子供さんの不登校に悩む家庭は、日本では年々増え続けています。フリースクールなど、代替的な受け皿は増えてきていますが、しかし不登校の根本的な改善策はまだ見出されていません。もちろん、不登校には様々な要因があり、子供さんの性格も様々で、特効薬が唯一無二ということはありえないでしょう。

そんな中、「どのフリースクールを選ぶか」という選択から大きく視点を変えて、「ホームステイ受け入れで環境を変えてみてはどうか」と試みる家庭が増えてきています。

1 ホームステイ受け入れが不登校克服や自立のキッカケに!

不登校の子供に自信を!ホームステイ(民泊)受け入れが克服や自立の可能性を広げる。

事の発端は、「発想の逆転」からでした。

1-1.これまで一般的だった不登校改善法は、ホームステイ「しに行く」もの。

これまで、不登校の子供の治療方法として有名だったのは、ホームステイはホームステイでも、「泊めてもらう側」での携わりでした。山村留学などと呼ばれ、沖縄離島や本島地方などの自然多き地域の家庭、またはフリースクールに泊まり込み、普段とは異なる生活をするものです。

こうした取り組みは全国で行われていますが、100%とはいかずとも着実な成果を上げてきました。

1-2.不況の時代、山村留学やフリースクールの費用が払えない家庭が増えてきた・・・。

しかし、山村留学や住み込み型フリースクールは費用がかさみます。バブルの時代には多くの家庭にそれだけの資金がありましたが、給食費すら払えない家庭が続出している昨今、子供の不登校が重大事とわかっていても、そこに大金を注ぐことが難しいのが実情です・・・。

1-3.「山村留学的な環境」を家庭で作ってしまおう!それがホームステイ受け入れ法。

そうした家庭が、新しい取り組みを思いついたのです。それは、ホームステイはホームステイでも、不登校の子供さん自らがホストファミリーとなって、ゲストを受け入れること。

そしてこの試みは、多くの家庭で不登校改善に確かな成果を生み出したのです!

2 ゲストとの交流で広がる子供の可能性。

不登校の子供に自信を!ホームステイ(民泊)受け入れが克服や自立の可能性を広げる。

「ホームステイ」という取り組みは、なぜ不登校の子供たちに対して効果があるのでしょうか?端的にまとめると、8つの効果が挙げられます。

  1. 「ラフな環境」によって、縮こまった心が解放されていく。
  2. 「人間関係のリセット」で新しい自分が出せる。
  3. 「自分らしく生きている人々」との出会いで安心して自分を出せる。
  4. 「環境の変化」が、昨日とは違う決断を後押ししてくれる。
  5. 普通学校に通わなくても生きていける方法や可能性があることに気づける。
  6. むしろ普通学校よりも、実用的な「生きるチカラ」を磨ける。
  7. 「大人になって何の役に立つんだ?」と憤る勉強をせずに済み、ストレスが減る。
  8. 英語力と国際力が身に付く。

それでは、1つ1つを詳しく解説しましょう。

2-1.「ラフな環境」によって、縮こまった心が解放されていく。

農村留学の家庭や学校、フリースクール、そしてホームステイのゲストたちは、学歴主義的な価値観を持っていないことが多く、持っていたとしてもそれを不登校の子供に対して押し付けるようなことはしないでしょう。

そのため不登校の子供は、学校の先生とも勉強熱心なクラスメイトとも違ったラフな人間関係の中で、のびのび過ごすことができます。この環境によりプレッシャーから開放され、明るい笑顔を取り戻す子供は多いです。

2-2.「人間関係のリセット」で新しい自分が出せる。

「周りの人たちの価値観がラフになる」というだけでなく、「周囲の人間が入れ替わる」というリセットの環境変化も、不登校の子供に良い影響をもたらします。

ひょんなことから演じはじめてしまった自分や、周りに貼られてしまったレッテルを、同じ環境の中で変えることは難しいのですが、人間関係が刷新された中であれば、「新しい自分」や「本当の自分」で振舞えるようになるのです。中学まで暗かった子供が高校になって突然華やかになることがありますが、それと同じような効果を生み出すことができます。

