春は美しく花咲き誇り、夏はコンクリートジャングルの反射熱に溶けそうになり、秋は紅葉の神秘に魅せられ、冬は風邪と乾燥に顔をシワクチャにして・・・。

四季の変化が豊かな日本では、民泊の営みもずっと同じ対応ではいられません。民泊業界でもやはり、季節ごとの変化や傾向がみられ、それぞれに異なる対策が重要です。

夏はどのようなゲストが増え、どのような要望が増えるか、おわかりですか?

当記事では、Airbnb(エアビーアンドビー)民泊、留学生ホームステイ、農家民泊の3つのカテゴリーそれぞれにおいて、夏休みの季節の受け入れポイントを解説していきます。

1 Airbnb民泊にみられる夏休みシーズンの特徴とその対策は?

夏休みの民泊受け入れのポイント。

まずは、もはや民泊の代名詞となったAirbnb(エアビーアンドビー)民泊から。エアビーアンドビー民泊において、民泊にはどのようなことが求められているのでしょうか?

1-1.最も外国人の来日が増える忙しい季節!外国人のニーズを事前にキャッチし、リスティングに反映させよう。

外国では、夏休みの時候(7月~8月頃)に1カ月や2カ月もまとめて休暇を取る人が少なくありません。そのため、欧米人を中心に大規模バカンスのシーズンで、日本もまた外国人でにぎわいます。

外国人観光客が夏の日本に何を求めているか、そのニーズをしっかり把握しておき、それをぜひ、リスティング(Airbnb上の民泊施設の詳細ページ)に反映させておきましょう。稼働率はアップし、ゲストの満足度も高めてあげることができますね。

1-2.日本の夏のイベントは日本らしいものが満載!

夏休みのシーズンは、日本全体がレジャーやお祭りのイベントでにぎわいますが、これらには日本で古くから親しまれているもの・日本らしさを感じさせるものが多いです。外国人旅行者も、そんな「日本らしい観光」を期待している人は多いですよ。代表的なものは、たとえばこの4つ。

  1. 夏の夜空を彩る花火大会!近所の花火大会はチェックしておこう。
  2. ねぷた祭りに祇園祭!血気盛んなお祭りのハイシーズン!
  3. 盆踊りってナニ!?説明はしづらくても日本特有のユニークな風物詩。
  4. 世界遺産登録で一躍人気の富士山は、登れるのは夏だけ!

1-2-1.夏の夜空を彩る花火大会!近所の花火大会はチェックしておこう。

日本の打ち上げ花火は、世界でも群を抜くほどにハイクオリティです。そのため、夏休みシーズンの来日外国人には、花火大会を楽しみにしている人も少なくありません。または、日本の花火の壮麗さを知らなかった外国人にも、ぜひ花火大会のことを教えてあげると良いでしょう。

民泊のホストとして、近隣の花火大会の日程をリサーチして行き方を教えてあげたり、Airbnb(エアビーアンドビー)のリスティング(施設の詳細ページ)に、花火の写真を添えて日程を書いておくのもオススメ。

1-2-2.ねぷた祭りに祇園祭!血気盛んなお祭りのハイシーズン!

年配の外国人には花火よりも人気なのが、日本各地でみられる伝統的なお祭り!青森のねぷた祭りや京都祇園祭のようなもののことです。

これらの多くは夏休みのシーズンに開催されますから、やはり4月5月になったらあなたのAirbnb(エアビーアンドビー)のリスティング(施設の詳細ページ)に、「近くで見られるお祭り情報」などと題して情報提供しておくと良いでしょう。

なお、こうした伝統祭事は、見物だけでもケガやトラブルに巻き込まれる懸念があるので、そうしたアドバイスもできるように準備をしておいてください。

1-2-3.盆踊りってナニ!?説明はしづらくても日本特有のユニークな風物詩。

日本の夏のレジャーで、意外なほど外国人に好評なのが、盆踊りです。

盆踊りは、ねぷた祭りなどのような伝統祭事ほどハデではなく有名でもないのですが、和踊りに夜店に浴衣姿に・・・と、中身は伝統色がとても濃く、外国人としては新鮮で面白いもよう。カキ氷やラムネジュースなど、日本らしいおやつが食べられるのも良いですね。

言葉で説明しても外国人にはピンとこないようなので、ちょっと強引に誘って連れていってみましょう。きっと喜んでもらえるハズ。

1-2-4.世界遺産登録で一躍人気の富士山は、登れるのは夏だけ!

