Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊で外国人と接していて、一番気になることは、マナーの違い、およびマナーの違いによって引き起こされるトラブルではないでしょうか。

私たち日本人は、世界でも有数に(同じ先進国である欧米と比較してもなお)マナーに敏感な国であるため、外国人の粗野がなおさら目についてしまうのです。

街で見かけるだけならまゆをひそめて終わりですが、自分の家でマナー違反を犯されると、汚れや破損、近隣トラブルを被りかねませんね。

民泊ゲストとして交流する外国人にはぜひ、日本のマナーについても積極的に教えるようにしていきましょう。

あなたの家を清潔・快適に保つためだけだなく、日本全体の美観を保つためにも、できることで一役買うのはいかがでしょうか?

1 話せばわかる!マナーを教えることの重要性を、まずは理解しよう。

外国人 日本 マナー 指導 重要

Airbnb(エアビーアンドビー)がニュースやメディアで取り上げられる機会が増えて久しいですが、その話題の半分くらいは、外国人のマナートラブルを嘆くようなものかもしれません。

私たちはそれを見て、呆れたり嘆いたりしますが、でもちょっと待って!他者を責める前に、先にやるべきことがあるのでは!?

1−1.「言わなくても察してよ」の日本人心理は、逆に外国人を困らせている。

そうなのです。呆れたり嘆いたり、影でこそこそ悪口を言ったりする前に、マナー違反を犯してる当事者に対して、はっきり「マナー違反ですよ」と注意してはどうでしょうか?

近年、「KY」という言葉が流行語になったように、もともと日本人は、「言われなくても空気で察するべき」という精神的な習慣があります。

しかしこれはあくまで日本の文化であり、1日前1ヵ月前に日本に来たばかりの外国人に同じことを求めるのは、酷というものです!彼らは日本の文化を知りませんし、そもそも価値観が異なりますから!

外国人からすれば、「素直に言葉にしない」という日本人の対人態度こそが、他人を困らせる厄介なものだと悩ましげに思われています。すると、私たちもまた、「世界マナー」を知り、使いこなせるようにすべきでしょう。

1−2.「だらしない」のではなく、「マナーが違う」だけかも?

マナーの悪い人たちを見て、私たちは「だらしないな」と感じてしまいがちですが、そうとも限らないのです。

彼らの中には、「マナーを守る意図がない」わけではなく、「自国のマナーに従っている」ケースもあります。

そうした人の場合は特に、「日本のマナーはこうですよ」と優しく言うだけで、驚くほどあっさりと、改善されるでしょう!

1−3.日本はそもそも、マナーや清潔観念の過剰な国。

外国人のマナーの粗野が目についてしまう理由の一つがこれです。

日本はそもそも、マナーや清潔観念に対して、並外れて敏感なのです!

これは、敏感過ぎて「過剰」とも言えるレベルで、たとえば、「除菌にこだわり過ぎるゆえにかえって健康を害している」といった警鐘を、健康情報番組などで目にしたことがあるでしょう。

日本人に自殺やストレス病が多いのも、マナーに厳しすぎるがゆえという指摘がありますね。

私たちは、外国人ゲストに対して日本の一般マナーを教えるのと同時に、彼らの「ユルさ」を怒らず気にせず受け止める寛容さを、学ぶ必要があるかもしれません。外国人と交流するうえで、そのような気構えはとても重要です!

2 家庭でのマナー、何を教えるべき?

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それでは次は、シーン別で具体的なマナーの話をしていきましょう。

最初は家庭でのマナーを取り上げます。あなたの家近所でトラブルが起きないように、またあなたの家で破損・汚染が起きないように、まずは最も身近なマナーを教えることから始めたいですね。

2−1.話し声のトーンを抑えてもらおう。

外国人ゲストを家に招いたときにまずびっくりするのが、「物音を立てる度合い」ではないでしょうか?まるで、子供が一人増えたみたいな…(笑)。

これは、やはり国ごとの気質や文化の違いが大きいのです。日本人は「やまとなでしこ」のような雅(みやび)な文化を持っており、特に上流階級でなくても少なからずの穏やかさを身に着けています。

