「今、民泊がアツい!」

というような言葉を聞いて、あなたはどんなことを連想しますか?

「家賃10万円のマンションが30万円になるんだろう?」「月収200万円も夢じゃないんだろう?」といったビジネス論調の言葉が出てくるなら、うーん、あなたは典型的な日本人…。

民泊と言えばたしかに、不動産ビジネスの新形態として高い利幅を叩き出せるポテンシャルを持った事業であるのは間違いではないのですが、世界規模で眺めたとき、民泊というのは少々違った側面でもてはやされているのです。この記事では、民泊の「真の魅力」についてお話ししていきます!

1 外国人は民泊がおスキ!?

民泊に対する観念が日本人と外国人とでずいぶん異なること、ご存じですか?

1−1. 2016年、Airbnbの月間訪問数は1億3,000万を超えている!

1位 Airbnb 1億3,040万
2位 HomeAway 2,111万
3位 VRBO 1,760万

さて、この数字は何だと思いますか?

英国のIT企業シミラーウェブの調べによる、2016年6月の主要民泊サイトの訪問数です!(ランキングは8位まで出ていますが4位以下は割愛。)みなさんご存じの民泊仲介サイトAirbnb(エアビーアンドビー)は、なんと、1ヵ月の間に1億3,000万超ものページビューに達しています!

1−2.海外には、民泊を積極的に宿泊施設に選んでいる人々がものすごく多い。

「Airbnb(エアビーアンドビー)の月間訪問数は1億3,000万。」この数字の意味するところは何でしょう?

それは、民泊を積極的に宿泊施設に選んでいる人々がものすごく多いということ。日本での印象はどうでしょう?もっぱら、「外国人観光客急増に伴うホテル不足を解消するために」といった、「ホテルの代替品」にすぎないものと認知している人が多いようです。こうした認識は日本独自のものであり、欧米をはじめとした海外の多くの人々は、ホテルが満室になっていなかろうとも、積極的に民泊宿泊を選択しています。

こうした事実、ご存じでしたか?

1−3.ホストをするにもゲストとして泊まるにも、「本当の民泊」を知っておいたほうが良い!

あなたがAirbnb(エアビーアンドビー)をはじめとした民泊カルチャーに対して、ホストとしての携わりに興味を持っているとしても、ゲストとして興味を持っているとしても、こうした世界視野におけるAirbnb観を理解しておくことを、強くお勧めします。

なぜって?民泊カルチャーを最大限にエンジョイしたいなら、ホストをするにしてもゲストとして泊まるにしても、「本当の民泊」を知っておいたほうが良いに決まっているのです!日本人の多くは、「本当の民泊」を知らないようですから…。

1−4.日本の民泊施設は民泊じゃない。

あなたは、たとえばAirbnb(エアビーアンドビー)で民泊施設を予約した場合に、その民泊施設をどんなものとイメージしますか?日本人の多くは、マンスリーマンションのような無人の物件が、ホテルを真似て小綺麗に整えられた様子を思い浮かべることでしょう。

それはたしかに、日本においては主流であり日本のAirbnb民泊施設の70パーセントを占めているのですが、世界においては全く主流ではありません。そしてそれらは、「本当の民泊」ではないのです。

「本当の民泊」とはどのようなものでしょう?

1−5.本当の民泊とは?家庭に泊まり、家族と交流すること。

本来、民泊とは、「家庭に泊まること」を指す言葉でした。しかし、近年の日本で多く見られる誰も住んでいないマンスリーマンションのような民泊物件は、「家庭」とは言えませんよね。そこにホストの笑顔はなく、ゲストとホストの暖かく楽しい交流もありません。Airbnb(エアビーアンドビー)の規定としては、マンスリーマンションのような無人物件を容認してはいますが、それは本来の「民泊」とはまったく異なるものであることは、知っておくべきでしょう。

そしてAirbnbの可否や民泊の意義を語るとき、投機的なマンスリーマンション民泊と家庭民泊とを、分けて考えるべきですよね。

1−6.外国人が愛好しているのは「家庭泊」のほう。

Airbnb(エアビーアンドビー)は世界中で支持されており、また、Airbnbに類似した民泊仲介サイトを大抵どこの国も独自に持っていますが、ここ数年でのそうした急激な民泊ブームをけん引しているのは、あくまで「家庭泊」のほうということ。

世界の民泊フリークたちは、ホテルのようなオシャレな内装や清潔な使い捨ての歯ブラシに興味はなく、お友達の家や親戚の家に泊めてもらったときに感じる、「家庭っぽさ」や「暖かさ」に興味を持って、また新しい国の民泊施設を検索しているのです。

それは宿泊ゲスト側だけでなくホストを営むほうも同じで、「割りの良いビジネス」として起業しているのではなく、世界各国の旅人たちの奇想天外なお話に耳を傾けたくて、趣味のような感覚で家を開放している人がもっぱらとなっています。大抵が、とても安い値段で!

