Airbnb(エアビーアンドビー)で民泊ホストというのをやってみたいけれど、最後の一歩が踏み出せない…そんな人が気に病んでいるのは、トラブルへの懸念ではないでしょうか。

見知らぬ人を泊めたら、どんなトラブルがあるんだろう?外国人ってどんなことを考えているんだろう?トラブルの度が過ぎれば、家を追い出されたり、賠償請求されたりすることもあるんじゃない?トラブルが起きたとき、どうやって対処すれば良いの?

当ページでは、エアビーアンドビーでよく耳にするトラブルを、ゲスト来客までの時系列を追って、わかりやすく解説します。もちろん、トラブルの解決方法や防止策も併せてお伝えしますので、あなたの不安は解消することができるはず!最後の1歩を踏み出すために、ご活用くださいね。

1 予約からチェックインまでによくあるトラブル集。


まずは、民泊ゲストがチェックインする前までの期間に起こるトラブルについて、紹介していきます。なお、営んでから気づくことですが、予約決定までのゲストとのやりとりは思いのほか時間と労力がかかるので、ご注意ください。

1−1.予約が全然入らない!

危険度:★★★★★ 発生頻度:★★★★

これを「トラブル」と呼んでよいかは微妙なところですが、困りごとの一つではありますし、最も重要なことですから触れておきましょう。予約が入らないのは、幾つか要因が考えられます。

1−1−1.英語のリスティングを書いていないのでは?

Airbnb(エアビーアンドビー)を活用した宿泊は、日本人にはあまり普及していませんが、世界規模ではとても盛況で、なんとなしにホストを開始しても、そこそこ予約が入るハズ。それなのに全然入らないとなると、ターゲットの大半である外国人にあなたのリスティングが読んでもらえていない可能性が考えられます。

リスティング(お部屋の紹介ページ)を作成する際、日本語のものだけでなく英語でも作成しましたか?日本語による記載だけでも、エアビーアンドビーサイトの自動翻訳機能によって外国人も読めないことはないのですが、いかんせん自動翻訳の内容は稚拙なため、内容を理解できていないか、または自動翻訳の稚拙な言葉を見て、読む気が失せているかも…。

解決方法はとてもシンプル。英語でもリスティングを記載するようにしましょう。英語が苦手なら、翻訳サイトや辞書アプリなど使いながら、シンプルな英語を心がけるようにしてみてください。または、英語に詳しい友人知人に協力を頼むと良いですよ。

1−1−2.値段が高すぎるのでは?

Airbnb(エアビーアンドビー)ホストに不慣れな人(レビューのぜんぜん付いていない人)が他より高い値段で部屋貸ししていたら、やはりゲストは予約をしてはくれませんね。エアビーアンドビーの相場はどんどん下がり続けています。今(2016年夏)の相場に合わせて値付けをしましょう。

  • ホームステイ型の個室:1名1泊2,000〜2,500円。
  • まるまる貸切の小型:2名1泊3,000〜4,000円。(清掃料金3,000円)
  • まるまる貸切の大型:4名1泊8,000〜9,000円。(清掃料金5,000円)
  • シェアルーム型:1名1泊1,200〜1,500円。

さらに、オープンしたばかりで経験も実績(カスタマーレビュー)も乏しいなら、「開店セール」をすべきです。ほとんどすべてのホストがそうした期間を経て、経験とレビューを積み重ねていますよ。開店セール価格は、上記の金額からさらに2〜3割引きくらいを目安に。ゲストユーザーが「お!」と思えるような価格にしなくては意味がありません。

また、6月や9,10,11月、2月などの海外旅行オフシーズンは、この価格でも厳しくなってきています。個室でも1500円くらいまで下げる必要があるかもしれません。

1−1−3.競合過密地域で開業してしまったのでは?

Airbnb(エアビーアンドビー)のノウハウサイトを見ると、「とにかく人気エリアで開業すべし!」とばかり書かれています。東京や大阪、京都、沖縄、空港周辺のエリアなどですね。たしかにこれらのエリアは、宿泊ニーズが圧倒的に多いのですが、ライバルホストの数もまた、非常に多いのです!

東京などはすでに、儲からないために撤退しはじめたホストが増え始めているくらいで、人気エリアでの競合は過剰ですから、地域はよくよく考えて!

1−2.ゲストが訪問途中で迷子に!

