あなたの民泊のお部屋には、どんなルールがありますか?禁煙、飲酒禁止、ペット禁止、門限などなど、お部屋特有の決まりがあるかと思います。

また、その民泊のお部屋には、どんな備品がありますか?エアコン、電子レンジ、テレビ、洗濯機などなど、こういった家電はどこのお部屋にも大抵用意されている備品ですね。

お部屋のルールや、備品の使い方など、民泊のお部屋で必要な情報がすぐにわかるようにお部屋の使い方やルールをマニュアル化して、ゲストが気持ちよく過ごすための手助けをしていきましょう。

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1.説明に「英語」は必須。日本語との2言語対応が○。

お部屋の使い方やルールのマニュアルを作成する際に、一番重要なのは「英語での説明」を用意することです。Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊ゲストの大半は、外国人観光客です。日本語でどれだけ使い方やルールをしっかり説明してあっても、それが読めないものであるのならば、何の意味もありません。多くの海外ゲストが理解できる「英語」での説明は必須です。

まずは、日本語でしっかりとマニュアルを作成し、それと同じ内容をきちんと英語でも用意しておきましょう。他の言語も出来る場合は、その言語での説明も用意しておくと、その言語地域のゲストにも、よりルールが伝わりやすくなり、安心ですね。

また、日本に興味を持って訪れてくる外国人観光客の中には、「母国語が英語ではないために、英語はわからないけれど、日本語は勉強中です!」というゲストも、思いのほか多くいます。日本語での説明も、難しい言葉でなく、簡単なわかりやすい言葉で書いておくとよいでしょう

2.Airbnb(エアビーアンドビー)のリスティング(お部屋の説明ページ)を活用する。

Airbnb(エアビーアンドビー)のリスティング(お部屋の説明ページ)は、ゲストが一番初めに見るあなたのお部屋の説明です。このリスティングの編集画面には、たくさんの記入項目が用意されていて、これを埋めていくことで、お部屋の説明の大半をクリアすることができます。
これらの内容をプリントアウトしておけば、お部屋に置いておくためのルールブックを新たに作成する手間も省けるでしょう。「防災カード」、「ガイドブック」に限っては、リスティング内に「印刷する」というボタンまでついていますので、簡単に内容をプリントアウトすることができます。このリスティングをうまく活用していきましょう。

Airbnbは、一応ゲストのブラウザの言語設定に合った言葉で表示がされるようになっていますが、自動翻訳の内容は当てにならないことが多々あります。リスティング記入の際は、多言語での説明を追加することが可能なので、まずは「日本語」と「英語」、この2言語での説明は少なくとも自分で記入しておきましょう。他にも自分が使える言語があれば、書いておくと、その言語地域のゲストが喜んで訪れてくれるかもしれませんね!

また、近年は中国からの観光客が急増しています。より多くのゲストを獲得したいと願うのならば、「中国語」のリスティングも用意しておくとよいでしょう。Google翻訳などでも簡単に翻訳ができますが、やはり精度が心もとないので、友人知人に中国語のわかる人がいるのなら、協力してもらうとよいかもしれませんね。

リスティングの編集画面にある記入項目は、大きく「ホスティング」「リスティング」「ゲストの必読」と3つにわけられていて、これらの内容は、ゲストがあなたのお部屋で過ごすための、とても大切な情報です。これをしっかりと書いておくことで、ゲストは予約の前から、あなたのお部屋の情報を良く知ることができます。それぞれの内容について、どんなことに気を付けて書いておくべきか、みていきましょう。

2−1.「ホスティング」には、「ルール」を記入。

編集項目ひとつめ「ホスティング」には、以下の項目があります。これらはすべて、予約をするゲストが「必ず守るべき」大切なルールになります。

カレンダー。

利用可能日と料金の設定をします。利用可能日設定は、お部屋の予約が可能な日を正確に入力しましょう。料金設定は、お部屋の需要度合いによって変更するとよいでしょう。時期によって予約数は大きく変動します。土日料金を設定したり、オフシーズンの価格を抑えるなど、予約状況を見ながら変えていくとよいでしょう。「スマートプライシング」機能を使うと、Airbnbの方で適切だと思われる料金に自動調節してくれます。(あまりアテにならないという話もあります。)