1−7.民泊は、「ホテルの代わり」ではなく「ホテルとはまったく別のモノ」!

つまり、つまりですよ?

民泊を営むとしても宿泊利用するとしても、民泊というものを、「ホテルの代わり」と捉えるのではなく、「ホテルとはまったく別のモノ」と捉える観点が、とても重要なのです!

1−8.「ホテルの代替品」と捉えているのは、日本人と、あとは爆買い中国人…。

民泊を「ホテルの代替品」のような感覚で捉えており、スタッフのいない解放感やホテルのようなクールさを好む人々が、日本人以外にもいるにはいます。それは、近年「爆買い」を目当てに日本にやってくる、中国人のバブリー層。

「爆買い」中国人の振りまく「ソソウ」が高度成長期の日本人の姿にソックリだと皮肉る論調がありますが、やはり日本人と中国人は似ているのかも!?

1−9.「中国人の爆買いセレブ」はお金を運んでくるが、トラブルも運んできやすい…。

日本人のAirbnb(エアビーアンドビー)投機ホストの多くがこしらえる、ホテルやマンスリーマンションのようなクールな民泊施設に泊まるのは、もっぱら「中国人の爆買いセレブ」なのです。

この層は、年間2,000万人にも達しようとしている訪日観光客の半数近くをも占めているので、たしかにホテル調民泊を経営すれば、繁盛はするかもしれません。しかし、テレビニュースで揶揄されているように、この「中国人の爆買いセレブ」層はマナーがあまり宜しくない傾向にあるため、騒音やゴミ問題、ご近所さんとのいざこざなどのいわゆる「民泊トラブル」を、招きやすくなってしまうでしょう…。

1−10.「家庭民泊」と「ビジネス民泊」。あなたはどちらの民泊を選ぶ?

人との交流や家庭っぽさを楽しむ「家庭民泊」と、ホテル不足を追い風に中国人バブリー層に悩まされながら営む「ビジネス民泊」。2つは同じ「民泊」という名前でくくられながら、全く異なる顔を持ち、全く異なる畑が構築されています。

どちらの畑に住むかによって、交流する人々も、体験する出来事も、正反対と言えるくらいに異なりますから、あなたは自分がどんな民泊体験を求めているか、改めて整理しておいたほうが良いでしょう。

2 家庭民泊には感動的なドラマがある!

さて、このトピック2からは、「家庭民泊」についての話題に集中していきます。ビジネス民泊のノウハウや利益について知りたい人は、当サイトの別記事をご参照くださいね。

外国人や一部の日本人が民泊をこよなく愛する理由は、幾つもあります。その中で最も魅力的でプライスレスなものは何でしょう?それは「ドラマチックさ」ではないでしょうか!

2−1.何を求めて旅行をするの?「感動体験」ではなかろうか。

不況と言われる昨今でも、日本は世界で有数に豊かな国の1つ。Facebookでも眺めていると、毎週末ごとに友人の誰かが旅行に繰り出し、楽しそうな姿をアップしていますね。日本人にとって、旅行はとても身近なものです。

私たちはなぜ、旅行をするのでしょうか?そう考えてみたとき、出てくる答えは、仕事や家事など日常生活のルーチンでは得られない感動体験を求めてのものだと推測されます。毎週末のように旅行に繰り出す日本人、さぞかしたくさんの感動を味わい人生を謳歌していると思いきや、毎年発表される幸福度ランキングにおいて、日本は先進国で最下位を争うほどに振るいません…。

日本人の一般的な旅行スタイルでは、感動体験を味わえない…?

2−2.映画をドラマチックにしているのは、観光地ではなく「交流」である!

