日本人は古来から、四季の移ろいを深く味わう心をもっていました。「二十四節気」などにはその感性がありありと表れていますね。こうした「季節を味わう」という感性を、外国人もまたエンジョイするようになってきています。日本に旅行に行くなら、季節はいつでもいいというわけではなく、それぞれ好みの事柄が味わえる季節を選んで、日本にやってくる外国人が多いのだとか。

ホームステイで外国人をお出迎えする私たちは、季節による違いをどのように注意すべきなのでしょうか?おもてなしの方法や提供する情報を季節によって少しずつ変えてあげると、外国人ゲストをさらに喜ばせてあげられるでしょう。

このページでは、日本の春を外国人ゲストに最大限に楽しんでもらうための情報を、徹底解説していきます。

1 外国人の期待する日本の春の風物詩は、なんといっても桜!

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外国人が春の日本でエンジョイしたがっているコンテンツは、1にも2にも、3にも4にも桜です!私たちが想像している以上に、外国人による日本の桜への期待度や評価は高く、その陶酔たるや、「美しい」というよりも「神秘的」という形容詞が多用されるほど!

外国人を受け入れるホストファミリーの皆さんは、桜についての情報を少なからず持っておくことをオススメしますよ。

1−1.外国人に人気の桜スポットはどこ?

ZEKKEI JAPANとYahoo JAPANのコラボレーション企画で、「外国人の選ぶ日本の桜の絶景ベスト10」というランキングが発表されています。日本人には定番な代々木公園も上野公園もランキングには登場しないので、「桜の名所はどこ?」と外国人ゲストに尋ねられたなら、ぜひこれを参考に教えてあげましょう。

第1位 哲学の道(京都府)
第2位 弘前公園(青森県)
第3位 嵐山(京都府)
第4位 権現堂桜堤(埼玉県)
第5位 白川郷(岐阜県)
第6位 兼六園(石川県)
第7位 竹田城跡(兵庫県)
第8位 原谷苑(京都府)
第9位 奈良公園(奈良県)
第10位 角館武家屋敷(秋田県)

いかがでしょうか?あなたの予想と一致しましたか?

1−1−1.伝統集落や寺社仏閣など、桜以外の日本らしい風景も楽しめる場所が人気。

ランキングを解説しましょう。基本的に、桜だけの見られる場所というよりも、伝統集落や寺社仏閣など、他の日本らしい風景の楽しめる場所が選ばれているようです。たしかに、旅行という限られた時間では、桜と他の観光地を一緒に見れたら効率が良いですよね。

1−1−2.これらの観光地の近くに住んでいるなら、Airbnbをやると繁盛するかも?

もしあなたが、このランキングに登場する観光地の近くに住んでいるなら、Airbnb(エアビーアンドビー)などのホームステイを営んでみてはいかがでしょうか?桜を目当てにたくさんの外国人ゲストが利用してくれるかも!?もちろんリスティング(お部屋の詳細ページ)の目立つところに、「伝統集落で有名な白川郷からバスで10分!」などとわかりやすく記述しておきましょう。

宿泊所からすぐの場所に桜の名所があったら、宿泊者としては便利でうれしいですよね。昼間の桜だけでなく夜桜や雨の桜も、何度でも楽しむことができてしまいます。

1−2.自宅周辺の桜スポットはしっかり把握しておこう!

あなたのお住まいが上記のランキング観光地のそばになくても、すぐに気を取り直して!桜に詳しい私たち日本人は、人気の観光地でなくても自宅のそばでも、充分に桜の美しさを堪能できることを知っていますよね。その事実を、外国人ゲストにも教えてあげましょう。

あなたのお住まいの近所の桜スポットをいくつか見繕っておき、泊まりにきた外国人に教えてあげてください!「嵐山まで行く時間がないから、近場でエンジョイすることができて助かったよ♪」と言ってもらえたら、ホストとしてこんなにうれしいことはありません。

1−3.Airbnbのリスティングに、近所の桜の写真をアップしておこう。

あなたがAirbnb(エアビーアンドビー)などの民泊サイトでホストをしているなら、春の集客をアップするちょっとしたテクニックがありますよ。そう、あなたの家の近所の桜の写真を、リスティング(施設の詳細ページ)の写真欄に掲載しておくことです。

私たち日本人からすれば、大抵どこの地域にもちょっとした桜スポットが点在していることは常識ですが、勝手のわからない外国人にとっては、そんなことはわかりません。ですから、あなたの家に泊まれば桜を楽しむことができるのだということを、写真を通して教えてあげると良いですよ。もちろんリスティングの本文に書いても良いですが、文字で書くより写真で示すほうが、わかりやすいでしょう。

1−4.おうちの中を桜モチーフで飾り付けしてみるのはどう?