危険度:★★★★ 発生頻度:★★★

ゲストがあなたの民泊施設に訪れる際、迷子になってしまうことは少なくありません。それは頷けるけど、危険度が★★★★!?と驚かれたかもしれませんね。

ゲストが近辺で迷子になった場合、警察に助けを求めてしまったり、近隣住民に声をかけてしまったりすることがあります。これにより、あなたがAirbnb(エアビーアンドビー)民泊を営んでいるという事実が警察やご近所に知られてしまうことで、大事に発展する場合があるのです!無許可での民泊営業に対して罰金や経営差し止めを言い渡されてしまうかもしれませんし、ご近所さんに嫌われてしまったり、自治会を通じてエアビーアンドビーの停止勧告をされてしまったり、するかもしれません。

これを防ぐためには、パソコンの画像ソフトを駆使して、わかりやすい地図を作成し、ゲストに見せましょう。地図だけでなく言葉での説明(赤い看板を右に曲がって、など)や、写真も添えると良いです。

また、わかりやすい地図を用意してもなお、迷ってしまうゲストは少なくないです!そうした場合、駅などわかりやすい場所までお迎えに行くと良いでしょう。

1−3.ゲストが連絡も無しに待ち合わせの時間に大遅刻!

危険度:★★ 発生頻度:★★★

そうして駅や公園に迎えに行くことにすると、今度は「ゲストが待ち合わせに遅刻する」というトラブルが起きることになります!Airbnb(エアビーアンドビー)民泊の場合、ゲストは外国人であることが多く、異国の日本では携帯電話の電波が繋がらない人が多いため、音信が取れないのでなおさら厄介なことに!

たとえば、飛行機が遅れることはわりと頻繁にあるのですが、遅れても彼らは、それをホストのあなたに伝えることができないのです。するとあなたは、連絡もないまま1時間も2時間も待ちぼうけさせられてしまうことも…。

これを防ぐためには、待ち合わせの時間を決める際、飛行機の到着時間を尋ね、ゆとりを作って時間設定してください。飛行機が遅れると宿泊施設に向かう前に腹ごしらえをしたくもなるでしょうから、そうした時間も計算に入れましょう。また、駅や大手コンビニ、スターバックスなど、待ち合わせの場所をフリーWi-Fiの電波の飛んでいる場所に選ぶと、待ち合わせ場所で互いに右往左往するようなことは防ぎやすくなりますね。

1−4.たどり着けないゲストが予約をキャンセルしてきた!

危険度:★★★ 発生頻度:★

ゲストが道に迷ってあなたの民泊施設にたどり着けなかったとき、予約のキャンセルを要求してくるケースがあります。そんなのってアリなの!?とビックリしますしゾっとしますが、状況によってはキャンセルに応じ、返金をしなくてはなりません…。

1−4−1.地図や道がわかりづらかった場合、返金に応じる義務がある!

たとえば、あなたが民泊施設までの地図を用意していなかった場合。また、地図は用意してあれどもあなたの民泊施設がわかりにくい場所にある場合は、「ゲストはキャンセルと返金を請求する権利がある」と、Airbnb(エアビーアンドビー)のゲスト返金ポリシーに定められていることを知っておきましょう。

1−4−2.明らかにゲストに非があるなら、要求されても突っぱねよう。

上記のようにホスト側に不明瞭さがあった場合は、キャンセルと返金の権利が、ゲストに生じます。しかし、ホストに非が無いなら、ゲストに要求されても、ゲストが怒っていても、それに服従する必要はありません。

たとえば、「終電に乗り遅れて民泊施設にたどり着けないからキャンセル・返金してくれ」と言われたとしたら、それはホストには責任がありませんから、服従する必要はありませんよね。ただし、空港からあなたの民泊施設までの所要時間などはあなたもあらかじめ把握しておき、「夜中にチェックインするつもり」と言うゲストには、「間に合わない恐れがありますから他のホストを選んだほうが良いかも?」などと注意喚起してあげるのが親切ですよ。

2 ゲスト滞在中によくあるトラブル集。

続いて、ゲスト滞在中に起きうるトラブルについて解説していきましょう。なお、あまりにトラブルが多いなら、ゲストの選別も行ったほうが良いかもしれませんね。

2−1.カギやポケットWi-Fiを紛失された!