いわゆるヒューマンドラマと呼ばれる、心が暖かくなるような映画やドラマに感動した経験があることでしょう。そうした映画を思い浮かべてみてください。主人公が胸を熱くするのは、大自然や豪華なホテルよりも、旅先で出会った見知らぬ人との交流ではありませんか!?

縁もゆかりもない人に助けてもらったり、出会ったばかりの人なのに旧来の仲であるかのように打ち解けたり、ひょんなことから一緒に仕事をすることになったり…!!

すると、あなたが感動体験を求めて旅行をするなら、映画の主人公のような人生を送りたいと願うなら、「交流」のある旅行スタイルを選択すべきです!

2−3.家庭民泊には感動体験がある!

つまり、あなたが感動体験に焦がれているなら、やはり民泊が、いえ、「家庭民泊」がうってつけと言えます!海外のAirbnb(エアビーアンドビー)フリークがなぜ民泊宿泊を繰り返すかと言えば、ほかでもなく「感動体験」を欲しているから。家庭民泊には、感動体験があるのです。

2−4.家庭民泊を営む人には、旅行好きな人や優しい人情家が多い。

家庭民泊を営んでいる人には、自分自身もまた旅行好きな人が多いですね。彼らは世界の様々な地域を訪ねて歩き広い見識を得ていて、おもしろい話や素晴らしい哲学を持っています。そんな彼らとの晩餐が、盛り上がらないわけがありません!

また、家庭民泊を営むホストには、人をもてなすのが好きな人情家もとても多いです。
儲けやビジネスということをあまり気にしておらず、そのため宿泊料金が安いうえに信じられないくらい手厚く手を差し伸べてくれることがあります!

「これくらいの料金を払えばこれくらいのサービスを得られる」というあなたの従来の観念が、ものの見事に覆されるでしょう。「赤の他人である私にこんなにも優しくしてくれる人がいるなんて!」そんな体験をしたことがありますか?

2−5.虎穴に入らずんば虎子を得ず。クオリティの低い民泊もあることを覚悟しよう。

もちろん、すべての民泊ホストがムーミンママのような人であったりはしませんし、すべての民泊施設が上質であったりはしません。あまり綺麗ではなかったり、水回りが古かったり、子供の泣き声はしゃぎ声がうるさくて、ろくに眠れないこともあるでしょう。

しかし、予想外の感動体験を求めるなら、そうしたマイナス面も覚悟しておかなければなりません。日本人に家庭民泊を敬遠する人が多いのは、快適な住環境に慣れすぎており、設備や対人における不備への許容範囲が狭い人が多いからだろうと言われています。すると虎穴に入る覚悟がないため、虎の子を得ることはできず、「無難な体験」しか味わえないのです。

人生を感動的にエンジョイしている人たちというのは得てして、多少の不快感や不備を気にせず、虎穴に入っていけるような人たちではないでしょうか。

2−6.人間力を磨いておこう。

民泊は、映画館やアミューズメント施設とは違います。映画館やアミューズメント施設は、ただ黙って受け身で座っていればそれで一定の体験が得られますが、民泊はそうではありません。「適した家庭を選ぶ」という識別力が不可欠ですし、「話しかける」「仲良くする」といった自発的な交流力が不可欠です。異なる文化習慣をガマンする忍耐力も必要でしょうし、諸々の不備に寛大である必要もあるでしょう。

ある程度の人間力を磨いていないと、誰かがとても感動体験をした民泊家庭と同じところに泊まりにいっても、ドラマは起きません。

あなたはどうですか?家庭民泊で感動体験ができそうですか?

3 他にもこんなにある。民泊の真の魅力!

前トピックでは、家庭民泊をチョイスすることで旅行がドラマチックになるというメリットを詳述しました。民泊の魅力は他にもたくさんあり、当トピックはそれらについてお話していきます。

  1. 海外に友達を増やすことができる。
  2. ローカルな店や場所を楽しむことができる。
  3. 旅費を抑えることができる。
  4. 各地の独特な文化を肌で体感することができる。
  5. 言語の勉強がどんどんはかどる。
  6. 観光地化されていないところにも足が延ばせる。

いかがですか?ぱっと箇条書きを読んだだけでも、「ホテルの代替品」と言い放つのは民泊に対して失礼だということがわかります。家庭民泊は、ホテルにはない魅力をたくさん持っているのです!