みごと世界遺産に登録されたことで、一層の注目を浴びるようになった富士山。眺める分には春夏秋冬さまざまな景観を楽しませてくれますが、意外にも登山となると、夏季のみに限定されています。つまり、富士登山に興味のあるゲストは、夏休みのシーズンに集中するということ。

富士山は静岡県と山梨県に位置していますが、東京や大阪を拠点にする観光客も富士山まで繰り出す人は少なくありません。あなたの民泊から富士山までの交通手段や、ちょっとした富士登山の情報など、提供してあげられるようにしておきましょう。

1-3.知ってた!?私たちが感じる以上に、外国人は日本の夏が暑い!

夏休みシーズンの民泊おもてなしで気を付けたいことのNo.1は、ゲストの体調管理です。
特に、都心部で営んでいる人は要注意!

というのも、日本の夏というのは、世界的に見ても暑く、また湿度が異常に高いために、不快指数が高くなります。コンクリートの放射熱などが多い都心部では特に顕著で、同じような緯度にあるはずの欧米各国から来た旅行者も、面食らうことが多いでしょう。

すると、エアコンのない民泊物件は泊まってもらえなくなりますし、「エアコンを使う場合は1時間100円」などとやるのは、いくら激安をコンセプトにした物件でもナンセンス!

また、外国人には日本人よりも暑がりな人が多い点も、悩ましいところ。たとえば、同じリビングで交流していても、彼らにエアコンのリモコンを握らせるとあなたは寒くなりすぎてしまうかも・・・。外出時のように薄手のカーディガンを常備するなど、エアコン対策を考えておきましょう。

1-4.要注意!夏休みにおでかけの予定がある人は、早めにカレンダーを閉じておいて!

夏休みに大きなおでかけの予定(希望)がある人も、要注意です!

なぜならば、一般的に旅行者は、3カ月前くらいから宿や飛行機の手配を始めます。夏休みのようなハイシーズンは特に、早めに手配する人が増えるので、つまり4月中にはあなたの夏休みバカンスの日程を決め、その間はAirbnb(エアビーアンドビー)のカレンダーを閉じておかないと、バカンスに出られなくなってしまうかも・・・。

1-5.繁忙期の夏休みシーズンは、宿泊料金を上げてもいいかも?

一般的にホテルなどは、予約の埋まりやすい時期には値段を上げます。Airbnb(エアビーアンドビー)のスマートプライジング機能(相場を自動で調べてくれる機能)やノウハウサイトでも、夏休みなどの料金アップを提案していることが多いですね。

たしかに、多少値段を上げても稼働率に支障は出ませんし、その分多く稼げます。が、あなたの民泊が安めの値段をウリにしている場合は要注意!というのも、競合となるゲストハウスなどの安宿は、ハイシーズンでも値段を引き上げないことが多いため。すると、あなたが普段よりも値段を上げてしまうなら、あなたの民泊のユーザー層はゲストハウスなどに流れてしまう懸念があります。

また、夏休み料金の設定についても、4月中には検討してAirbnb(エアビーアンドビー)上のカレンダーに反映させておかないと、夏休み価格を設定する前に予約を済ませてしまうゲストも出てくるでしょう。

1-6.日本人の民泊利用者も増える季節。日本人への対応は大丈夫?