この項目は、英語での設定を自分でする必要はありません。料金は自動的にその国の通貨に換算されて、表示されます。

予約。

「ハウスルール」と「今すぐ予約」の設定をします。

「ハウスルール」は、「こども」「ペット」「喫煙」「イベント&パーティ」の4項目について、それぞれ「可・不可」の設定ができます。この4項目は、予約の際に大きく表示され、これらが守れないゲストは、予約することができない決まりとなっています。(パーティをOKにしてしまうと、どんちゃん騒ぎが始まり、騒音トラブルの元となるので、よほど騒音OKの建物でない限り「不可」にしておきましょう。)

また、「追加ルール」として、自分のお部屋に合ったルールを記入することができます。「騒音厳禁」「門限あり」「飲酒厳禁」など、上記4項目以外の守ってほしい大切なルールは、まずここで最初に説明しておきましょう。

「今すぐ予約」を設定すると、「上記の4つのハウスルールに同意し、Airbnbが求める以下の条件をクリアしたゲスト」は、ホストからの返答を待たずに、すぐに予約が確定します。

・「今すぐ予約」確定条件。
ハウスルールへの同意。確認済みのメールアドレス。認証済みの電話番号。プロフィール写真。自己紹介の記入。支払い情報の登録。

やり取りの手間がカットされ、すぐに予約が取れるので、ホストゲスト双方にとって簡単便利な設定ですが、「キャンセル」をしなくてはならない場合のペナルティが大きい(罰金、予約のブロックなど)ので、設定の際はよく注意しましょう。

チェックイン。

「チェックイン、チェックアウトの時間」の設定をします。

チェックイン「○○時〜○○時」/チェックアウト「〜○○時」と時間を入力し、設定します。この際、気を付けたいのは、決められたチェックインの時間帯の中で「どの時間でも自由にチェックインできるのか」それとも「その時間帯の中で指定した時間に来てもらう必要があるのか」ということでしょう。この設定の中には、それを細かく記入しておけるスペースはありません。上記「ハウスルール」の中で、「チェックイン時間は○〜○時です。カギをお渡しするので、その時間帯内で到着予定時刻をお知らせください。」などと、到着時間を決めておく必要があることを記入しておくとよいでしょう。

キャンセル。

「キャンセルポリシー」は、ゲストが予約のキャンセルをした際に発生する「キャンセル料金」の設定です。3種類から選びます。

  • 柔軟(キャンセル料なし、前日までキャンセル可。)
  • 普通(5日前まではキャンセル料なし、それ以降は全額支払い。)
  • 厳格(1週間前までのキャンセルで50%支払い、それ以降は全額支払い。)
    初期設定は「柔軟」にされていますので、自分のお部屋に合った設定に直しておきましょう。柔軟の場合は、直前にキャンセルが入る覚悟をしておく必要があります。普通、または厳格に設定しておいた方が、安易な予約(とりあえず押さえておいて、あとでキャンセルしよう)も減るでしょう。

2−2.「リスティング」には、「ハウスマニュアル」と「緊急対策」について記入。

編集項目ふたつめ「リスティング」では、お部屋の概要を説明します。

基本。

「ハウスマニュアル」、物件タイプや人数、寝室やバスルームの数、ベッドのタイプなど。「ハウスマニュアル」は、予約が確定したゲストのみが読むことができ、「部屋にある設備に関する説明」を書くためのスペースとして用意されています。

しかし、ここに「お部屋にある設備の使い方」を書くことは、避けた方が賢明です。「どんな設備があるか」は、来る前のゲストにとって必要な情報ですが、その使い方は、「使う時」まで必要ありません。また、来る前のゲストにたくさんの情報を提示しても、それを理解してもらうことには、無理があります。設備の詳しい使い方に関しては、それを使用する際にゲストが困らないように、お部屋に説明書を用意したほうが親切です。

この「ハウスマニュアル」は、リスティング内に表示されるのではなく、「予約確定時のメッセージ」でゲストに届けられるので、お部屋にゲストが来る際にきちんと知っておいてもらいたい「大切なルール」や「注意事項」、また「利用可能な設備」などを箇条書きにして、わかりやすく記入しておくとよいでしょう。
また、ゲストに伝えたいお部屋の特徴などについて触れておくのもよいでしょう。

例えば

  • 禁煙。お部屋、ベランダ共に喫煙はできません。
  • ペット禁止。ペット連れは入室できません。
  • 騒音禁止。夜22時以降は、静かにしましょう。近隣の迷惑になります。
  • 門限あり。23時以降の外出はできません。
  • 洗濯機は音が響くので、夜22時までにご利用ください。
  • 駐車場は24時間利用可。
  • 朝食付き。朝8時〜9時です。
    などなど。