2-3.「自分らしく生きている人々」との出会いで安心して自分を出せる。

山村留学やフリースクールに参加する子供も、ホームステイにやってくるゲストも、「型にはまった生き方」を嫌い、自分らしく生きている人が多いです。

あなたの子供さんが同じようなタイプであった場合、そんな「自分らしい人々」の輪の中で自分らしさを取り戻し、安心するでしょう。

また、周りに合わせて無難に過ごしてきた子も、自分らしく生きている人々とのたくさんの交流の中で触発され、アクティブな性格に様変わりすることがあります。

2-4.「環境の変化」が、昨日とは違う決断を後押ししてくれる。

不登校に陥った子供の中には、「そろそろ学校に戻ろうかな」と思いはじめている子もいます。しかし、気恥ずかしさなどの感情から、「学校に行ってみる」とは言い出せないことがあるのです。

この場合、山村留学やホームステイ受け入れなどの大きなイベント・変化を経たことを口実にして、「なんか元気出たから学校に行ってみる!」と切り出しやすくなる効果があります。

2-5.普通学校に通わなくても生きていける方法や可能性があることに気づける。

生き方の多様化が叫ばれはじめて久しい今でも、高校の先生たちは「大学に進学するべき」という話ばかりをし、中学の先生たちは「普通科の高校に進学するべき」という話ばかりをします。そのためほとんどの子供たちは、「進学レール」に沿って走り続けなければまっとうな社会人になれないと思い込んでしまうのです。

しかし、フリースクールやホームステイ受け入れで出会う人々は、個性的な経路を辿って個性的な生き方をしている人が大勢います。彼らの話を聞き、彼らがその生き方で幸せに笑っている様を目の当たりにすることで、普通学校に通う以外の選択肢があることを痛感することができるのです。「情報として知る」のと「目の当たりにして痛感する」のとでは雲泥の差があり、やはり自分らしく生きている人の多くは、間近で自分らしく生きている人を見て育った人が多いようです。

2-6.むしろ普通学校よりも、実用的な「生きるチカラ」を磨ける。

普通学校では、学力偏重型の教育をしますし、「危険だ」と言われるようなことはどんどん撤廃していく傾向にあります。しかしフリースクールや山村留学では、ディスカッションや農作業、道の駅で手作り品を販売してみる、滝つぼで遊ぶなど、ユーモラスで多彩な授業が行われます。そのため、フリースクールや山村留学を経験した子供たちは、普通教育一辺倒で育った子よりも多彩な能力を、さらに言えば「実用的な生きるチカラ」を身に付けることが多いです。

ホームステイ受け入れも、同じような効果を生み出すことができます。ゲストとの接客や客室のインテリアプロデュースなどを、子供さんに任せてみてください。他にも子供さんに任せられそうなことは、どんどん委ねてみましょう。きっと多彩な能力を身に着けられます。

2-7.「大人になって何の役に立つんだ?」と憤る勉強をせずに済み、ストレスが減る。

不登校の子供は、学校教育に対して不信感を抱いていることも多いです。学校では無意味に感じることばかりをやらされるので、学校に行くのが嫌になるのです。

それに対して、山村留学やホームステイ受け入れでは、義務的な授業や校則はずっと減りますし、何かをやるにしてももっと実利的なことばかりになります。そのため、日々の暮らしからストレスが激減し、彼らは自分らしさやゆとりを取り戻すでしょう。

ゆとりを取り戻すと、自分から「不毛な学校勉強」に取り組む可能性もありますし、自分なりに「何が大人になってから役に立つか」を考えて独学したり、専門高等学校への進学を考えたりします。

2-8.英語力と国際力が身に付く。

これは農村留学やフリースクールでは得られない、ホームステイ受け入れならではのメリットでしょうか。外国人を中心にゲストを受け入れていくなら、少なからず英語力が身に付いていくでしょう。ペラペラに喋れるようにはならないとしても、英語を口にすることや外国人と対面することに物怖じしなくなるはずです。また、外国の情勢や文化に興味を持ちやすくなり、グローバルな感性が身に付きます。

こうした国際力は、これからの世の中にとって、よもすると有名大学卒の肩書きよりも役に立つかもしれません。

3 コミュニケーション能力向上で得られる自信と生きる道。

不登校の子供に自信を!ホームステイ(民泊)受け入れが克服や自立の可能性を広げる。

子供さんの不登校に対してホームステイなどに取り組む場合、見誤ってはならないことがあります。それは、必ずしもそれらの取り組みのゴールは「学校復帰である必要はない」ということです。

仮にホームステイ受け入れを経た子供さんが学校に復帰しないとしても、取り組みを始める前と変化が生じているなら、焦らずに様子を見て、取り組みを続けましょう。

3-1.社会で役立つ能力は、「学力」よりも「コミュニケーション能力」?