しかし、「隣の部屋に聞こえないようにしゃべる」「音を立てずに歩く」といった観念は外国人には乏しいため、どうしても彼らの振る舞いががさつに感じてしまうでしょう。

言動のすべてを静かにしてもらうよう教えるのは厳しいですが、話し声のトーンだけは抑えるように徹底してもらいましょうか。とは言え、「静かに話すのが日本のマナー」と教えてもぴんとこないと思われるので、「近隣からクレームが来るから」「日本の家屋は木造で防音性能が弱いから」といった理由を添えて、静かに話すことを徹底してもらうのが良策です。

2−2.クツを脱ぐ場所をきちんと教えよう。

近年は、外国でもクツを脱ぐ構造の家が増えてきています。が、まだまだ土足で生活している人は多いですし、日本の家庭がもっぱら土足厳禁であることを知らない外国人は少なくありません。「これくらい知ってるだろう」と思い込まず、しっかり伝えてあげましょう。

家主不在型民泊の場合は、イラスト付きの張り紙をすると良いですね。

2−3.トイレのスリッパにも注意が必要!

履物つながりで言えば、トイレのスリッパにも注意してください。トイレのスリッパを履いたまま、リビングや客室に出てきてしまう人がいます。

2−4.タバコは喫煙スペースで吸ってもらうよう、注意を徹底!

日本は、先進国の中では喫煙規制の遅れている国で、むしろ日本人が喫煙マナーの悪さで恥をかくことも少なくありません。しかし海外には、もっと喫煙マナーの無い国があります。

喫煙について何も言わないなら、客室やリビングを容赦なく煙まみれにされてしまう可能性があるので、たばこの煙で家を汚したくない場合は、「喫煙スペースで吸うように」としっかり教えるようにしましょう。

2−5.アルコールの年齢制限は、日本のルールに従ってもらうべき!

日本では20歳から飲酒が可能とされていますが、海外では18歳や16歳でもう飲酒可能なところも多いです。彼らは日本の法律を知らず(気にせず)、当たり前のようにお酒を飲み始めるかもしれません。

しかし、アルコールはトラブルを招きやすく、また、監督責任があなたに降りかかってくることもありますので、「日本にいるときは20歳になるまでお酒は飲まないで!」とキツく教えるべきです。家の外でも飲まないようにしてもらいましょう。

3 食事のマナー、何を教えるべき?

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国によって差が出やすく、また、最も汚れに直結しやすいのが食事のマナーだと言えます。

3−1.「くちゃくちゃと音を立てるのは、日本では恥ずかしいですよ。」

一般的に日本では、子供のうちから、「食べ物をくちゃくちゃ言わせないで」としつけます。

しかし、それが世界共通かと言えばそうでもなく、大人になってもくちゃくちゃと音を立てながら食べる外国人は、少なくありません。

これは、ともに食事する私たちが不快感を強くするだけでなく、彼らが他の日本人と食事したときに恥をかいてしまいやすいことです。ですから、とても指摘しにくいことではありますが、「くちゃくちゃと音を立てて食べるのは、日本では恥ずかしいですよ。」と教えてあげると良いですね。

3−2.「姿勢を正す」という概念も、外国では希薄。

座卓に正座して食事する家庭は日本でも減っていますが、イスに腰掛けるとしても「姿勢を正して」としつけることは多いでしょう。これも外国では当たり前というわけではなく、わりとだらっとした姿勢で食事をする外国人が多いです。左手を食器に添えない人も多いですね。

「家族が揃うまで待つ」「新聞などを読むのをやめる」といったことも含め、「姿勢を正して食事する」というマナーは日本の特徴と言えるので、改めて教えることは重要です。

3−3.ラーメンやおそばはすすって食べても良いことを教えてあげよう。

ラーメンやおそばなどをズズズっと豪快な音を立てながらすすって食べるのは、日本人にとって常識的な風景です。

しかし外国人、特に欧米人にとっては、「音を立てて麺をすする」というのは非常識なことで、ラーメンを食べるときも1本ずつするすると、お上品に食べようとするかもしれません。ラーメンは特に、熱いうち・伸びないうちに食べることが美味しく食べる秘訣で、それを知らないのは気の毒ですね。

3−4.お茶に砂糖は入れない。それって世界共通じゃなかった!

日本人にとってお茶というのは、甘くせず渋いまま飲むのが常識です。甘いジュースやカフェオレの好きな人でさえも、お茶だけは甘くせずに飲むでしょう。

しかし、これは世界の常識ではないのです!

