対応だけではありません!もちろん、泊まりに来てくれた民泊ゲストへの対応も、大切な業務となりますからね。

チェックインの際の身分確認や施設案内(客室の場所や風呂場の使い方など)は10分もかからず終わるでしょうが、それ以外にもちょくちょくと、民泊ゲストの声に耳を傾ける必要があります。「今から横浜アリーナに向かいたいんだけど、バスの時間を調べてくれますか?」「マンションの近くにスーパーはありますか?」「洗濯物を干して出かけるので雨が降ったら取り込んでもらえますか?」などなど、様々な質問やお願いを受けるでしょう。ベッドメイクのみならず、ホテルのコンシェルジュと同じようなことも、ホストファミリーはやらなければならないのです。

また、「日本の文化について語り合いたいです」といった要望も多く、2時間も3時間もトークに付き合うことがあります。

1−2−5.時給に換算するなら、200円そこらになってしまうかも…?

長期滞在者の場合、かかる手間はだんだん減ってきますが、1週間程度の短期宿泊ゲストの場合、「1日に2時間くらいはゲストのために時間を費やすことになる」と思っておいたほうが良いでしょう。また、他人を自宅に招き入れることに慣れていない(好いていない)人にとっては、特に何の対応もしていなくても、「ただゲストが自宅のどこかに滞在している」という事実だけで、労働中のようなストレスや疲労感を、覚えてしまうかもしれません。

つまり、民泊運営というものを時給に換算するなら、時給200円くらいな青ざめるものになると言えます…。

では、民泊運営などデメリットだけで無価値なのでしょうか?損なのでしょうか?そんなことはありません!

1−3.ゲストとの交流を楽しめる人なら、「低賃金」とは感じない!

時給換算で200円ともなると、一見するとブラック企業の極みのような収益/業務のバランスですが、しかし、日本だけでもAirbnb(エアビーアンドビー)に登録しているホストは30,000人(軒)以上もおり、世界を見渡せば200万人(軒)にも達しています!そのすべてがホームステイ型というわけではないですが、海外では日本に比べてホームステイ型民泊がとても多いです。つまり、非常に多くの人たちが、民泊ホストとしての生活を、大した悲壮感も持たずに続けています。

なぜなのでしょう?

それは、ホームステイ型民泊を営むことに、金銭収益以外の喜び・メリットを感じているからです!この点についても後ほど解説しますが、とにかくまずは最低限の前提として、民泊ゲストとの交流や「洗濯物を取り込んでおいてほしい」といったお願いに対して、苦痛を感じない人たちがいるのです。彼らは見知らぬ旅行者と交流することを楽しいと感じ、見知らぬ旅行者に手助けすることを楽しいと感じています。

簡単に言えば、自宅の空き部屋で民泊を営むのに向いている人とは、そのような「交流好きな人たち」「もてなし好きな人たち」です。彼らにとっては、「時給200円で働かされている」というよりも、「新しい友人をもてなして遊んでいたら、お小遣いまでもらえてしまった!ラッキー!」といった感覚なのですね。事業というよりも、趣味なのです。

2 自宅の空き部屋で民泊運営。メリットはこんなにたくさん!

自宅の空き部屋を有効活用して民泊を行う、いわゆる「ホームステイ型民泊」には、金銭的な収益以外にも様々なメリットがあります!海外でAirbnb(エアビーアンドビー)が大流行を起こした理由は、貸す側としても借りる側としても、この「金銭以外のメリット」の面にトリコになる人が、多かったからなのですよ。まずはざっと、メリットを箇条書きで挙げてみましょうか。

  1. 自宅にいながら、しかも無料で、いや、お金を貰いながら、英語の勉強ができる!
  2. 様々な国の文化について知ることができる。
  3. 様々な国のお友達を作ることができる。
  4. コミュニケーション能力を磨くことができる。
  5. 家の中がいつもキレイに保たれるようになる。
  6. 家の中がアップグレードされていく。
  7. 孤独を感じなくて済む。

2−1.自宅にいながら、しかも無料で、いや、お金を貰いながら、英語の勉強ができる!

グローバル化の進む日本。小学生の英語教育も本格化しはじめ、多くの企業が外国とのやりとりを視野に入れ始めていますね。LCCの発展により海外旅行も気軽になり、とにかく英語をマスターしたいと願っている人も多いですが、自宅民泊は、語学学習の役にも立ってくれるのです!