近所で桜が見られるだけでなく、さらに泊まったホームステイのおうちの中でも桜が楽しめたら、どんなにうれしいことでしょう!

家の中のあちこちを、桜や桜のモチーフで飾り付けしてみるのはいかがでしょうか?たとえば、こんなアイデアがあります。

  1. 玄関の花瓶には桜の花を活けておく。(無断で折ってはだめですよ!)
  2. 玄関や客室の表札を桜モチーフで飾り付け。
  3. お吸い物に桜の花びらを浮かべてみる。
  4. 桜もちや桜の和菓子などでお茶をする。
  5. ベッドシーツやクッションに桜柄のものを取り入れる。

どのアイデアも、お金も手間もそんなに掛からないですよね。でも、こうしたことで外国人ゲストの心はポっと明るくなるハズ。

1−5.お花見について誤解しているかも?正しい知識を教えてあげよう。

桜といえばお花見。日本人にとってはおなじみの行楽ですが、外国人にとっては新鮮なものです。

たとえばあなたの外国人ゲストが、他の友人から「お花見に行こう」と誘われたとします。しかし、「お花見」という言葉を聞くだけでは、桜の花を見物するだけのものだと思っているかもしれません!行ってみたらお酒を飲まされて大変だった…。なんてことにはならないように、「お花見っていうのは、桜の木の下でお酒を飲んだり騒いだりすることだよ」という事実を、きちんと教えてあげましょう。

夜桜をするなら特に注意が必要です。帰りの終電のことを考えなくてはなりませんし、酔った人にセクハラをされたりしやすくなりますから、お花見の性質は絶対に知っておくべきですね。

1−6.しだれ桜の見られるスポットを教えてあげると、とても喜ばれる!

桜は日本の国花であり風物詩であり、それは外国人にも有名ですが、実は桜とは、別に日本固有の植物ではなく、世界のあちこちに咲いています。せっかく日本に来るのなら、日本らしい、特別な桜を楽しんでもらいたいですよね。

そんな心遣いに有効なのが、「しだれ桜」です!しだれ桜は珍しく、また見た目も荘厳で、外国人が見たときのインパクトや満足度がとても高いそうですよ。あなたの近所のしだれ桜スポットを調べて、ぜひ外国人ゲストに「とびっきりの桜だよ!」と教えてあげましょう。

1−7.桜の開花時期を外国人ゲストに教えてあげよう。

外国人の中には、桜の花は日本全国、同じ時期に一斉に咲き散るものだと思い込んでいる人も少なくありません。また、桜の開花時期は1週間たらずであり、満開の時期は3,4日に過ぎませんから、旅行のタイミングを合わせることがとても難しいです。

たとえばAirbnb(エアビーアンドビー)などで、「桜を見たいから泊めてください」などといった問い合わせがあったなら、あなたのお住まいの地域またはそのゲストが訪ねようと思っている観光地の桜の開花時期を、教えてあげましょう。一般的な桜の開花時期は下記のとおり。

  • 北海道:咲き始め5/3、満開5/8。
  • 東京:咲き始め3/25、満開4/2。
  • 大阪:咲き始め3/28、満開4/6。
  • 京都:咲き始め3/27、満開4/9。
  • 福岡:咲き始め3/23、満開3/31。
  • 沖縄:咲き始め2/3、満開2/6。

このようになっています。もちろん、年によって微妙に前後しますから、すでに開花予報が発表されているなら、最新の情報を提供してあげてください。また、北海道や沖縄は本州とはかなり開花時期がずれていることに注意が必要ですね!

2 桜以外に外国人が喜ぶ日本の春らしいものは?

外国人観光客に喜ばれる日本の春の風物詩はダントツで桜ですが、桜しかないわけではありません。どのようなものが、外国人に喜ばれているのでしょうか?