中国など日本と肩を並べるほどのお茶大国ですが、ペットボトルのお茶は加糖で売られているものが大半で、「お〜いお茶」といった日本のブランドでさえも甘くして売られています。タイやマレーシアなど東南アジア各国でもこうした傾向がみられ、日本とは異なるお茶文化があると言えます。どのように飲んでも各人の自由ですが、彼らが日本でお茶をシェアし合うときに、甘い味だと周りにビックリされてしまうでしょうから、「日本ではお茶は甘くしないよ!」と教えてあげたほうが良さそうですね。

3−5.「しょうゆライス」は日本食じゃない!

海外の日本食フリークには、白いごはんにしょうゆだけを掛けて食べる「しょうゆライス」が好まれています。彼らは、これを日本人も常食していると思っているようですが、日本人がこれを見ると仰天してしまう人が多いことでしょう。

これについても、どのように食べても批判すべきものではありませんが、日本人の一般常識ではないということは、教えてあげたいところです。

4 公共でのマナー、何を教えるべき?

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次は、街や社会、友人宅などで気を付けたいマナーを取り上げていきます。

あなたが直接被害を被る可能性は低そうですが、公共マナーは大切ですね。

4−1.鼻をかむのは小さな音で!

日本では、鼻をかむときに大きな音を立てるのはマナー違反であるとされています。そのため、かむのを我慢してぐすぐすとすすり続けることもあるくらいですね。

しかし外国では、ところかまわず大きな音で鼻をかむ人が多いです!これは日本ではマナー違反であり、他者の気分を害すると同時に、当人が「下品な人だな」と思われてしまう懸念もありますから、日本ではそっとかむように、教えてあげましょう。

4−2.観光地では特に注意!食べ歩きのマナー違反。

日本では一般的に、外で何かを食べ歩くのははしたないとされています。

しかしこれも外国では、あまり咎められるものではないようで、マナー違反と認識している外国人は少ないです。清潔観念が高いというお国柄と食べ歩きマナー違反の相性は特に悪く、寺社仏閣をケバブのケチャップで汚してしまうと訴訟問題にもなりかねませんから、食べ歩きは控えるように、教えるべきでしょう。

電車やバス、ショッピングモールなど屋内での飲食についても同様に、注意を払うべきですね。

4−3.温泉や銭湯で水着を着ないのは、羞恥の問題ではない!

日本は温泉大国と言われていますが、温泉が日本にしかないわけではありません。しかし、「裸で入浴する」というマナーについては、日本は独特と言えるでしょう。

外国人の感覚としては、「恥ずかしい場合は水着着用でも良いだろう」と考えることがあり、しかし日本の温泉や銭湯では、羞恥の問題ではなく水質汚染の問題(衣服に残った洗剤がお湯に溶け出してしまう)から、厳しく水着着用を禁じていることが多いのです。しっかり文化を教えることで、このギャップを埋めてください。

4−4.タトゥーへの認識の違いを教えるべし!

あなたの外国人ゲストが日本で長期間生活したいと望んでいるならば、タトゥーに対する認識が欧米と日本とでは異なっている事実を、教えてあげましょう。

銭湯や温泉がタトゥーの人間を禁止しているのをはじめとして、日本人は全般的に、タトゥーを刺れている人を「怖い!」「不審者!」と恐れる傾向にありますね。「タトゥーを刺れずに我慢する」ということは、日本においては一つのマナーと言えるでしょう。

4−5.恋人とのスイートタイムは人目を避けて…。

異性間における人前でのスキンシップにも、日本と海外(特に欧米)では感じ方に大きな差があります。日本人は、人前でのスキンシップを「恥ずかしい」と感じて避ける人が多いですが、それ以上に「ひんしゅくを買う」という側面がありますよね。

この、「他人のイチャイチャ行為を咎める」という感覚が欧米人には乏しいため、彼らには罪の意識がありません。「恥ずかしくないとしても、人前でイチャイチャするのはよくないよ」と、教えてあげましょう。

4−6.待ち合わせの時間を守ることは、とても大切。

電車が3分おきに走り、しかも各電車が1分の遅れも無しに几帳面に走っている国は、およそ日本だけでしょう。日本人もまた同じように几帳面で、「待ち合わせ時間の5分前に到着する」というのが1つのマナーとなっています。

外国人の多くはこの感覚が乏しく、さらには、5分遅れるとしても連絡も謝罪もしないことが少なくはありません。これを彼らが日本人相手にやってしまうと、友情や信頼が壊れてしまう懸念がありますから、待ち合わせの時間はシビアに守るように、教えるべきでしょう。

5 ビジネスシーンでのマナー、何を教えるべき?