お部屋の紹介。

リスティングネームとお部屋についての説明を記入します。

「リスティングネーム」はタイトルのことです。目を引くインパクトのあるものを考えてみましょう。ゲストはこの名前とお部屋の写真を見て、詳細ページに飛んできます。特徴がよくわかるように、簡潔にアピールしましょう。

お部屋の説明については、まずは「おおまかに」説明しましょう。どんなお部屋なのか、どんなエリアにあるのか、どんな設備やアメニティがあるのか。あなたが自分のお部屋でゲストにアピールしたいポイントを中心に、「こんなお部屋に泊まりたい!」と感じてもらえそうな説明を書いておきましょう。

ロケーション。

お部屋の地図と、道順の説明を記入します。これらは「予約が確定したゲストにのみ」表示されます。

地図や道順に関しては、これとは別に、写真付きの地図をPDFやHTMLで作成し、用意しておくとよいでしょう。言葉だけよりも、目印になる写真があった方が、初めてくるゲストにとってわかりやすいでしょう。また、写真付きであれば、言語が通じにくい場合でも理解しやすいですね!

アメニティ・設備。

アメニティ、設備のリストにチェックを入れます。このリストには、ゲストがよく使う、お部屋によくあるアメニティや設備が用意されています。それ以外のアメニティについては、「詳細」ページで説明しましょう。特にアピールしたいものについては、最初の「お部屋の説明」や「ハウスルール」で紹介するとよいかもしれませんね。

写真。

お部屋の写真を掲載します。お部屋の説明の中で、これが一番重要です。どんな言語のゲストにとっても、あなたのお部屋がどんなところか、写真を見ればすぐにわかります!
ゲストルームの写真だけでなく、どんな設備があるのか、どんなアメニティがあるのか、近隣のスーパーやお勧めスポットの写真まで、たくさんの情報を素敵な写真で教えてあげましょう。

ホームセーフティ。

緊急時の対処を記入しておきます。
「安全チェックリスト」では、煙探知機や消火器があるかどうかチェックを入れます。チェックリストの中にある「防災カード」とは、「緊急連絡先」と「避難情報」など、災害などの緊急時に必要となる情報を書きだしたものです。

あなたのお部屋からの避難方法(非常口の案内)、消火器の場所や近くの避難所情報、また緊急連絡先など、大切な情報をしっかり記入しておきましょう。記入した「防災カード」は、印刷することができます。災害時に、ゲストがこの防災カードをインターネットで見ることは、ほぼ不可能です。プリントアウトしたものを、お部屋に用意しておくとよいでしょう。

2−3.「ゲストの必読」には、「お部屋の詳細」と「ガイドブック」を記入。

編集項目3つめは、お部屋の詳細な説明と、近隣のガイドブックです。

詳細。

詳細では、お部屋の説明を細かく分けて説明していきます。

  • 利用スペースの説明。
    ゲストルーム、バスルームやトイレ、キッチンなどのゲストが利用できるスペースの説明をします。
  • ゲストの立ち入り範囲。

集合住宅内のどこが利用可能か(駐車場、ラウンジ、エレベーターホール、ジムなど)。ホームステイタイプのお部屋なら、どのお部屋が入室可能なのか(ベランダや庭は可、子供部屋は不可など)などを記入しておくとよいでしょう。

  • 特記事項。
    特別な設備やアメニティがある場合は、ここで説明しておきましょう。例えば、サウナがある、ポケットWifi貸出アリ、など。他の部分に書いた内容でも、特にアピールしたい内容はもう一度ここに書いておいてもよいでしょう。
  • ハウスルール。

ここには、ひとつめの「ホスティング」で記入した「ハウスルール」と「追加のルール」の内容を、まとめて記入しておきましょう。

ガイドブック。

「ガイドブック」は、お部屋の近隣のお勧めスポットを登録して、リスティングを見るゲストがわかるようにしておくものです。しかし、このガイドブックは基本的に「ランドマーク」的なものや、「名称のはっきりしている場所」でないと登録ができません。

駅、近隣の観光名所、大きなスーパーなど、わかりやすいものを中心に登録しておきましょう。ガイドブックを登録しておくことで、検索順位のアップにもつながりますので、多くのゲストに自分のリスティングを見てもらいやすくなります。

しかし、実際にお部屋でゲストに提供する「ガイドブック」(近隣地図)は、もっと「生活」に関する内容があるとよいでしょう。宿泊した際に、周りにどんなレストランがあるのか?コンビニやスーパーの場所は?夜お酒が飲める素敵なBarは?