社会に出るまでは、試験を課せられたり最終学歴を尋ねられたりと学力が重要視されますが、実際に社会に出てみると、学力も学歴もあまり意味を持たないことに気づきます。日本の場合は特に、斬新な発想や能力は歓迎されず、周りと協調しながら仕事を進める能力が重要で、つまりコミュニケーション能力の重要性が学生時代以上に増します。

日本の学校教育や一人っ子の多い現代家庭では、この力はあまり身に付きません。そのため、ホームステイ受け入れで様々な国の初対面の人々と上手く交流する能力を身に付けたなら、むしろ普通教育に真面目に通った子供たちよりも、社会生活を上手くやっていくでしょう。

3-2.人に好かれるために大切なのも、「コミュニケーション能力」である事実。

生きていくためには、お金を稼ぐ能力だけではなく、他者と関わり日々喜びを感じながら暮らすことも大切です。どれだけお金があっても、孤独では寂しいですね。

そうした面から言っても、ホームステイ受け入れで磨かれるコミュニケーション能力は非常に有意義です。圧倒的な能力や功績を見せつけても人とは仲良くできないのが世の中で、逆に何の卓越した能力が無くても人懐こい性格をした人は、人の輪の中で楽しく暮らすことができます。

3-3.コミュニケーションは、不登校の子供を新しい世界にいざなってくれる魔法のカギ!

もし、子供さんの不登校が改善されないとしても、ホームステイ受け入れの中でゲストと仲良くコミュニケーションを取って楽しんでいる(頑張っている)なら、様子を見守ってあげてください。

彼らは、ゲストとのやり取りの中から、様々なことを学んでいくでしょう。また、ゲストとの交流によって、たくさんの「コネ」が生まれます。「うちのニュージーランドの牧場で牛の世話をしながら暮らすかい?」といった誘いが、日本の社会や人間関係を嫌う子供さんの願望に、ぴったりフィットするかもしれません。

また、ホームステイをしにくるゲストは、個性的な生き方をしている人が多いです。彼らの話を聞くことで、不登校の子供さんも自分らしい生き方を見出すことがあります。

4 ホームステイ受け入れをお勧めできないケース。

不登校の子供に自信を!ホームステイ(民泊)受け入れが克服や自立の可能性を広げる。

あらゆる病に効く薬が存在していないように、やはり不登校の子供さん(やその家庭)の状況によっては、ホームステイ受け入れを勧められないケースもあります。

  1. 子供さんが暴力的すぎる・犯罪を犯す懸念がある場合。
  2. 不登校の原因が、言語能力に関する身体的障害である場合。
  3. 不登校の原因が、親からの虐待や両親の不仲によるものである場合。
  4. 親御さんがホームステイ交流を苦手とする場合。
  5. 親御さんが多忙過ぎて、ホームステイゲストへの対応ができない場合。
  6. ゲストを受け入れられるだけのスペースが家に無い場合。

山村留学や住み込み型フリースクールに預ける親御さんの中には、手に負えない子供を放棄するような動機で踏み切ることがあります。山村留学や住み込みフリースクールの場合、それが両者にとって良い方向に傾くこともありますが、「ホームステイ受け入れ」という改善策を取る場合、親御さんにもそれなりの手間暇がかかるため、放棄的な動機で行っては上手くいかないでしょう。

また、親御さんの言動に問題がある(と子供さんが感じている)場合も、ホームステイ受け入れでは改善しない可能性が高いです。

5 小学生、中学生、高校生・年代別不登校の傾向とホームステイの携わり方。

不登校の子供に自信を!ホームステイ(民泊)受け入れが克服や自立の可能性を広げる。

子供といっても、その年代によって不登校の傾向は異なっており、ホームステイ改善法の向き不向きや、またはどのように取り組むと効果的であるかは変わってきます。

5-1.小学生の不登校は家庭環境に起因するものが多い。その場合、ホームステイ受け入れをしても改善は難しいかも?