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ホームステイで長期滞在する外国人には、ビジネス目的の人も少なくないはず。

ビジネスで他者と交流する際は、友人と交流するとき以上にマナーに気をつけなければなりませんね。

もちろんビジネスマナーにも日本と海外では差があり、ここでもその多くは、日本人側がよりデリケートなものが多いです。

5−1.時間は絶対に厳守!「5分前に着いてないと遅刻と同じ」と教えるべし!

公共マナーのトピックでも書いたことですが、ビジネス面ではさらに重要なので再び取り上げます。時間の几帳面さにおいては、日本人の右に出る民族は無いでしょう。

アクシデントは遅刻の言い訳にならないため、電車を1本乗り逃しても遅刻しないで済むように、5分前には到着するように出発するのが常ですよね。この感覚は当然、外国人の多くは持ち合わせていないので、働く人には絶対に教えてあげましょう。

5−2.「目上の人を立てる」という所作の数々。敬語の学習は必須!

「上下関係」という概念についても、日本ほど神経質な国は無いでしょう。

「出会ったときには目下の者が先にあいさつをする」「会席では座る場所が決まっている(上座・下座)」「目上の人と乾杯する際は、コップを相手よりも下げる」といったマナーは、教えなければわかるものではありません。

アニメで日本語を学ぶ外国人が増えていますが、その場合は敬語をみっちり教える必要があるでしょう。

5−3.いつでもどこでも、きめ細やかな連絡を!

「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」という言葉があるように、連絡や意思疎通の綿密さも、日本は他国よりも几帳面です。

特に入社直後は、忠実で堅実であることが求められますから、外国人でも(だからこそ)このようなマナー習慣を知っておくべきですね。

ビジネスメールでも、冒頭に季節のあいさつを添えるのが常ですし、また、取引先との交渉が決裂した場合も、感謝のメールを送ったりするアフターフォローが欠かせません。こうした「プラス1の一言」の配慮も、日本のビジネスシーンでは必須です。

5−4.服装は、「気温」よりも「季節感」が大事!

「スーツ」という服装は西洋からもたらされたものですが、今や日本人のほうがスーツにこだわっている模様。

欧米では、冬でも暑ければ背広は着ず、夏でも寒ければ背広を羽織る人が多いのですが、それをそのまま日本でやると、「季節感が無い!」と注意を受けてしまったりします。クールビズが導入され、多少は軽減されてきましたが…。女性のフォーマルウェアも、常に季節感を意識しなければならない風潮がありますね。

5−5.会社への忠誠心が、日本の正社員労働では不可欠!

「転職サイト」や「派遣労働」なるものが台頭して久しく経ちますが、それでも未だ日本は、終身雇用的な考え方が一般的です。日本において、仕事とは会社に尽くすためのものであり、自分のホビータイムを優先しているとヒンシュクを買ってしまいますね。

こうした忠誠的な価値観も、世界共通のものではありません。海外では先進国も発展途上国も、もっと転職に関してポジティブに捉えており、実際に転職を重ねる人が多いです。

しかしその価値観を持って日本に就職し、「この会社はステップアップに過ぎないから…」などと語ろうものなら、大ヒンシュク!首を切られてしまうかもしれません。

あなたのゲストが正社員労働を選んで日本に骨を埋めるつもりなら、「企業戦士」的な観念を知っておくべきでしょう。

6 中国人のマナー違反を考える。

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近年、外国人のマナー違反を語る際に最も話題に上るのは、中国人のマナーについてでしょう。

言動が不快ならお互い離れて暮らせば良いのですが、隣国であり最大貿易国の1つでもあり、なによりAirbnb(エアビーアンドビー)ゲストで最も多くの割合を占めているのが中国人ですから、彼らとの上手な共存を模索することは、とても大切ですね。