3−1.海外に友達を増やすことができる。

民泊のホストとゲストの関係性は、ホテルのスタッフとゲストの関係性とは大きく異なります。ホテルの場合、ゲストはあくまで消費者であり、スタッフは報酬に見合うと判断したサービスだけを提供しますが、民泊はそうではありません。家庭民泊のホストは、ゲストのことを消費者というよりも「新しい友人」という感覚でもてなすでしょう。

その日にたまたまお祖父ちゃんの還暦パーティでもしていれば、宿泊費より高いお寿司をゲストに対して「あなたもどうぞ」とふるまうかもしれません。こんなふうに家庭民泊のホストとゲストは、「業者と消費者」という関係性を超えて親しく交流します。

そうした交流を繰り返すことで、家庭民泊の愛好者たちは外国人の友達をどんどん増やしていくのです!

3−2.ローカルな店や場所を楽しむことができる。

テレビなどで、訪日観光客が高級料亭の懐石料理を食べながら「日本食ハ美味シイデス!」と喜んでいるのを見て、「それは『よそいき』な和食にすぎないのになぁ」と苦笑いしてしまったことはありませんか?「近所の定食屋さんの肉じゃがのほうが、美味しいのに…。」と。私たちが知らない街に旅行するときも、現地の人は同じことを思っているのです。ガイドブックやパックツアーに導かれる店は、どれも「よそいき」にすぎません。

しかし家庭民泊のホストたちは、飲食店や土産物屋との癒着はありませんから、本当に美味しい、本当にローカリックなお店を紹介してくれます。「昔の王様が食した春巻き」ではなく、「大衆が食べている春巻き」を教えてくれるのです。

その土地のことを本当に知りたいなら、高級料理店ではなくローカルなお店に入りたいですよね。

3−3.旅費を抑えることができる。

「王様の食した春巻き」は一皿1,000円ですが、「大衆が食べている春巻き」は一皿200円で食べられることでしょう。

家庭民泊は軒並み、ホテルよりもずいぶん安く、宿泊費の節約になりますが、つまり、民泊活用によって節約できるコストは宿泊費だけではないのです!地元民が行くような店に行けば食費はかなり節約できますし、民泊ファミリーと一緒に料理したりおすそ分けしてもらえばさらに節約ができます。爪切りやレインコートなどちょっとしたものなら貸してくれたりするので、つまらない出費もかなり減らせるでしょう。

3−4.各地の文化を肌で体感することができる。

たとえば着物の文化を知るうえで、最もリアルに学べる場所はどこでしょうか?歴史資料館に行けば平安時代の豪華絢爛な十二単(じゅうにひとえ)がお目にかかれますし、京都の花街に行けば白粉(おしろい)をばっちりメークした舞妓さんが見られます。しかしそれらは、日本の大衆文化としての着物とは異なりますね。「特殊な着物」です。日本で最もリアルな着物文化を垣間見られるのは、高齢者の住んでいる「家庭」ではないでしょうか?

こうしたことは、他の国の他の文化についても同じなのです。歴史資料館やお祭りを見に行くよりも、「家庭」に潜入させてもらったほうが、よりリアルな文化を体験することができますよ。

3−5.言語の勉強がどんどんはかどる。

語学留学している外国人の多くが、勉強先の地において、ホームステイ滞在を選択しています。これは、学校での学習だけでは語学習得が不充分であり、むしろ学校よりもその国の一般家庭での交流のほうが、より長い時間、よりリアルな言語を学ぶことができるからなのです!しかも、民泊のホストファミリーたちは受講料なんて取りません。

英語を上達したいと願っている人は、ぜひ海外旅行先で家庭民泊を活用されることをお勧めします!驚くほど有意義な場となるでしょう。

3−6.観光地化されていないところにも足が延ばせる。

ホテルは基本的に、観光地や大きく栄えた駅の前にしか立地していませんね。そのため、ホテルだけを繋いでいくと、旅行できる場所というのは観光地やある程度栄えた街に限られてしまいます。

しかし民泊の場合、観光地化されていない場所や他の観光客が行かない珍しい場所にも点在しているため、観光の選択肢をとても広げることができるのです!日本の古き良き風景は、観光地化されていない地方の町や村のほうが色濃く感じられますが、外国においても同じことが言えますよ。観光客向けに脚色されていない姿を見たいなら、民泊を活用するのはとてもオススメ。