  1. 春らしい日本のグルメと言えば?タケノコやイチゴが人気。
  2. 日本の誇る伝統美・ひな人形を見せてあげよう!
  3. 暖かくて花々の美しい春は、ネイチャーレジャーにうってつけ!
  4. 春は着物が最も似合う季節!
  5. ファッション・ショッピングも春が楽しい!

それでは、各項目を詳しく解説していきます。

2−1.春らしい日本のグルメと言えば?タケノコやイチゴが人気。

和食を楽しみにしている訪日外国人は多いです。お寿司にてんぷら、すき焼きにどら焼き…自慢したい日本料理はたくさんありますが、どうせ春に来るなら、春ならではの美食をエンジョイしてもらいたいですよね。

春らしい、春に美味しい料理といえば、まずはタケノコやフキなどの山菜が挙げられます。タケノコのお母さんである竹は日本らしさを感じさせる植物ですから、「竹の赤ちゃんなんだよ」と説明しながら提供すれば、外国人ゲストも目を輝かせるでしょう。山地が多いのも日本の特色で、山菜も外国人には興味深く映るようです。山菜は、苦みや渋みの強いものが多く、食べなれない人には抵抗の持たれやすい食材ではありますが、外国人に人気のてんぷらにすると苦み・渋みは軽減し、とても食べやすくなります。

スイーツやフルーツでは、イチゴが外せません!日本はフルーツが高いですが、そのぶん品質が良く、鮮やかな色に豊かな甘み、同じ大きさの粒がキレイにパック詰めされている様も外国人からすれば驚きです。そんなイチゴを加工したスイーツも日本の春にはバリエーション豊かに咲き乱れ、イチゴスイーツを食べ歩くだけでも立派なレジャーとなりそう。または、桜を使った和菓子なども喜ばれるでしょう。

2−2.日本の誇る伝統美・ひな人形を見せてあげよう!

春に美しい日本文化の1つが、ひな祭りですね!ひな人形はその和的な外見だけでなく、精巧さに日本の職人技術の高さがよく表れているものでもあり、外国人に人気です。

家にひな人形のセットを持っている人は少なくないはず。3月3日を過ぎても出しっぱなしにしていると婚期を逃す!などという不吉な言い伝えもありますが、外国人ゲストを喜ばせるために、3月いっぱいくらいまでは飾っておいてあげると良いかもしれません。

ひな人形は、お内裏様とおひな様だけでなく、他のお人形や装飾品も飾ってあげたいところ。服装や所持品、ぼんぼりなどには平安時代の文化が見られ、それもまた外国人には興味深く面白いものとなります。

また、「ひなまつり」の童謡は日本独特の楽器やメロディーが楽しめますから、CDを流したり、雅楽で演奏している映像を見せてあげたりしても喜ばれるでしょう。

ちなみに、端午の節句に飾られる5月人形にも同様なことが言えます。鎧兜は外国人のイメージする日本を色濃く表していますから、彼らの見やすい場所に飾ってあげてください。

2−3.暖かくて花々の美しい春は、ネイチャーレジャーにうってつけ!

日本の春を美しく彩るのは、何も桜だけではありません。ほかにも様々な花が、百花繚乱とばかりに咲き競い、野山を美しく飾っていますよね。そして気候も暖かく外出がしやすいので、ネイチャーレジャーにうってつけのシーズンです。花見としては藤棚や菜の花畑なども評判がよく、近場にそれらがあるならパンフレットなど取り寄せておくと良いでしょう。

長野などの高原ハイキング、日本各地の登山も賑わう時期となります。また、農家民泊で日本の農業を体験する外国人も増えてきました。

2−4.春は着物が最も似合う季節!

外国人が楽しみにしている日本文化の1つが着物。一見すると着物にシーズンなど無さそうですが、華やかな柄の多い着物は、やはり花々で華やぐ春の季節によく似合うのです。寺社仏閣にせよ公園にせよ、背景に花々が色づいていると、写真映えがぐっと良くなりますよ!

2−5.ファッション・ショッピングも春が楽しい!

私たち日本人は、ファッションと言えばフランスやイタリアが最先端だと感じています。でも、外国人の中には日本のファッションを欲しがる人がとても多いのをご存じですか?

中でも春は、パステルカラーのとても可愛らしい服飾品がたくさん充実する季節です。パステルカラーの取り揃えは日本は海外よりも、欧米よりも豊富で、ファッションに敏感な外国人の女性たちにとっては、日本のブティックは天国のように映ります。

3 春に外国人をもてなす際に注意すべきことは?