日本において、Airbnb(エアビーアンドビー)民泊は、宿泊利用者の90パーセント以上が外国人です。もちろん英語圏の人ばかりではありませんが、そうでなくても英語を介してやりとりしてくれる人が多いので、英語を使う機会は激増しますね。

英会話というのは、「習うより慣れろ」と言われているように、週に1回だけ英会話スクールに通うよりも、毎日のように英語で交流する機会を設けたほうが、ずっと早く上達しますし、忘れずにキープし続けることができますよ。

何より素晴らしいのが、英会話スクールの場合、話す時間を増やせば増やすほど(授業のコマ数を増やせば増やすほど)お金が飛んでいってしまうのに対して、民泊運営の場合、お金を頂戴しながら英会話レッスンをすることができるのです!

2−2.様々な国の文化について知ることができる。

繰り返しますが、Airbnb(エアビーアンドビー)民泊の宿泊利用者の90パーセント以上は外国人です。次から次へと、様々な国の外国人があなたのもとに訪れます。彼らは、あなたの民泊施設に対して、「寝泊りできればそれでいいや」とは考えておらず、大抵の場合、コミュニケーションを望んでくるでしょう。「裸で銭湯に入って恥ずかしくないの!?」「日本のサラリーマンはなぜ転職やスキルアップをしないの!?」などと、疑問を投げかけてくると話はどんどん広がっていき、それに応じていれば自然と、相手の国の文化についても伺い知ることができます。有意義だとは思いませんか?

あなたの英語がおぼつかないとしても、大丈夫です。民泊ゲストは、自分の国を象徴するようなお土産を持ってきてくれることがありますね。また、服装やご飯の食べ方など、彼らのちょっとした立ち振る舞いの中に日本の常識とは異なるものを発見し、楽しい気持ちになるでしょう。または、「あなたの国の写真を見せてくれませんか?」とお願いすれば、言葉を交わさなくても外国の文化をビジュアリックに垣間見ることができますよ。

2−3.様々な国のお友達を作ることができる。

そうして交流を深めていると、意気投合してくることも少なくありません。あなたと民泊ゲストは、「宿泊施設と客」という関係に留まらず、「お友達」となっていくはずです。

あなたは文科系なのに相手はスポーティであったりなど、あまり趣味の合わない人であっても、外国人同士だと、あまり気にならないハズ。あなたに対して悪意や失礼な言動を繰り出してくるわけでないなら、お友達にはなれるでしょうし、友愛を突っぱねるのはもったいないです。

FacebookなどのSNSを交換しておくと良いですよ。彼らが母国に帰っても、写真をアップするたびに、あなたは彼らの国の日常文化を知ることができて楽しいですね。

また、相手の国に渡航する予定などが立ったなら、一言連絡を入れてみましょう!「大歓迎するよ!うちに泊まっていきなよ!観光案内してあげるよ!」と、盛大にもてなしてくれるかもしれません。

2−4.コミュニケーション能力を磨くことができる。

自宅の空き部屋を開放しての民泊は、「赤の他人との共同生活」となります。民泊ゲストに失礼にならないよう色々と配慮することも大切ですが、あまりストレスをこうむり過ぎないように、適度に自己主張することも大切です。「ベランダでもタバコは吸わないでくださいね。」「赤いボトルのシャンプーは私物なので使わないでくださいね。」といったように。民泊運営によって共同生活を繰り返していると、こうした「コミュニケーションのバランス感覚」が培われていくでしょう。

コミュニケーション力は、民泊の接客に限らず、人生の様々な場面で役に立ちますよ!海外旅行に出かけるときやビジネスの場面などは、しっかり自己主張できることがとても重要になってきますし、普段のプライベートな人付き合いでも、自己主張のバランスが取れるとあまりストレスを感じなくなってくるでしょう。

日本人はおしなべて、コミュニケーション能力があまり高くありません。自己主張が強すぎるか、我慢しすぎてしまうかのどちらかに偏っている人が多いですね。ホームステイ民泊を愛する外国人には、そのバランス感覚の優れた人が多いので、彼らのふるまいを見ているだけでも、学べることは多いですよ。

2−5.家の中がいつもキレイに保たれるようになる。

民泊のゲストをお招きするというキッカケが生まれると、家の中を掃除する頻度は増えるはずです。ゲストルームだけでなく、リビングや洗面所、キッチンなどあちこちを清潔に保っておかなければなりませんからね。

「掃除なんて面倒くさいな…」と思いますか?でも、普段掃除をあまり好まない人でも、「来客がある」という理由があれば、腰が持ち上がるようになる人が多いようです。さらには、「お金を頂戴するのだから」という責任感から、やはり自然と、体は動くでしょう。