※注意!「たかる」ことを推奨しているわけじゃない!「循環させる」ことが大切。

民泊の魅力として挙げたものは、お得さを感じさせるものが多いですね。そしてなぜお得かといえば、それは民泊ホストがとても気前よく物・空間・時間・優しさを提供してくれるからに他なりません。極端に言えば民泊の魅力とは、「ホストたちの慈善によって成り立っている」と言えます。

ここで注意したいのは、彼らの慈善を一方的にむさぼり続けるべきではないですよ!ということ。民泊家庭で受けた恩恵は、「循環させること」を推奨したいのです。

どのように循環させれば良いのでしょうか?まず真っ先に推奨したいのが、あなたもまた民泊ホストになり、旅行者をもてなしてあげようということ。安い値段で寝床を提供し、そして、損得に捉われずにゲストに優しくしてあげるのです。するとそのゲストもまた、旅先で受けた、民泊で受けた恩に感動し、損得に捉われずに他者を助けるような人になるかもしれません。そのようにして、高いお金を払わなくても皆がたくさんの物やサービスを享受できるような文化を作っていくのが、民泊カルチャーの隠れたテーマと言えます。

循環させる方法としては他にも、良心的な民泊ホストにお土産(お礼の品)を渡すことや、町中で見かけた困っている旅行者に手を差し伸べること、または全く別のボランティアを行うのも良いですね。

4 日本にも家庭民泊の良さに気付いた人々がいる!

基本的に、前トピックで紹介したような民泊の「真の魅力」は、日本人よりも外国の人々のほうがよく理解しています。活用度も外国人のほうが圧倒的に高いです(参考までに、日本のAirbnb民泊の利用者は、9割以上が外国人です!)。しかし日本人も、「本当の民泊」を知らないわけではありません。

4−1.日本の民泊業界をけん引してきたのはビジネスマンたちだったが…?

これまで、民泊業界をけん引してきたのはビジネス志向の強い民間人がもっぱらで、それはAirbnb(エアビーアンドビー)の投機民泊ブームだけでなく、その一昔前に流行した農業民泊(体験民泊)でも同じことが言えました。農業民泊も、多くは貧困に悩む地域の収入対策として、施策されたものだったのです。

4−2.各地の中学や高校が、民泊を修学旅行のメインに据えるようになってきた!

それに対してここ数年、各地の中学校や高校で、修学旅行を民泊体験に切り替える動きが活発になっているのをご存じですか?京都やディズニーランドや沖縄ビーチ前の大型ホテルをやめ、一般家庭で民泊するようになってきたのです。

民泊を選んでも、学校は儲かりませんよね。つまり、ビジネス、利益、癒着といった目的ではなく、純粋に「意義の高さ・多さ」という精神的目的から、民泊体験が脚光を浴び、評価されるようになってきました!ひょっとして近年は、民間企業よりも公的機関のほうが、人道的なモラルが進んでいるのかもしれません。

4−3.若者たちが民泊文化を活性させていくかも?

この修学旅行民泊で目を見張るべきは、学校側が民泊を有意義と考えているだけでなく、生徒たち側もまた、民泊体験への満足度が高いという事実です。事後のアンケート調査やレポートでは好意的な感想を述べる生徒が多く、「民泊なんてダサい!ウザい!」という事前の印象とは全く異なる結果になることが多いのだそう。

また、「テラスハウス」というテレビ番組が流行になりましたね。これはシェアハウスで生活する男女のドキュメンタリーのようなプログラムですが、シェアハウスの他者との距離感は、家庭民泊のそれと酷似しています。ここ数十年、日本人はこうした密な距離感を好まない傾向にあったのですが、平成生まれくらいの世代の人々は、民泊やシェアハウスのような人情的な交流を好むのかもしれません。

21世紀の日本が見失ってきたものを、20世紀を知らない若者たちが取り戻すとすれば、それはとても面白い現象ですね。

民泊スタートアップnaviでは、ビジネス民泊だけには捉われない幅広い視点から、民泊の魅力やノウハウを解説しています。ドラマチックな民泊体験を望まれる方はぜひ、トップページから家庭民泊(ホームステイ型民泊)にまつわる記事を探し、読んでみてくださいね。