季節ごとに変化の大きい日本。春の季節に外国人をもてなす上で、注意しておきたいこととはどのようなことでしょうか?外国とは異なる日本の春の特徴を理解し、外国人ゲストが大変な思いをしないで済むよう、事前に対策してあげたいですね。以下、箇条書きの下に各項目を詳述します。

  1. 春の脅威!花粉症に悩まされたらせっかくの旅行が台無し!
  2. 春先は気候が安定しない。「防寒具を忘れずに!」と注意喚起してあげよう。
  3. 春休みがあるのはほぼ日本だけって知ってた?
  4. 逆に日本には馴染みのないイースター休暇には、注意と配慮を!
  5. ゴールデンウィークも外国には無い。日本の観光地がごった返すことを教えてあげよう。
  6. 新学期の慌ただしさで忙殺されがち。健康やもてなしに支障が出ぬよう気をつけて!
  7. クーラーの準備は早めに!外国人には暑がりさんが多い。
  8. 携帯電話や不動産などの書類契約に振り回される懸念があることを覚悟しておこう!

3−1.春の脅威!花粉症に悩まされたらせっかくの旅行が台無し!

日本の春の脅威と言えば…そう、花粉症!花粉症の世界事情、ご存じですか?

実は花粉症は、日本で特に深刻な病害なのです。日本人は3人に1人が花粉症持ちと言われますが、海外ではどこの国にせよ、こんなにたくさんは花粉症患者はいません。これは、花粉症の主原因であるスギが、海外にはそう多くないため。

しかし、海外は海外で花粉症の原因があります。アメリカやカナダではイネ科のブタクサが、ヨーロッパではイネ科のカモガヤなどの花粉で悩まされている人が多いのだとか。このブタクサやカモガヤという植物は日本にも多少存在するため、日本に来た外国人が花粉症に悩まされる可能性はあります。

また、花粉症対策としてマスクをする日本人は多いですが、これは外国ではあまり見られない光景です。なぜ誰も彼もがマスクをしているのか、日本に来た外国人は怪訝に思ったり不快に感じたりすることがあるようなので、事情を説明してあげると良いでしょう。

さらに、日本人は鼻水が溜まっていても人前ではかまずにズルズルと吸い込んでしまう人が多いのですが、外国人の感覚からすると、この行為は「はしたない」と感じるのだとか。逆に外国人は、人前でも豪快に「クシューン!」と鼻をかみます。こちらのほうがエチケットとして正しいと感じているようなので、互いの感覚の違いを教えたり、配慮したりすべきです。

3−2.春先は気候が安定しない。「防寒具を忘れずに!」と注意喚起してあげよう。

外国人としては、春と言えば暖かいものだとイメージしますし、桜が咲いていればダウンジャケットが必要だなどとは夢にも思いません。しかし日本の気候の実情として、本州でも4月上旬まで雪の降ることがあり、10度を下回る日もまれにありますよね。降雪や10度以下と言えば、真冬用の防寒具が必要な気候です。ですから、4月上旬あたりまでに日本に来るつもりの外国人ゲストに対しては、「真冬用の防寒具があったほうが良いよ!」と事前に注意喚起してあげると良いでしょう。もしくは、貸してあげられる防寒具を1つ2つ用意しておいてあげるのも親切ですね。

また、春は雨の多い季節でもあります。ビニール傘などの安物でかまいませんから、気軽に貸してあげられる傘も用意しておいてあげたいところです。

3−3.春休みがあるのはほぼ日本だけって知ってた?

日本では、3月の20日頃から4月の7日頃まで、小中高校の春休みとなっています。さらに大学や専門学校では、3月の頭頃から4月7日頃まで休みになりますね。それが当たり前だと思って外国人と接していると、思わぬ混乱を巻き起こすかも!

というのも、外国では春に長期休暇を取ったりはしません。ほとんどの国で、新学期は9月に開始されるため、春は区切りの季節ではないのです。「春休みなんだからゆっくりしていきなよ」などと言っても、外国人ゲストの頭は「???」となってしまうでしょう。

ただし、留学生などの場合、日本の年度始めおよび春休みに合わせて前乗りし、春休みの期間を観光や準備、環境適応に充てる人もいます。

3−4.逆に日本には馴染みのないイースター休暇には、注意と配慮を!