一般的に日本のAirbnb(エアビーアンドビー)市場は、日本人の宿泊利用者はとても少ないです。しかし、夏休みになると宿泊旅行をする人の割り合いが極端に増えるため、必然的に民泊に流れてくる日本人の数も増えます。

日本人ゲストは、言葉の面では外国人をもてなすよりもラクですが、サービスや清潔さ、騒音などの面で外国人よりも厳しい目を向ける人が多いです。「外国人ゲストよりも細やかな対応が必要だ」と気を引き締めておくことが、大切かもしれません。

2 留学生ホームステイにみられる夏休みシーズンの特徴とその対策は?

夏休みの民泊受け入れのポイント。

次は、留学生を受け入れるタイプのホームステイのケース。同じ民泊でもAirbnb(エアビーアンドビー)とはまた違った特徴がみられます。

2-1.留学生も夏休み。家の中がてんやわんやに!?ルール作りや避難場所作りをしておこう。

一般的な家庭では、夏休みになると子供たちの在宅時間が急激に増えるため、騒がしくなりがちですね。留学生をホームステイで受け入れている場合、その留学生もまた夏休みになり、あなたの家にいる時間が増えます。いつもは朝晩だけ対応していればよかったものが、一日中気を配る必要性が出てきますし、喧噪も増えてしまいそう。

休日の過ごし方についてルールを設けたり、ホストのあなた方が(喧噪やお世話から)避難できる場所を確保しておくなどの対策を、講じておくのがオススメ。

2-2.夏休みはやっぱり、レジャーに行かなきゃならない雰囲気・・・。

子育ての費用でバカにならないのが、レジャー費ですよね。夏休みは子供たちの外出欲求が高まり、どこの家庭でも2~3の大型レジャーを余儀なくされるでしょう。

民泊で留学生を受け入れている場合、当然留学生のレジャーにも気を配らなくてはなりません。留学生の場合さらに、日本に居られる期間が限られているため、短期間の間にいくつものレジャーに連れていかなければならなくなってしまいがち・・・。

基本的にレジャー費用は留学生の自己負担ですが、そうは言っても家族のぶんの費用はホスト持ちですし、車を出したり引率する手間もかかります。他の家庭の親御さんと引率を当番制にしたりなど、少ない負担で留学生を楽しませてあげるアイデアを考えておきましょう。

2-3.知ってた!?多くの国の人々にとって、9月は新学期。すると夏休みは移行の期間!

日本人にとっては、新学期は4月であり夏休みは中休みにすぎません。しかし、外国の多くの国では9月が新学期となっていること、ご存じでしたか?

そのため、留学生を受け入れるホームステイでは、夏休みの時期は新学期の準備や年度末の片づけ作業に忙しくなる時期でもあります。日本の子供たちのサイクルとは異なり、ただロングバケーションを楽しく満喫すればよいというものではないので、あらかじめ気を引き締めていましょう。

もちろん、夏休み中ずっとバカンスに出るようなことも、留学生をホームステイさせているなら厳しくなりそう。

3 農家民泊にみられる夏休みシーズンの特徴とその対策は?

夏休みの民泊受け入れのポイント。

3-1.子供たちは夏休み。家族連れがわんさかやってくる。

農家民泊の利用者層は、修学旅行生、家族連れ、シニア層、移住検討者などに分けられますが、夏休みと言えば、子供を連れた家族グループの利用がダントツに増えます。

接客に最もエネルギーを要するのはもちろん子供たちで、それが毎日のように続くことになるので、農家民泊のホストにとっては心身ともにかなり大変な季節となるでしょう。

夏は暑く、ただでさえ体力の消耗しやすい時期ですから、受け入れの量を調整するなど、オーバーヒートしすぎないような対策を練っておくのが良さそうです。

3-2.農業体験よりも「自然遊び」への期待度が高くなる。

宿泊者に子供たちが増えることで、利用者のニーズにも特徴が現れます。

それは、農家民泊が本来得意とする農業体験よりも、「自然遊び」へのニーズが高まるということ。夏休みの子供たちは、農業よりも、田舎の自然の中でカブトムシを捕まえたり川遊びに時間を忘れたり、森の中を探検したりするような体験を望む傾向にあるので、体験プログラムを組む際には配慮をしてあげるとよいですよ。