6−1.中国人の声が大きいのは、マナー違反とは言えない。

ホームステイのゲストとしてもてなしたときも、または観光地ですれ違うときも、中国人観光客の声がやたら大きくてまゆをひそめたことがあるかもしれません。

しかし、中国人の声が大きいのは、「マナー違反」とは言い切れないところがあります。

中国は人の数が多く、大きな声を出して自己主張しないと、人との交流が成立しないような土壌があるのです。またそのようなお国柄ゆえ、幼い頃から「大きな声でハキハキしゃべりなさい」という教育を受けて育ちます。

さらには、中国語という言語の特殊性もあります。「マ」という発音の言葉がたくさんあるという話、聞いたことがありませんか?彼らは、発音だけで意味を正確に伝えなければならず、そのため中国語は、大きな声でハキハキと話すことになります。ですから、彼らが日本語を覚えてくると、日本語ではとても静かに話すことが多いですよ。

6−2.中国には禁煙という習慣があまりない。

ところかまわずタバコを吸われてしまい、困惑することもあるでしょう。これも、社会環境の違いがあるのです。

中国では、飲食店や公共施設が禁煙になっているということがあまりありません。喫煙率も高く、そのため、吸わない人もタバコの煙をそう不快に感じないので、「タバコの煙を配慮する」という習慣が、そもそも乏しいのです。

日本も、つい10年くらい前までは同じような状況でした。ファミレスで喫煙者と非喫煙者がおしゃべりするなら、我慢しなければならないのは非喫煙者のほうでしたね。

6−3.子供のわんぱくさを許すことが、中国人の大人のマナー。

電車の中や街中で、我が子が騒いでいるのにまったく注意しようともしない中国人を見かけることがあります。無神経なのかな?と私たちはいぶかしげますが、そうとも限りません!

中国では、子供を育てるにあたり、「子供のわんぱくさを許してやろう。それは大人たちが寛大に受け止めてやるべきだ。」といった考え方をするのです。そうです!彼らは無神経とは正反対に、「子供のために我慢している」のです!

対して日本では、保育園からの園児の声が「騒音」として訴えられ、訴訟問題になったり廃園・移転に追い込まれたりする報道が散見されますが、ひょっとすると私たち日本人のほうが、「我慢」というマナーが欠けているのかも…!?

6−4.中国人でも「マナーの悪い層」と「そうでない層」がいることを知ろう。

中国人のすべてが悪マナーなのかと言えば、そんなことはないのです!

同じ中国人でも、旅行者タイプによってマナーの良し悪しの傾向があります。

6−4−1.昔からの富裕層はマナーが良く、外国との違いも心得ている。

ここ数年に豊かになったわけではなく、昔から豊かであった人たちは、外国旅行や暮らしに慣れており、「異国のマナーを尊重しなければ」という配慮に長けている傾向があります。とても紳士的で上品な人が多いです。

6−4−2.ここ数年で豊かになった富裕層に、迷惑行為が多い。

いわゆる「爆買い」に勤しみその包装ゴミを民泊家庭にほったらかしてしまったり、パックツアーでぺちゃくちゃとおしゃべりをしながら観光している人たちは、ここ数年で急速に豊かになった新興富裕層が多いです。(「富裕層」と言うよりは、上海など中国大都市における中流家庭といったニュアンスが正しいでしょう。)

浪費や快楽を好む人たちなので他人の迷惑を顧みず、迷惑行為が多くなりがちです。しかしこれは、高度経済成長期の日本人と同じ姿…。今でもセールの時期になると、デパートのワゴンセールで乱闘している日本人女性たちの姿が、夕方のニュース番組に映し出されていたりしますね。

6−4−3.留学生やバックパッカーはマナーの良い人が多い。

一般的に、「貧困層であればあるほどマナーが悪い」と言われているのですが、留学目的で日本に滞在している若者やバックパッカースタイルで慎ましく旅している青年などは、驚くほどマナーが良いです。

留学生は、そもそも日本の文化に興味があるため、積極的に日本のやり方を取り入れようと考えるのでしょう。また、バックパッカーはマナーの良し悪しが大きく二分しますが、穏やかなタイプのバックパッカーは非常に礼儀が良いです。

民泊スタートアップnaviは、Airbnb(エアビーアンドビー)に限定せず様々なタイプのホームステイ/民泊を解説しています。トップページから、お好みのテーマの記事を探してみてください。