危険度:★★★★ 発生頻度:★★

備品を、特にカギやポケットWi-Fiを紛失してしまうゲストは少なくありません。

まずはカギについて。カギをゲストに渡さないという方法もありますが、すると今度は四六時中留守番をしていなくてはならなくなるので、悩みどころです。やはりカギは渡したほうがスムーズではありますが、紛失対策は講じておきましょう。まず、カギに長めのヒモを付けて、カバンにくくりつけたり首から提げられるようにしておくのはどうでしょうか?次に、合カギを豊富に用意しておくことが大切ですね。ゲストに渡す分以外にさらに2つくらいはスペアがあると良いです。

ポケットWi-Fiは、無償で貸与するのがもはや当たり前のような風潮になってきています。これを失くされた場合、端末代で10,000〜20,000円くらいの損失にはなるでしょう。対策としては、デポジット(一時預かり金)を徴収するのが良いかもしれません。レンタル自体は無償でも1,000円程度のデポジット金を預かっておくことで、ゲストは自然と、機器の扱いに慎重になります。次に、Airbnb(エアビーアンドビー)社が保証制度を設けてくれていることを把握しておきましょう。民泊ホスト時の紛失被害に対して、ゲストからもしくはエアビーアンドビー社から弁償が下りますので、これを活用しない手はありません。

カギやポケットWi-Fi以外の備品についても、同じことが言えます。家から持ち出す場合にはデポジットなどを設けて慎重さを促し、そして有事の際にはエアビーアンドビーの保証制度を活用して損害をカバーしましょう。

2−2.宿泊人数を偽られた!

危険度:★★★★★ 発生頻度:★

1名での予約だったはずが、何人もの外国人がぞろぞろと!?

驚いてしまいますが、このようなことが実際に起きています。起きていますが、それはもっぱら家主不在型の民泊におけるもので、常にホストが滞在しているホームステイ民泊では、このようなことはまず起こりません。

このトラブルが厄介なのは、宿泊収入を損するだけでは済まないということ!ワンルームのアパートから5人も6人もの外国人が出入りしているのを近隣住民が目撃すると、外国人の不法滞在や犯罪利用などを疑われ、ホストのあなたが訴えられることが起こりえます。

家主不在型民泊の場合、監視ができないため、こうした詐欺を完全に防ぐことは困難です。できるとすれば、「万が一サギを働かれた場合には100万円の罰金です!」などとリスティングで注意喚起することくらいでしょうか。

2−3.ゲストに口説かれた!セクハラや性的被害を受けた!

危険度:★★★★★ 発生頻度:★★

口説かれるということと性的被害とでは危険度や発生頻度に大きな差がありますが、性的被害を前提として★★★★★としています。

Airbnb(エアビーアンドビー)は、ホストだけでなくゲストユーザーにもID認証を義務付けているため、派手な犯罪が起きることはまずありません。しかし、あらかじめIDを捨てる覚悟でそうした悪行を働こうとする人はゼロではないため、警戒はしましょう。

あなたが女性ホストであるなら、セクシュアルなトラブルへの懸念は抱いておくべきですね。まず、女性一人でホストを行うのは控えたほうが良いです。また、家族の中に若い女性がいる場合も、ホストや年配者が彼女たちの身を守ってあげてください。ゲストの前では肌露出の高い恰好をさせないようにしたり、下着を干す場所なども気をつけましょう。

2−4.ゲストのマナーが悪すぎる!

危険度:★★★〜★★★★ 発生頻度:★★★

Airbnb(エアビーアンドビー)民泊のトラブルに関する報道でよく取り上げられているのは、もっぱらゲストのマナーの悪さに関するものですよね。これにはいくつかの事例があります。

  1. チェックアウト後の部屋が汚すぎる。
  2. 禁煙と約束しているのにベランダでタバコを吸われた。
  3. ゴミの分別をせずにゴミ置き場に出された。
  4. 壊れたスーツケースなど、粗大ゴミが部屋に放置され、始末に費用が掛かった。
  5. トイレが詰まって、そのまま放置された。
  6. エアコンや電灯を点けっぱなしにするらしく、電気代が高騰した。
  7. バスタオルなどのアメニティを持ち帰られた。
  8. チェックアウトの時間を守ってくれない。

他にも報告事例は種々ありますが、上記の8つあたりは様々なところで報告されており、要注意なトラブルと言えます。

どう対策すれば良いのでしょうか?これらのトラブルは、ほとんどのケースにおいて、家主不在型の民泊物件で起きているのです。そのため、あなたがホームステイ型の民泊を営むならあまり気に病む必要はありませんし、リスティング(エアビーアンドビー上の施設の詳細ページ)やルールブックで説明さえすれば、特に大きな対策も必要ないでしょう。