すると、家の中がいつでもキレイに保たれるようになってきます。それは宿泊ゲストのためだけではなく、あなたやご家族にとっても、とても気分の良いものと感じられるのでは?そして清潔の気持ちよさを再確認することで、民泊ゲストが居る居ないにかかわらず、家の中を掃除したり整頓したりする習慣が、身についてくるでしょう。

これは、管理者を担うあなただけのことではありません。ご家族にも掃除や片付けを協力してもらう頻度が増えるでしょうし、ご家族みんなの清潔意識も、自然と高まっていくはずですよ。

2−6.家の中がアップグレードされていく。

基本的に、Airbnb(エアビーアンドビー)民泊をやるうえで必要な家具家電というものは、ほとんどありません。一般的な家庭なら、ベッドシーツやバスタオルを買い足す程度の設備投資で開始することはできます。けれども、見栄と言うと言葉は悪いですが、「お客さんが来るのだから立派にしておこうかな」という心理が働くのは自然なことで、これまで買い換えようか二の足を踏んでいた家具家電を、積極的に買い換える(買い足す)ようになっていくでしょう。たとえば、ちょっと色がくすみはじめていたリビングのカーペットを新調したり、テレビを大きな画面のものに買い替えたり、といった具合です。寝具のストックが増えることも、家族全体に役立ちますよね。

毎月50,000円程度の宿泊収入が得られるでしょうから、こうしたアップグレードも無理なく行うことができるのです。家の中の家具家電が充実していけば、家族みんなにとっても気持ちよいことでしょう。

2−7.孤独を感じなくて済む。

井戸端会議や飲み会、女子会などの好きな人には、民泊運営はとても向いていると言えます。ホームステイ型民泊とはなにしろ、毎日誰かがあなたの家に遊びに来てくれるようなものですからね!

友人と語らうには、少なくともランチ代やお茶代くらいは掛かりますし、お酒が好きなら飲み代には5,000円も下らないかもしれません。しかし民泊交流なら、あなたはおよそ一銭も出費しなくて良いのです!民泊ゲストに寂しさやヒマを紛らわしてもらって、
それでいてお金まで頂戴できてしまうのです!

ただし、民泊ゲストに話しかけすぎないように注意しましょうね!基本的にはコミュニケーションを好むゲストが多いはずですが、やはりプライベートな時間や空間も、欲しているはずですよ。

3 自宅民泊に立ちはだかるカベ!管理組合と大家さんを説得できるか?

ホームステイ型民泊のメリットや楽しさについては、理解していただけたでしょうか?収益面でのメリットがそう多くないとしても、自宅を開放して民泊ゲストを受け入れる価値はありますね。しかし、それを望んだとしても、誰しもが気軽に運営できるというわけではないのです…。

あなたの家が、一軒家であり、かつ賃貸ではない持ち家であるなら、あまり問題は無いのです。好きなようにプロデュースできますし、今すぐにでも民泊を開始できます。けれども、マンションなどの集合住宅であり、しかも賃貸物件であるならば…民泊を営むハードルは、なかなか高いかもしません。

3−1.旅館業法の面から言えば、一般家庭での民泊運営は、「クロ」…。

法律の話は難しくて頭が痛くなりますが、民泊を運営するつもりなら少しは勉強しておいたほうが良いですね。民泊に直接関連するのは、「旅館業法」であり、その中でも「簡易宿所」に関する記述です。

簡易宿所を運営する施設には、幾つかの規定があります。これまでよく例に挙げられていた「客室の延床面積が33平方メートル以上であること」や「適度な規模の玄関帳場またはフロント及びこれに類する設備を設けること」については、2016年の春に改定され、条件が緩和されました。広さに関しては、「1人あたり3.3平方メートル以上」にまで緩和されたので、これは「ワンルームマンションでも民泊をやっていいよ」というほのめかしだと、業界は沸き立ちましたが…。しかし、(詳細は割愛しますが)消防設備や用途地域における変更は未だなされていないので、どのみち一般家庭が基準を満たすのは、ほとんど不可能なのです。どれほど高いカベかと言えば、Airbnb(エアビーアンドビー)に登録されている自宅民泊物件の99パーセントは、旅館業法の規定をクリアしていないと言われいるほど。

3−2.旅館業法もAirbnb(エアビーアンドビー)も、大目には見てくれるが…。

Airbnbは、民泊物件として登録する基準を、特に設けていません。「地域の自治体の許可を得てください」といった記述はありますが、特にそれを証明する必要もなく、無視しても咎められることはありません。そのためほとんどの民泊ホストは、自宅のままで民泊運営をしています。