特に「日本食」の飲食店は、海外からのゲストに需要があります。料亭や高級寿司屋、日本酒などの情報だけよりも、手軽に食べられる牛丼や立ち食いそば、焼き鳥屋といったような格安飲食店の情報は、あなたのお部屋が安めの値段に設定されているなら特に、ゲストに喜ばれることでしょう。

free Wi-Fiの使えるカフェやお店の情報もあるとよいですね。「FreeSpot」というサイトを使えば、近隣の無料スポットが簡単に調べられます。スターバックスでは、多くの店舗で無料登録のみでWi-Fiが利用できますし、セブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニも、無料開放していますよ。

急に体調を崩した場合を考えて、薬局や病院の場所もわかるとよいでしょう。

他にも、
「この路地は桜がキレイ!」
「ここの小さなカフェはくつろぐのにお勧め!」
「季節ごとのおすすめお散歩コース」
など、インターネットでも調べられないようなあなただけのお勧め情報は、旅が好きなゲストにとても喜ばれるでしょう。

日本のガイドブックやお住まいの地域のガイドブックも、お部屋に2〜3冊置いておいてあげると、さらに良いかもしれませんね。

こうして、項目をすべて並べてみると、リスティングの中には、何度も「ハウスルール」について書く場所が設けられていることがわかりますね。

ゲストの中には、リスティングの初めの部分しか見ない人や、流し読みをしてしまう人もいるでしょう。しかし、繰り返し「大切なルール」を記入しておくことによって、リスティングの一部しか目を通さなかったゲストにも、ルールが伝わりやすくなります。同じ内容の繰り返しでも構いませんので、「大事なことだから3回言います!」というつもりでしっかり書いておきましょう。

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3.お部屋に「説明書」を用意しよう。

リスティングがきちんと作成できれば、マニュアルは8割方できたようなものです。
あとは、設備や備品の詳しい使い方や、ルールをまとめたものを、お部屋に準備しておき、ゲストがいつでも確認できるようにしておきましょう。

3−1.条例で決められた4つの「必須説明」。

大田区で既に施行された民泊条例では、お部屋を運営する際に、以下の4つの注意事項を「外国語で説明できる体制」を必ず取ること、と決められています。

  • 施設に備え付けられた設備の使用方法。
  • 廃棄物の処理方法。
  • 騒音等により周囲に迷惑をかけないこと。
  • 火災などの緊急事態が発生した場合の通報先、及び初期対応の方法。

「体制を取ること」とされているので、これについてすべての「外国語の説明書」を用意しなくても、あなたが説明できれば問題はありません。これらは条例でないとしても、どれもとても必要な内容です。今後、民泊条例が全国化されていくであろうことも考慮に入れつつ、この4つの内容をしっかりと、日本語だけでなく、英語(その他外国語)でも説明できるようにしておきましょう。

設備の使用方法。

お部屋にある家電の使い方は、絵付きの説明書を用意するとわかりやすいでしょう。例えば、エアコンのリモコンの写真に、電源スイッチや温度調節などの場所を記入しておいたり、「外出する際は、電源をOFFにしてください。」などと、使用ルールを一緒に記入しておきます。

しかし、たくさんの家電のたくさんの説明が書かれたルールブックを、ゲストがすべて読んでくれるかはわかりません。内容が詳細であればあるほど、「説明書」は困ったときにしか読まれないことが多いものです。説明書に書いた内容は、ゲストのチェックイン時や設備利用時などに、口頭でも、きちんと説明しましょう。

また、家電に直接、電源の場所などがわかるようなシールを貼っておいたり、そばの壁に「使い方メモ」を貼っておくのもお勧めです。いちいちゲストがルールブックを読まなくても、設備を使いやすくなりますし、ホストに尋ねにくる回数も減らせます。