家主不在型の民泊を営む場合、「監視者がいない」という環境のため、どうしてもルーズなユーザーが寄ってきやすいということを覚悟してください。各種トラブルは、但し書きをするだけでは全く防ぎ切れていないのが実情です。上記トラブルのうち、近隣住民を巻き込む(近隣住民にも迷惑をかける)ものに関しては、近隣住民からもクレームが入り、即時立ち退き、訴訟問題、罰金などに発展する可能性があります。家主不在型民泊には常にこうした大きなリスクが付きまとうことを覚悟のうえで、経営を検討しましょう。

2−5.ゲストからのヘルプコールが多すぎる!

危険度:★★ 発生頻度:★★★

これは、どちらかと言えばトラブルに遭遇しているのはゲストのほうで、その救済に呼び出されることで時間を奪われたり仕事に支障が出たり…といったことです。ゲストから「助けてー」と言われるような内容にはこんなものがあります。解決策がそれぞれ異なるので、個別にトピックを設けましょう。

  1. カギを失くして中に入れない!
  2. Wi-Fiが繋がらない!
  3. エアコンやコンロの使い方がわからない!

2−5−1.カギを失くして中に入れない!

ゲストが外出中にカギを紛失してしまい、民泊家屋に入れなくなってしまうことがあります。ホームステイ型の民泊ならホストファミリーが開けてあげれば済むことなのですが、家主不在型民泊の場合、大ピンチ!野宿をしなければならなくなってしまいますからね!

こんな事態を防ぐためには、合カギをあらかじめ、ポストの中などに複数入れておくことです。ゲストから連絡があったらその旨を伝え、合カギでしのいでもらいましょう。しかしこの対策には欠点があり、常にポストに合カギを入れておくと、不審者に悪用されてしまう懸念があること…。

2−5−2.Wi-Fiが繋がらない!

提示されたパスワードを入力しても、Wi-Fiが繋がらないことがあります。一番多い要因はパスワードの打ち間違えで、aとd、nとh、9とqなどが誤読されやすいです。パスワードは手書きにはせず、パソコンでタイプした文字で示すことにより、かなり防げるハズ。

他にも、機器同士の相性の悪さや、ちょっとした電波の不具合によって繋がらないことがあるのですが、これらはどうにも解決できないことがあり、完全解決はあきらめましょう。

この事例についても、家主不在型民泊の場合、電話口からの説明だけでは何が原因で起きているものか掴めず、また機器の再起動なども行えないため、ゲストからのクレームトラブルに発展しやすくなっています。

2−5−3.エアコンやコンロの使い方がわからない!

日本の家電は、オーディオ機器を除けばたいてい、「電源」「暖房」などと表示が日本語となっていますね。Airbnb(エアビーアンドビー)ユーザーは外国人が多いため、買ったままのものを民泊ゲストに提供すれば、「これはどう使えばよいんだ!」ということになってしまいます。リモコンや機器に英語表記のシールなど張り、わかりやすいように工夫しましょう。

また、コンロや電気が点かないというトラブルが!これは、ブレーカーが落ちてしまっていたり、ガスの元栓を前のゲストや清掃スタッフが閉めてしまったようなときに起こります。解決策としては、ルールブックにブレーカーの位置や復旧方法を記載しておくことでしょうか。

この事例に関しても、ホームステイ型民泊ならホストがすぐに解決できるためトラブルというトラブルでもなく、家主不在型民泊の場合に大きな問題に発展します。

2−5−4.とにかく家主不在型民泊ではトラブルが起きやすい!

くどいようですが、かなり多くのトラブル事例が、ホームステイ型民泊であれば大した問題にならずに解決できてしまうものなのです。家主不在型民泊であるがゆえに解決が図れず、大問題へと発展します。

実際問題として、巷で「民泊はトラブルが多い!」などと非難されるとき、その大部分は家主不在型民泊で起きている出来事に過ぎません。あなたが営みたいのがホームステイ型民泊なのであれば、あまり心配は要りませんのでご安心を。逆に、家主不在型の民泊を営もうと考えている人は、「たった1ヵ月すらトラブル無しに過ごすことはできない」と肝に銘じてください。