あなたの自宅民泊が簡易宿所の規定を満たしていないという事実が、地方自治体に漏れるなら、あなたは制裁を受ける可能性があります。しかし、これに関しても、咎められた事例はほとんど無いのです。これは、Airbnbサイトのシステムが一定の匿名性を保っている(予約した人にしか詳しい住所はわからない)ため、自治体が個々の民泊施設を突き止め難いためですね。また、日本政府はアベノミクス(経済成長政策)の一環として、外国人旅行者を受け入れられる宿泊施設をどんどん増やしたいと考えているため、自宅民泊を咎める気が薄いのです。法律のほうをゆるくして、自宅民泊を「シロ」にしようとしているくらいなのです。

とりあえずは、一安心といったところですが…。

3−3.厄介なのは、あなたの家の大家さんと、マンションなどの管理組合!

しかしやはり、一安心とは言っていられないのです!

ご存じですか?一般的に賃貸物件というのは、「また貸し」が禁止されています。あなたが賃貸契約でその家を借りているなら、それをさらに民泊ゲストに有償で貸すことは、許されていないのです。あなたがその規則を破るなら、立ち退きを命じられたり、損害賠償を請求されたりする恐れがあります!

ただし、交渉してみる価値はあります。中には懐の広い大家さんもおり、「民泊をやってみたいんですが良いですか?」ときちんと申告すれば、許可を出してくれることもありますよ。また近年は、Airbnb(エアビーアンドビー)が巨大市場になったために、「民泊許可物件」を銘打つ不動産も増えてきています。

あなたの家が賃貸でなければ、また貸しにはならないので安心ですね。しかし、まだ懸念があります!集合住宅の場合はやはり規制があり、マンションなどの管理組合が、民泊経営を禁止していることが多いのです。法律的には、分譲(購入した)物件であれば民泊を咎められる筋合いは無いはずなのですが、やはり集合住宅の同居住民などから反対の声が大きいなら、ローカルルールが適用され、規制されてしまうのが実情ですね。

3−4.ルールよりもマナーが大事!カベを超えられる可能性はある。

上記のように、日本の一般家庭において民泊を営むことは難しい世相となっています。しかし、外国人留学生を受け入れるようなホームステイは、昔からずっと存在し続けていますよね。日本政府がホームステイ型民泊を経済成長に取り込もうとしている政策も相まって、「法律を守るかどうか」はあまり重要ではありません。法律を守っていなくても、近隣住民に迷惑さえ掛けていなければ、民泊運営を咎めれるようなことはほとんど無いのです。整理してみましょう。

ケース1 持ち家で一軒家の場合:安全度90パーセント!かなり自由に民泊経営をすることができます。咎められることは少ないです。
ケース2 賃貸で一軒家の場合:安全度70パーセント。大家さんに問い合わせてみましょう。民泊経営の許可が得られれば、自宅民泊は充分に可能です。
ケース3 持ち家でマンションの場合:安全度50パーセント。マンションの管理人さんに交渉してみましょう。騒音やゴミ問題に徹底対処するなどの条件付きで、認めてもらえる可能性はあります。
ケース4 賃貸でマンションの場合:安全度0パーセント。大家さんにもマンション管理組合にも無許可で営むなら、どうにかならないとも言えませんね。が、見つかったときのリスクは甚大なので、まったくオススメできません…。

4 自宅マンションでも民泊をやりたいなら、留学ホームステイがねらい目!

安全度が50パーンセントや0パーセントのあなたでも、民泊を営むチャンスはあります!Airbnb(エアビーアンドビー)などの現代民泊は厳しいですが、昔ながらの留学ホームステイ民泊なら、可能かもしれませんよ。

4−1.留学ホームステイ民泊が咎められるケースはほとんど皆無に等しい!

外国人留学生をもてなすホームステイの場合、慈善行為的な側面(イメージ)が強いため、マンションの管理組合も大家さんも、地方自治体も法律も、あまり咎めてはいないのです。法律的にはこれらも「クロ」なのですが、留学生ホームステイが処罰された話は、およそ聞いたことがありません。そのため、「賃貸かつマンション」という住環境でも、自宅民泊が営める可能性はありますよ。

4−2.報酬の無い仲介機関が多い点が、留学ホームステイ民泊の難点…。

ただし、留学ホームステイ民泊の場合、報酬を出していない仲介機関が多いのが難点ですね…。いくつもの仲介機関があるので、近くの大学や語学学校に赴くか、または「○○県 ホストファミリー募集」などとインターネット検索をして、調べてみてください。あなたのマンションの空き部屋も、民泊で有効活用できることでしょう!