特にWi-Fiのパスワードは、ゲストが必ずといっていいほど、必要とする情報です。ルールブックやお部屋の分かりやすい場所に、目立つように書いておきましょう。

廃棄物の処理方法。

現在、民泊においての「ゴミ出し」は、「出す日が違う!」「分別されていない!」などと、近隣住民から苦情がでることが増えていて、大きな問題のひとつとされています。

ゴミは分けて捨てる必要があることをゲストに説明し、分別に協力してもらいましょう。ゴミ箱は、どこに何を捨てるのか、絵やマークで印をつけておくとわかりやすくなります。また、缶やペットボトルなどの資源ゴミは、ゲストが多く出しやすいゴミです。大きめのゴミ箱を用意して、部屋にゴミが散乱することのないようにしておくとよいでしょう。

ゴミ出しについては、地域によってとても細かいルールが決められているので、一時的にしか滞在しないゲストにきちんとした分別を期待してはいけません。これはゲストに任せるものではなく、ホストが責任を持って行うべきです。ホームステイタイプのお部屋の場合は、ホストがいつでもゴミの管理を行うことが可能な状態にありますが、ホスト不在タイプのお部屋の場合は、定期的にゴミ出しの日を決めて、ゲストのゴミを仕分けして出せるようにしましょう。

※ゴミの分別は、本当に重要です!ルールを守らないことで、「マンションや近隣から苦情がくるから」ということだけでなく、それによりあなたの民泊が営業停止にさせられてしまうことにもつながります!「1回目の警告が、もう営業停止勧告だった」という報告事例も少なくありません。ホスト不在タイプの民泊を経営されている方は特に、真剣に対策を考えましょう。

騒音等により周囲に迷惑をかけないこと。

これもまた、ゴミ出しと同様に、近隣住民との間でトラブルに発展しやすい問題です。特に閑静な住宅街で、夜中に酔っ払いの大声や大音量の音楽が流されたりしたら、近隣住民から避難轟々です。そこまでではないにしても、大きな声で夜遅くまでしゃべっていたり、テレビや洗濯機の家電などの音も響きますね。

「近隣の迷惑になるので、騒音は出さないように!」と注意を促すだけでなく、「22時以降はテレビの音量を下げる。」「家電の使用時間を決める。」「飲酒禁止。」など、お部屋の状態を見ながら、「具体的に」しないほうが良いことを伝えるとよいでしょう。

日本人は特に、音や近所の動向に敏感な傾向があります。海外のゲストにとって「これくらい大丈夫」と思う範囲の行動が、日本人にとっては許容範囲外であることも考えられますので、しっかりゲストに対して「何が迷惑になるのか」を伝えましょう。

火災などの緊急事態が発生した場合の通報先、及び初期対応の方

あなたは火災発生の場合の対応や、地震の際の避難方法などを、知っていますか?火災などのトラブルは発生しないに越したことはありませんが、自然災害など私たちにはどうしようもできないこともありますよね。緊急時に備えて、事前にできる準備はしておきましょう。避難場所や、給水所の情報は、地域の役所やインターネットでも調べられますよ。

消防、救急は「119番」、警察は「110番」といった通報先もしっかり記入しておきます。そして、何かあったら「ホストにも」すぐに連絡してもらえるように、忘れずに連絡先を記入しておきましょう。自分のお部屋で起きた緊急事態を、ホストが知らなかったでは済みませんからね!

初期対応の方法は、例えば、以下のように簡潔にまとめておくとよいでしょう。

【火事】

  • 大声で火事を周りに知らせましょう。
  • 「119」に電話して、火事を知らせましょう。
    「住所:○○○で火事です。〜が燃えています。」
  • 消火器で初期消火しましょう。
  • 火が天井に届くくらい大きい場合は、すぐに逃げましょう。
    【避難経路】(お部屋の見取り図に矢印→で書いておくとわかりやすいです。)
  • お部屋→階段→玄関→外(エレベーターは使わない!)
  • ベランダの右の壁を壊す→お隣のベランダ→避難階段で下の階へ。
    【避難場所】(お部屋からの地図を用意しておきましょう。)
  • ○○小学校。
  • ○○公園。

また、火災が起きないように、「ストーブで服を乾かさない」「コンロの近くに燃えやすい物を置かない」など、火災予防のための説明もしておくとよいでしょう。

3−2.「口頭で」伝えることの大切さ。

ゲストが到着したら、チェックイン時に必ずルール説明を「口頭で」行いましょう。「リスティングに書いてあるから、ゲストもわかってるよ。」「何度も伝える必要ないよ」と思うかもしれませんが、ゲストが本当にリスティングをきちんと読んでいるか、それはあなたにはわからないのです。ですが、口頭であれば、目の前でゲストにきちんと伝えることができます。

そして、ゲストの方も、わからないことをその時にあなたに直接確認することができます。ルールの説明を「口頭で」対面で行うことは、ホストゲスト共に不安をなくす良い方法なのです。

3−3.ホームステイタイプなら、「説明書」はなくても対応可能?