しかし、キリスト教の盛んな国では、春分の日を少し過ぎた頃(毎年少しずつ変化します)に「イースター休暇」というものが3〜4日ほどあるのですが、ご存じでしたか?

イースターとはイエス・キリストの復活を祝う祝日で、宗教的要素の濃いものですから、相手の行動習慣を尊重し、配慮をしてあげましょう。特に、イースターの2日前は「グッドフライデー」というイエス・キリストの命日を記念するもので、イースターまでの2日間、肉類や卵、乳製品の飲食を控えたがるゲストがいるかもしれません。

なお、アメリカやヨーロッパだけでなく、香港もイースターの習慣が盛んです。

3−5.ゴールデンウィークも外国には無い。日本の観光地がごった返すことを教えてあげよう。

4月下旬から5月上旬にあるゴールデンウィークに関しても、日本独自の休日文化です。この連休の存在すら知らない外国人は少なくないでしょう。そのため、たまたまゴールデンウィークに日本に来たら京都のお寺やディズニーランドがごった返していてロクに観光できなかった…。などという惨事に遭ってしまう恐れがあります。さらに、宿泊施設や夜行バスなどに関しては満室や価格の高騰が大きな痛手となるので、やはりそうした事項を事前に注意喚起してあげると良いですね。

3−6.新学期の慌ただしさで忙殺されがち。健康やもてなしに支障が出ぬよう気をつけて!

春、特に4月いっぱいくらいまでは、新学期特有の環境変化や手続きに振り回され、私たち日本人はてんてこまいになりがちです。こんな時期に外国人ゲストを家に受け入れると、キャパシティーを超えてしまい、心身が病気になってしまったり、ゲストのもてなしがぞんざいになってしまう懸念があります。

これを防ぐためには、4月はホームステイの受け入れを少し制限する(数を減らす)か、「忙しい時期なので充分なもてなしができないかもしれません」と事前に外国人ゲストに伝えておくと良いでしょう。

3−7.クーラーの準備は早めに!外国人には暑がりさんが多い。

近年は温暖化の影響からか、5月でも30度を超えるような日が多くなってきました。私たち日本人の感覚からすると、5月はまだ、エアコンではなく扇風機でしのごうか、といった気にもなりますが、外国人ゲストの場合は暑ければ素直にエアコンのリモコンに手が伸びます。また、外国人にはそもそも、日本人よりも暑がりな人が多く、クーラーの使用頻度は高くなりがち。彼らがクーラーを使いたがっているのに、フィルターがホコリだらけで臭い空気が出てきては大問題になりかねませんから、クーラーの準備は早め早めにしておきましょう。

3−8.携帯電話や不動産などの書類契約に振り回される懸念があることを覚悟しておこう!

春先は、留学や就労で日本にやってくる外国人も多くなります。彼らはこれから日本での生活が長丁場になるため、携帯電話や不動産賃貸の契約をすることが少なくありません。

この際、仮住まいしているあなたの名前や住所が身元保証人として使われたり、店先において英語での交渉がうまくいかず、あなたにヘルプの要請が入る(電話が掛かってくる・店への付き添いを頼まれる)可能性があるので、あらかじめ覚悟をしておきましょう。

保証人のような重責までは追う必要がありません(負わないほうが良いです)が、現住所欄にあなたの家の住所を書くだけで、少なからずの責任を背負うことになってしまうのです。

ホームステイは、「家族のようにもてなす」がモットーですが、春先の外国人ゲスト受け入れはまさに、「家族が一人増える」ような大変さを伴いやすくなります!あなたのホームステイ愛が試される時期ですね!

民泊スタートアップnaviでは、Airbnbをはじめとした各種の民泊に関する情報を、幅広いテーマで特集を組んでお届けしています。ホームステイを受け入れる際の準備や心構えについてさらに知りたい方は、トップページからお望みのテーマの記事を探し、ご活用ください。

まとめ。

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【外国人の期待する日本の春の風物詩は、なんといっても桜!】