まとめ。

外国人 日本 マナー 教える 重要

【話せばわかる!マナーを教えることの重要性を、まずは理解しよう。】

  1. 「言わなくても察してよ」の日本人心理は、逆に外国人を困らせている。悪口を言う前にマナーについて口を開くべき。
  2. 日本人から見て「だらしない」と感じたとしても、「マナーが違う」だけかも?
  3. 日本はそもそも、マナーや清潔観念の過剰な国であり、外国人の振る舞いを粗野に感じてしまいやすい。(私たちもタフになるべき。)

【家庭でのマナー、何を教えるべき?】

  1. 行動が何にせようるさいかもしれないが、全てを直すのは困難。話し声のトーンだけでも抑えてもらおう。
  2. 当たり前なことと思わずに、クツを脱ぐ場所をきちんと教えよう。家主不在型民泊の場合は張り紙を張って。
  3. トイレのスリッパを履いたまま出てきてしまう人も少なくないので、注意が必要!
  4. 家を煙で汚されたくないならば、タバコは喫煙スペースで吸ってもらうよう、注意を徹底!
  5. アルコールの年齢制限は、日本のルールに従ってもらうべき!監督責任が問われてしまうこともある。

【食事のマナー、何を教えるべき?】

  1. 口を閉じて食べるのは世界の常識というわけではない。「くちゃくちゃと音を立てるのは、日本では恥ずかしいですよ。」と教えてあげよう。
  2. 正座や背筋を伸ばすことだけでなく、「みんなが揃ってから食べる」「新聞などの『ながら』をしない」といった概念も、外国では希薄。
  3. 麺を豪快に食べるのは日本の特殊なマナー。ラーメンやおそばはすすって食べても良いことを、教えてあげよう。
  4. 砂糖入りのお茶ペットボトルが売られている国もある。日本人に加糖のお茶はウケないことを教えてあげよう。
  5. ごはんにしょうゆだけを掛けて食べる「しょうゆライス」は日本では一般的ではないことを教えてあげよう。

【公共でのマナー、何を教えるべき?】

  1. 鼻をかむのは小さな音で!と教えてあげよう。平気で大きな音を立てて鼻をかむ外国人は多い。
  2. 食べ歩きがマナー違反であることも、知らない人が多い。観光地では特に注意!
  3. 温泉や銭湯で水着を着ないのは、羞恥の問題ではない(水質汚染の問題)ことを教えてあげよう。
  4. 海外ではファッション扱いのタトゥーも、日本ではヤクザ扱いされてしまうことを教えてあげよう。
  5. 恋人とのイチャイチャ行為は、日本ではヒンシュクを買ってしまうことを教えてあげよう。
  6. 「5分前行動」も日本人ならではの感覚。しかし信頼問題に関わることを教えてあげよう。

【ビジネスシーンでのマナー、何を教えるべき?】

  1. ビジネスでは時間は絶対に厳守!「5分前に着いてないと遅刻と同じ」と教えるべし!
  2. 敬語はもちろんのこと、「上座・下座の概念」など、目上の人を立てる必要性を教えてあげよう。
  3. 「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」の徹底も日本ならでは。きめ細やかに連絡を取るべきだと教えてあげよう。
  4. 外国人から見ればコッケイだが、日本の服装は、「気温」よりも「季節感」が大事であることを教えてあげよう。
  5. 日本で正社員労働をしたいなら会社への忠誠心が不可欠であることを、教えてあげよう。

【中国人のマナー違反を考える。】

  1. 中国人の声が大きいのは、マナー違反とは言えないかも?環境や言語の性質で育まれてきたもの。
  2. 中国には禁煙という習慣があまりないので、「迷惑です」と言わないと配慮してはもらえないと思っておこう。
  3. 子供のわんぱくなふるまいは、「注意すること」ではなく「許すこと」が、中国人の大人のマナー。
  4. 同じ中国人でも「マナーの悪い層」と「そうでない層」がいることを知ろう。
    (1)昔からの富裕層は外国経験が豊富なためマナーが良く、外国との違いも心得ている傾向にある。
    (2)ここ数年で豊かになった富裕層(「爆買い」やパックツアーに勤しむ人たち)に、迷惑行為が多い。
    (3)留学生にはマナーの良い人が多い。バックパッカーは大きく二分し、穏やかなタイプのバックパッカーはマナーの良い人が多い。

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