ホームステイタイプのお部屋の場合、設備(家電など)の説明は、「説明書」を用意しなくても、対応することが可能な場合が多々あります。常にホストがゲストの近くに滞在しているので、ゲストが困ったときには、手を差し伸べてあげることができるでしょう。また、ゲストの方も、使い方がわからない場合は、すぐにホストに聞くことができます。

これが、ホスト不在タイプのお部屋の場合となると、しっかりとした説明書が必要になります。もし、説明書が何もなかったら、ゲストは困ったことがあるたびに、ホストに電話やメールを入れて、繋がるまで待ちぼうけ・・・。ホストの方も、朝から晩まで「あれがわからない、これの使い方は?」と質問攻め・・・ということも起きかねません。

ゲストがお部屋を使いやすいようにするためには、ホストが近くにいることが一番です。

そして、お部屋を準備する段階から、ON・OFFだけで簡単に使える家電を用意したり、英語表記のあるものを選んだりするようにしておけば、更にゲストが利用しやすくなるでしょう。

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4.他のお部屋を参考にしてみよう。

マニュアルに何を書いてよいか、どうしてもわからない!という場合は、Airbnb(エアビーアンドビー)等を利用して、他の民泊施設に自分でも泊まってみましょう。

  • 他のホストがどんなマニュアルを書いているか。
  • ゲストの目線に立ったとき、どんなことがわからないか。どんなことに不便を感じるか。

自分のお部屋のことは、自分にとっては「わかりきった」ことがとても多い場所です。ひとのお部屋を見てみたり、自分がゲスト視点に立ってみることで、いろいろと気付くことがあるでしょう。それを参考に、あなたのお部屋のマニュアルを作ってみるとよいでしょう。

この他にも民泊スタートアップNaviでは、海外のゲストに喜んでもらうためのアドバイスやお部屋の準備についての情報が満載です。トップページから、あなたのお部屋を更に素敵にする情報を探してみてくださいね!

まとめ。

【説明に英語は必須。】

  1. Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊ゲストは、大半が外国人観光客です。外国語、特に「英語」での説明を用意しておきましょう。
  2. 多言語での説明もあれば、その地域のゲストにもルールを伝えやすくなるでしょう。
  3. 日本語を勉強しているゲストも増えてきています。日本語の説明も、難しい言葉ではなく、わかりやすい言葉で用意しておくとよいでしょう。

【Airbnbのリスティングを活用する。】

  1. リスティングは、ゲストが初めに見るあなたのお部屋の説明です。しっかりと作成しましょう。
  2. このリスティングをきちんと作成しておけば、お部屋の説明のほとんどは完成です。プリントアウトすれば、お部屋でも使えます。
  3. リスティングは、多言語での記入が可能です。日本語と英語、少なくとも2カ国語で記入しておきましょう。
  4. 近年増えている中国人観光客向けに「中国語」の説明も用意しておくと、より多くのゲストが獲得できるかもしれません。

【条例で決められた必須説明。】

  1. 以下、4項目は、大田区で施行された民泊条例にて、「外国語で説明できる体制を必ず取ること」と決められています。英語で説明できるように、用意しておきましょう。
    ・施設に備え付けられた設備の使用方法。
    ・廃棄物の処理方法。
    ・騒音等により周囲に迷惑をかけないこと。
    ・火災などの緊急事態が発生した場合の通報先、及び初期対応の方法。
  2. 説明は「口頭で」伝えることが大切です。ゲストがルールブックのすべてをを熟読してくれるとは限りません。
  3. ホームステイタイプのお部屋の場合は、細かな説明書がなくても、ゲストが設備などを利用する際に、すぐに助けてあげることが可能でしょう。
  4. お部屋の準備の段階から、簡単に使える家電や英語表記のあるものを選ぶと、更に海外からのゲストも利用しやすくなるでしょう。
  5. マニュアルに何を書いてよいのか、どうしてもわからないときは、自分が民泊のゲストになってみて、他のお部屋のマニュアルを参考にしてみるとよいでしょう。

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