近所の子供たちにも応援を頼み、田舎の子供たちの遊びに加えてもらうようなアイデアも面白いかもしれません。どこにもない、オリジナルな体験を提供することができるでしょう。

3-3.素麺しか食べられない!?気合を入れた郷土料理のごちそうがアダに・・・。

農家民泊と言えば、土地土地の郷土料理も特徴の1つですね。実際にそれは利用者に好評ですが、夏の子供たちには要注意!

好き嫌いが多く、洋食を好みやすい子供たちは、「郷土料理」というものに抵抗を示しやすい傾向にあります。さらに夏休みシーズンの場合、夏の暑さとハシャぎまわった疲労から、煮込み料理や味の濃いものがノドを通りづらくなってしまうことも・・・。

とても残念な話ではありますが、素麺など食べやすいものや都会でもよく食されているものを、ピンチヒッターで出せる用意をしておくことも大切です。

3-4.気を付けて!夏休みの子供たちは、タガが外れがちな傾向が・・・。

ただでさえ元気でわんぱくな子供たち。しかし、これが夏休みという特別な季節になると、さらに奔放で手が付けられなくなることが!

「夏の海ではダイタンになる」などというのはよく聞く話ですが、子供たちの場合これは、夏休みのレジャースポットに該当します。特に田舎や自然を好いている子・飢えていた子の場合、人格が豹変したようにハイテンションになることも。普段のストレスや抑圧を解消できているゆえのことなので、良いことではありますが、もてなす民泊のホストとしては少々手を焼くかもしれません。

民泊スタートアップnaviでは、民泊に関するノウハウやコツについて、幅広く解説しています。外国人対策、農家民泊、留学生ホームステイと様々なページを用意していますから、トップページからご要望の記事を探し、お役立てください。

まとめ。

夏休みの民泊受け入れのポイント。

【Airbnb民泊にみられる夏休みシーズンの特徴とその対策は?】

  • 外国人の来日が最も増える忙殺期!外国人のニーズを理解し、リスティング(Airbnbの施設の詳細ページ)に反映させよう。
  • 日本の夏のイベントは日本らしいものが満載!
  • (1)夏の夜空を彩る花火大会!近隣の花火大会はチェックを。
    (2)ねぷた祭りに祇園祭など、伝統祭事ハイシーズン!
    (3)盆踊りってナニ!?説明はしづらくても日本特有のユニークなイベント。
    (4)世界遺産登録で一躍人気の富士山、登れるのは夏だけ!

  • 私たちが感じる以上に外国人は日本の夏が暑い!暑さ対策とアドバイスを提供しよう。
  • 夏休みに出かける予定がある人は、早めにカレンダーを閉じておこう。
  • 繁忙期の夏休みは、宿泊料金を上げてもいいかも?
  • 日本人の民泊利用者も増える。見る目の厳しい日本人への対応は大丈夫?

【留学生ホームステイにみられる夏休みシーズンの特徴とその対策は?】

  • 留学生も夏休み。家の中がやかましくなるので、ルール作りや避難場所作りをしておこう。
  • 夏休みはやはり、レジャーに連れ出す必要性が高まる。他の親と当番制で引率するなど負担減の対策を。
  • 多くの国の人々にとって、9月は新学期。夏休みは準備や片付けに追われがち。

【農家民泊にみられる夏休みシーズンの特徴とその対策は?】

  • 子供たちは夏休み。家族連れがわんさかやってくる。
  • 子供客は、農業体験より「自然遊び」への期待度が高くなる。
  • 子供は好き嫌いが多く夏は食欲が低下しがち。郷土料理が食べられないかも。
  • 要注意!夏休みの子供たちはタガが外れてハイテンションになりがち。

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