まとめ。

【外国人は民泊がおスキ!?】

  1. 2016年6月、民泊サイトAirbnb(エアビーアンドビー)の月間訪問数は1億3,000万PV(ページビュー)を超えている!
  2. 日本人には信じられないかもしれないが、海外には、民泊を積極的に宿泊施設に選んでいる人々がものすごく多い。
  3. 民泊ホストをするとしてもゲストとして泊まるだけだとしても、「本当の民泊」を知っておいたほうが良い!
  4. 日本で主流の家主不在型の民泊施設は、本当の意味での民泊ではない。
  5. 本当の民泊とは?家庭に泊まり、家族と交流することを指す。
  6. 外国人のAirbnbフリークが愛好しているのは、そうした「家庭民泊」のほう。
  7. 日本人の多くは勘違いしているが、民泊は、「ホテルの代わり」ではなく「ホテルとはまったく別のモノ」!
  8. 民泊を「ホテルの代替品」と捉えているのは、日本人と、あとは爆買い層の中国人…。
  9. 「中国人の爆買いセレブ」はお金を運んでくるが、トラブルも運んできやすい…。ホテルを模した民泊を営むなら気を付けて。
  10. 民泊と一口に言っても、「家庭民泊」と「ビジネス民泊」の2種類があるということ。あなたはどちらの民泊を選ぶ?出会う人々や体験は全く異なります。

【家庭民泊には感動的なドラマがある!】

  1. 人々は何を求めて旅行をするか?多くの場合その答えは、「感動体験」ではなかろうか。
  2. 映画をドラマチックにしているのは、観光地ではなく豪華なホテルでもなく、「人との交流」である!
  3. 家庭民泊にはその感動体験がある!
  4. 家庭民泊を営む人には、旅行好きな人や優しい人情家が多い。だから彼らとの交流は楽しく有意義なものとなりやすい。
  5. 虎穴に入らずんば虎子を得ず。感動体験を求めて旅行をするならば、クオリティの低い民泊もあることを覚悟しよう。
  6. 人間力を磨いておこう。適切な家庭を選ぶ識別力やホストに話しかける社交性がないと、民泊をしても感動体験は生まれない。

【他にもこんなにある。民泊の真の魅力!】

  1. 海外に友達を増やすことができる。民泊ホストとゲストの関係性は、ホテルのスタッフと客との関係性とは大きく違うため、友達になることができる。
  2. ローカルな店や場所を教えてもらうことができる。民泊のホストはツーリスティックではない飲食店や観光地の情報を教えてくれる。
  3. 旅費を抑えることができる。民泊ホストは観光価格でないものを教えてくれるし、食事や日用品などシェアしてくれることがある。
  4. 各地の独特な文化を肌で体感することができる。歴史資料館やお祭りよりも、家庭の中にあるもののほうがリアル。
  5. 言語の勉強がどんどんはかどる。家庭民泊では語学スクールよりも長い時間、かつリアルな現地語を学習することができる。
  6. 観光地化されていないところにも、足を延ばすことができる。ホテルは観光地や栄えた都市にしかないが、民泊なら地方の無名な町・村にも点在している。
    ※注意点!これらは決して民泊ホストの善意に「たかる」ことを推奨しているわけじゃない!彼らから受け取った恩をあなたも「循環させる」ことが大切。

【日本にも家庭民泊の良さに気付いた人々がいる!】

  1. Airbnbにせよ農業民泊にせよ、日本の民泊業界をけん引してきたのはもっぱらビジネスマンたちだった。
  2. しかし近年、新たな動きが起こり始めている。日本各地の中学や高校が、民泊を修学旅行のメインに据えるようになってきた!学校は民泊を選んでも金銭的メリットなど無いが、つまり精神的な意義を目的に民泊を評価しているということ。
  3. 若者たちが民泊文化を活性させていくかも?修学旅行民泊は生徒側の満足度も概ね高く、また「テラスハウス」の人気にも家庭民泊やシェアハウスのようなヒューマニズムへの興味が見受けられる。

コチラも要チェック!【民泊スタートアップnavi実践マガジン】好評配信中!

ネット上では公開できない超実践的ノウハウや、民泊業界の最新情報を配信!セミナー動画、音声講座、メール講座を今なら無料でプレゼント!

メールアドレス
お名前(ハンドルネーム可)