2−6.話好きのゲストに付き合って疲弊してしまう…。

危険度:★★ 発生頻度:★★

民泊ゲストの中には、ホストとの会話・交流を非常に強く求めている人がいます。それが民泊の特徴であるゆえ、交流事態は拒まず受け入れるべきでしょう。

しかし、中には、過剰におしゃべりなゲストが!彼らのペースに合わせていると、何時間も、または深夜遅くまで付き合い続けなければならないことが、あるのです。たまにはそういうことがあっても楽しいですが、連日のように続くと、さすがに疲弊してしまうでしょうし、家事や生活に支障が出てしまうでしょう。

解決策として、「切り上げたいな」と感じたら、電話が掛かってきたフリをして席をはずさせてもらうのはどうでしょうか?これなら、相手の気分を害することなく会話を打ち切ることができますね。

「交流は楽しむが疲弊しすぎないようにする」というバランス感覚は、なかなか難しいものがありますが、経験の中で培っていきましょう。

3 番外編:民泊代行業者にまつわるトラブル!

民泊でのトラブルというと、ゲストとの間に起こるものや近隣住民との間に起こるものを連想しますが、それだけとは限りません。トラブルとはまた違うかもしれませんが、民泊代行業者とのかかわりの中で起こる問題があるので、最後にそれを紹介します。

3−1.「絶対儲かる!」と言われたのに赤字が続く…。

この事例は、実は非常に多くの投機型ホストが悩まされており、事前に充分な検討や対策が必要です。

「家賃10万円の物件なら月収30万円!」などと民泊セミナーやノウハウサイトは言いますが、そこには数字のカラクリがあることを知っておきましょう。

月収30万円を得られたとしても、そのうちの1/3ほどの額は民泊代行業者が徴収していき、さらに10万円は家賃で消えます。ホストはさらに、残った10万円の中から光熱費や家具家電のローンを払い…。となると、ホストの手元に残るお金は、数万円が関の山といったものなのです!

3−2.清掃が行き届いていなくてゲストからクレームが!

ほとんどの民泊代行業者は清掃の代行も行っており、「キメの細かいサービスが自慢です!」などと胸を張っている業者も少なくありません。しかし実は、民泊代行業者はさらに他の清掃業者に外部委託しているケースが多く、物件の勝手も知らないスタッフが清掃を行っていることがあります。

こうしたことから、清掃が満足に為されない状態でゲストのチェックインを迎えることがあり、もちろん、「どうしてキッチンに汚れた食器が放置されてるのよ!」とゲストにクレームされる事例が少なくありません。近年は、こうした問題が起きた場合に清掃代行料金を返金すると言う代行業者もありますが、それで安心することはできませんね…。なぜかと言えば、ゲストはあなたのリスティングに「こんな問題があった!」という怒りのレビューを残しますから、あなたの民泊の評判はガタ落ちです…。

3−3.トラブルが怖いなら、ホームステイ型民泊を選ぼう。

民泊代行業者の中には、トラブル時のクレーム対応まで肩代わりするところがあります。そこまでしない業者も、「民泊トラブルは心得ているので任せてください!」と胸を張りますが、ちょっと待って!

「トラブルが怖いから民泊代行業者に委託する」という考え方は、逆効果です。それは、家主不在型民泊だとトラブルの発生頻度が圧倒的に高いため。問い合わせ対応も掃除も接客対応もあなた自身で受け持ったほうが、たとえホスティングに不慣れであっても、トラブルは圧倒的に減らせますよ。

民泊スタートアップnaviでは、特にエアビーアンドビー民泊にまつわるノウハウや基礎知識を、非営利団体ならではの正確さ・公正さで徹底解説しています。お好みのテーマの記事をトップページから探し、あらためて民泊について学習してみてください。