小学生の不登校の場合、親子の不仲や両親の不仲など、家庭環境に起因するものが多いです。こうした理由の場合、家庭にホームステイを受け入れても不和が拡大するだけになってしまうことが多く、不登校の改善には繋がらないでしょう。

子供さん本人の友人との不仲が原因であれば、ホームステイで受け入れたゲストとの交流で改善がみられる可能性は高いです。

5-2.中学生の不登校は学業不振や友人関係が多い。ホームステイのゲストと積極的に関わらせよう。

中学生の不登校は、学業不振や友人関係に起因するものが多いです。友人関係に起因している場合、ホームステイのゲストと交流することで、明るさや行動力を取り戻すことがあります。

学業不振が理由である場合、ホームステイの経営に積極的に関わらせることをお勧めします。それにより、接客能力や経理計算など実質的な社会性が身に付き、学力の不足を実践力で補える大人になれる可能性があります。

5-3.高校生の不登校は社会不信や学校不信が多い。ホームステイ受け入れの経験を、賃金獲得に活かせる工夫を。

高校生の不登校は、「学校で猛勉強したところで正社員になれるとは限らない」といった社会不信や学校不信によるものが多いです。この場合、ホームステイ受け入れは非常に有効でしょう。

中学生の場合よりさらに積極的にホームステイ経営に関わらせ、社会能力を磨いていくことで、マーク・ザッカーバーグのような大規模な企業家になったり、そこまで極端ではないにしても、自分で起業してフリーランスで食べていく生活力を身に付けられる可能性が高いです。


民泊スタートアップnaviでは、民泊における収入以外のメリットを解説しているだけでなく、その具体的な受け入れ方法についてもわかりやすく丁寧に解説しています。カテゴリー「稼働ノウハウ」から気になるページを選び、あなたの民泊受け入れにお役立てください。

まとめ。

【民泊受け入れが不登校克服や自立のキッカケに!】

  • 従来の一般的な不登校改善法は、ホームステイ「しに行く」もの。
  • 不況の時代、山村留学やフリースクールの費用が払えない家庭が増加。
  • 「山村留学的な環境」を自宅に作ってしまおう!それがホームステイ受け入れ法。

【ゲストとの交流で広がる、子供の可能性。】
・民泊ゲストと交流することには、8つのメリットが挙げられる。

  1. 「ラフな環境」によって、縮こまった心が解放できる。
  2. 「人間関係のリセット」で新しい自分を出すことができる。
  3. 「自分らしく生きている人々」との出会いで、自分を出しやすくなる。
  4. 「環境の変化」が、登校再開などの決断を後押ししてくれる。
  5. 普通教育を受けなくても生きていける方法や可能性があることに気づける。
  6. むしろ普通教育よりも、実用的な「生きるチカラ」を磨ける。
  7. 「大人になって何の役に立つの?」と憤る勉強をせずに済み、ストレスが減る。
  8. 英語力や国際力が身に付く。

【コミュニケーション力向上で得られる自信と生きる道。】

  • 社会で役立つ能力は、「学力」よりも「コミュニケーション力」。
  • 人に好かれるために大切なのも、「コミュニケーション力」である事実。
  • ゲストとの交流は、不登校の子供にコネや選択肢を生み出してくれる。

【民泊受け入れをお勧めできないケース。】

  1. 子供さんが暴力的すぎる、犯罪を犯す懸念があるケース。
  2. 不登校の原因が、言語能力に関する身体的障害であるケース。
  3. 不登校の原因が、親からの虐待や両親の不仲によるものであるケース。
  4. 親御さんがホームステイ交流を苦手とするケース。
  5. 親御さんが多忙過ぎて民泊ゲストの対応ができないケース。
  6. ゲストを受け入れられるだけのスペースが家に無いケース。

【小学生、中学生、高校生・年代別不登校の傾向と民泊への携わり方。】

  • 小学生の不登校は家庭環境によることが多い。その場合、民泊受け入れをしても改善は難しいかも?
  • 中学生の不登校は学業不振や友人関係によることが多い。民泊ゲストと積極的に関わらせよう。
  • 高校生の不登校は社会不信や学校不信によることが多い。民泊受け入れの経験を、賃金獲得に活かせる工夫を。

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