  1. 外国人に人気の桜スポットはどこ?
    第1位:哲学の道(京都府)
    第2位:弘前公園(青森県)
    第3位:嵐山(京都府)
    第4位:権現堂桜堤(埼玉県)
    第5位:白川郷(岐阜県)
    第6位:兼六園(石川県)
    第7位:竹田城跡(兵庫県)
    第8位:原谷苑(京都府)
    第9位:奈良公園(奈良県)
    第10位:角館武家屋敷(秋田県)
  2. ランキング結果を分析すると、伝統集落や寺社仏閣など、桜以外の日本らしい風景も楽しめる場所が人気。
  3. あなたがこれらの観光地の近くに住んでいるなら、Airbnb(エアビーアンドビー)をやると繁盛するかも?
  4. 自宅周辺の桜スポットはしっかり把握しておき、外国人ゲストに教えてあげられるようにしておこう!
  5. Airbnbのリスティング(施設の詳細ページ)に、近所の桜の写真をアップしておこう。「ここに泊まれば桜を楽しめるな」と思ってもらえる。
  6. 桜気分をたくさん味わってもらうために、おうちの中を桜モチーフで飾り付けしてみるのはどう?たとえばこのようなアイデアが。
    (1)玄関などの花瓶には桜の花を活けておく。(無断で折ってはだめですよ!)
    (2)玄関や客室の表札を桜モチーフで飾り付けする。
    (3)お吸い物に桜の花びらを浮かべて彩ってみる。
    (4)桜もちや桜の和菓子などでティータイムをする。
    (5)ベッドシーツやクッションなどに桜柄のものを取り入れる。
  7. 外国人ゲストはお花見について誤解しているかも?「花を見るだけでなく、お酒を飲んで騒いだりするんだよ」と正しい知識を教えてあげよう。
  8. 普通の桜よりも珍しい、しだれ桜の見られるスポットを教えてあげるととても喜ばれる!
  9. すぐに散る桜の時期に旅程を合わせるのは難しい。桜の開花時期を外国人ゲストに教えてあげよう。平均的な開花時期はこちら。開花予報が出てるならもちろんそちらを優先すること。
    北海道:咲き始め5/3、満開5/8。
    東京:咲き始め3/25、満開4/2。
    大阪:咲き始め3/28、満開4/6。
    京都:咲き始め3/27、満開4/9。
    沖縄:咲き始め2/3、満開2/6。

【桜以外に外国人が喜ぶ日本の春らしいものは?】

  1. 春らしい日本のグルメと言えば?タケノコなどの山菜を人気のてんぷらにすれば一石二鳥。イチゴはスイーツも充実していて食べ比べが楽しい。
  2. 日本の誇る伝統美であるひな人形を見せてあげよう!端午の節句にはもちろん5月人形も。
  3. 暖かくて花々の美しい春は、ネイチャーレジャー(ハイキング、登山、農家民泊など)にも適している。
  4. 春は着物が最も似合う季節!背景に花々が色鮮やかだと着物が映える。
  5. ファッション・ショッピングも春が楽しい!パステルカラーが充実した日本のファッションは外国人に人気。春はパステルカラーが最も充実する季節。

【春に外国人をもてなす際に注意すべきことは?】

  1. 春の脅威!花粉症に悩まされたらせっかくの旅行が台無し!外国人はスギ花粉には強いが、ブタクサやカモガヤの花粉で発症する人がいる。鼻水処理のエチケットについて価値観の違いがあるので、説明と尊重を。
  2. 日本の春先は気候が安定しない。降雪や10度以下の日もあるので、「真冬用の防寒具を忘れずに!」と外国人ゲストに注意喚起してあげよう。
  3. 春休みがあるのはほぼ日本だけって知ってた?外国人は春休みを前提に旅程を立てたりすることはできないので注意。
  4. 逆に日本には馴染みのないイースター休暇には、注意と配慮を!春分の日の数日後に3〜4日の連休がある。肉食を断つ人もいるので理解と配慮をすること。
  5. ゴールデンウィークも外国には無い。この期間は日本中の観光地がごった返し、ホテルや夜行バスなどの予約が取りづらくなることを教えてあげよう。
  6. 4月あたりは新学期の慌ただしさで忙殺されがち。ホスト家族の健康やゲストのもてなしに支障が出ぬよう気をつけて!
  7. クーラーの準備は早めに!外国人には暑がりな人が多いので、5月中にはもう必要になってくると考えよう。
  8. 新入生・新入社員が多くなる時期。外国人ゲストの携帯電話や不動産などの書類契約に振り回される懸念があるので、あらかじめ覚悟しておこう!

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