まとめ。

【予約からチェックインまでによくあるトラブル集。】

  1. 予約が全然入らない!
    要因1:日本語のリスティング(施設の詳細ページ)しか書いていないのでは?
    解決策:日本語だけでなく英語でもリスティングを書こう。ユーザーの大部分は外国人。
    要因2:宿泊の値段が高すぎるのでは?
    解決策:民泊相場は年々値下がりしている。相場(2016年夏時点)に合わせて値下げしよう。
    ●ホームステイ型の個室…1名1泊2,000〜2,500円。
    ●まるまる貸切の小型…2名1泊3,000〜4,000円。(清掃料金3,000円)
    ●まるまる貸切の大型…4名1泊8,000〜9,000円。(清掃料金5,000円)
    ●シェアルーム型…1名1泊1,200〜1,500円。
    要因3:競合過密地域で民泊を開業してしまったのでは?
    解決策:ニーズの高い地域は競合ホストも多い!開業地域はよく検討して。
  2. ゲストが民泊施設への訪問途中で迷子に!
    解決策:わかりやすい地図を作成して予約成約時に提示しよう。それでも迷うゲストがいるので、駅などに迎えにいける態勢を作っておこう。
  3. ゲストが連絡も無しに待ち合わせに大遅刻!
    解決策:飛行機が遅延したりすることも考慮のうえ、時間の余裕をもって待ち合わせ時刻を決めよう。
  4. 家までたどり着けないゲストが予約をキャンセルしてきた!
    ケース1:地図や道がわかりづらかった場合、返金に応じる義務がある!覚悟すべし。
    ケース2:終電に乗り遅れた場合など、明らかにゲストに非があるなら、要求されても突っぱねよう。

【ゲスト滞在中によくあるトラブル集。】

  1. カギやポケットWi-Fiなどを紛失された!
    解決策1:カギは、長いヒモをつけて首やカバンに提げられるように工夫しよう。
    解決策2:ポケットWi-Fiは、デポジット(一時預かり金)を設けることでゲストに気を引き締めさせよう。有事の際は、エアビーアンドビーの用意している保証制度を活用しよう。
  2. 宿泊人数を偽られた!
    解決策:家主不在型民泊で起こることだが、完全に防ぐのは難しい。リスティングに「サギを働いたら100万円罰金!」などと注意喚起しよう。
  3. ゲストに口説かれた!性的被害を受けた!
    解決策:女性一人の家庭でホストをするのは控えよう。また家族に若い女性がいる場合、露出の高い恰好を控えさせたり下着を見えない場所で干したり、対策を講じよう。
  4. ゲストのマナーが悪すぎる!このようなマナートラブルが多く報告されている。
    (1)チェックアウト後、部屋が汚すぎる。
    (2)禁煙ルールなのにベランダでタバコを吸われた。
    (3)ゴミの分別をちゃんとせずにゴミ置き場に出された。
    (4)壊れたスーツケースなど、粗大ゴミが部屋に放置され、始末にお金が掛かった。
    (5)トイレが詰まって、そのまま放置された。
    (6)エアコンや電灯を点けっぱなしにするらしく、電気代が高騰した。
    (7)バスタオルなどのアメニティグッズを持ち帰られた。
    (8)チェックアウトの時間が守られない。
    解決策:家主不在型民泊では監視者がいないため、こうしたマナー違反を防ぐのは難しい。覚悟のうえで営むしかない。ホームステイ型民泊の場合、ほとんど起きないのであまり心配はいらない。
  5. ゲストからのヘルプコールが多すぎる!このような理由がある。
    (1)カギを失くして中に入れない!
    解決策:合いカギをポストの中に入れておき、それでしのいでもらう。
    (2)Wi-Fiが繋がらない!
    解決策:パスワードの誤読が多いので、手書きではなくタイプ文字で提示しよう。機械の不具合による接続エラーは完全には防げないのであきらめるしかない。
    (3)エアコンやコンロの使い方がわからない!
    解決策:日本語の表示しかない機器には、英語表記のシールなど貼ろう。ブレーカーやガス元栓の場所・復旧方法をルールブックに記載しよう。
    ※注意:とにかく家主不在型民泊ではトラブルが起きやすいことを知ろう!
  6. 話好きのゲストに付き合って、疲弊してしまう…。
    解決策:電話が掛かってきたふりをして切り上げるのがスマート。適度な付き合い加減を、民泊を経験しながら培っていこう。

【番外編:民泊代行業者にまつわるトラブル!】

  1. 「絶対儲かる!」と言われたのに、赤字が続いてしまう…。
    解決策:代行業者の皮算用を鵜呑みにしないで!月収30万円でも経費が25万円かかる。それを見越して経営の計画を立てよう。
  2. 清掃が行き届いていなくて、ゲストからクレームが入った!
    解決策:民泊(清掃)代行業者に頼らないほうが無難。
    ※注意:「トラブルが怖いから民泊代行業者に頼る」のではなく、トラブルが怖いならホームステイ型民泊を選ぼう。無知な人がホストをやるとしても、代行業者に委託するよりもトラブルは少ない。

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