民泊スタートアップnaviでは、民泊運営の選択肢をAirbnbに限定せずに幅広く提案・解説しています。留学ホームステイについて特集した記事もありますから、トップページから探して、あなたの民泊ライフにご活用ください。

まとめ。


【「儲かる!」に誘惑されたなら、民泊経営はやらないほうがいい!】

  1. ホームステイ型民泊の場合、月収は50,000円程度。2人客が多い月などは10万円近くにもなるが、稼働率の低い月は30,000円に満たないかも。
  2. 自宅民泊は不動産業ではなく接客業。「楽して儲かる!」はマユツバで、やることはいろいろあることを覚悟したうえで、営んだほうが良い。
  3. Airbnb民泊の場合、予約問い合わせへの対応は、通常のホテル検索サイトよりも大変!数通の質問メールに対応したうえで確定するのが一般的。
  4. 外国人などは時差の関係上真夜中にメールしてくることもあるし、稼働率アップのためにはなるべく早めに返信することがセオリー。すると、24時間体制で待機し続けるようなもの。英語力だって求められる。
  5. ゲスト来客後は、ホテルのコンシェルジュのようにマルチに対応。困りごとや質問ごとに応じてあげる必要がある。
  6. そうした待機や作業を時給に換算するなら、200円そこらになってしまうかも…?
  7. しかし、ゲストとの交流やおもてなしを楽しめる人なら、「低賃金」とは感じない!趣味感覚で営める人に、自宅民泊は向いている。

【自宅の空き部屋で民泊運営。メリットはこんなにたくさん!】

  1. 自宅にいながらにして、しかも無料で、いや、お金を貰いながら、英語の勉強ができる!
  2. 様々な国の文化について知ることができる。英語がつたなくても、お土産やゲストの立ち振る舞い、写真を見せてもらうことで知れるものがある。
  3. 様々な国のお友達を作ることができる。交流しているうちに、お友達になっていくでしょう。FacebookのID交換などしておくと、相手の国に訪問するようなときにも助けてくれるかも?
  4. コミュニケーション能力を磨くことができる。相手に配慮することも大切だし、適度に自己主張することも大切。そのバランス感覚が培える。
  5. 家の中がいつもキレイに保たれるようになる。家族みんなが整頓上手になっていくハズ。
  6. 家の中がアップグレードされていく。「ゲストのために」という口実で、カーペットを新調したり大画面のテレビに買い替えたりなどが促進されていく。
  7. 孤独を感じなくて済む。民泊ライフは、毎日お友達が家に遊びに来てくれているようなもの。飲み代など払わなくても語らいの時間が作れる。

【自宅民泊に立ちはだかるカベ!管理組合と大家さんを説得できるか?】

  1. 法律についても一通り勉強しておこう。旅館業法の面から言えば、一般家庭での民泊運営は、「クロ」…。
  2. かといって、大きな問題さえ起こさなければ、地方自治体やAirbnb(エアビーアンドビー)から咎められるようなことはほとんど無い。
  3. 厄介なのは、あなたの家の大家さんと、マンションなどの管理組合!賃貸でありマンション(集合住宅)であるなら、四面楚歌のような窮状で、民泊は厳しいかも。
  4. ルールよりもマナーが大事!大家さんにせよ管理組合にせよ、丁寧に交渉すれば認めてくれる可能性もある。マナーよく過ごしていれば、旅館業法的に「クロ」でも、容認してもらえることはある。

【留学ホームステイなら賃貸マンションでも営めるかも!】

  1. 自宅マンションでも民泊をやりたいなら、留学ホームステイがねらい目!近くの大学に問い合わせたりネット検索をして、ホストファミリーの登録機関を探してみよう。
  2. 留学ホームステイ民泊が咎められるケースはほとんど皆無に等しい!慈善行為のようなイメージがあるため、同じ民泊でも社会の印象は良い。
  3. 報酬の無い仲介機関が多い点が、留学ホームステイ民泊の難点…。報酬をくれる機関もあるので、よくよくリサーチしよう。

コチラも要チェック!【民泊スタートアップnavi実践マガジン】好評配信中!

ネット上では公開できない超実践的ノウハウや、民泊業界の最新情報を配信!セミナー動画、音声講座、メール講座を今なら無料でプレゼント!

メールアドレス
お名前(ハンドルネーム可)