民泊ではさまざまなトラブルが懸念されています。ゲストの怪我、備品の破損、火事、そんなトラブルが起きた時に、さらに損害賠償の請求まで来たら…。心配ですよね。

ホストとしてAirbnb(エアビーアンドビー)でお部屋を貸すにあたって、保険への加入は必要なのでしょうか?

今回は、エアビーアンドビーでの「保険」についてのお話です。あらかじめ用意されている保障と合わせて、加入検討しておいた方が良い保険や、ゲストのための保険についても説明していきますね。

1.Airbnbに用意された保険、「ホスト補償保険」。

Airbnb(エアビーアンドビー)では、「ホスト補償保険」という保険が用意されています。

これは、通常の保険とは違い、掛け金などの料金支払いは一切必要ありません。エアビーアンドビーに登録したホストユーザーすべてに自動的に適用され、「エアビーアンドビーの宿泊に関する事故」に対して「ホストが損害賠償支払いを請求された場合」に利用できます。補償額は、最高で100万ドル(約1億円)と、掛け金型保険と同等水準の充実した内容です。

1−1.ホストに損害賠償支払いが発生するケースは2種類。

では、どのような場合にこの保険が利用できるのか、例をあげてみてみましょう。

  1. ホスト側の理由でゲストに怪我やトラブルが起きた場合。ひとつ目は、ホストによる過失でゲストに被害が生じ、ゲストから損害賠償を請求された場合です。たとえば、お部屋の備品の不備でゲストが怪我をしてしまった場合がこれに当たります。
  2. 第三者がゲストやホストから何らかの被害を被って、損害賠償を請求してきた場合。ふたつ目は、ホストとゲスト以外の第三者が被害を被り、損害賠償をホストに対して請求してきた場合です。滞在中のゲストが近隣住民とぶつかって怪我をさせてしまったり、階下への水漏れ被害が起きてしまったケースなどが考えられるでしょう。

1−2.保険の申請は、Airbnbヘルプセンターへ。

「ホスト補償保険」を利用する場合は、Airbnb(エアビーアンドビー)のヘルプセンターへ連絡を入れましょう。保険業者へ取り次いでもらえます。ヘルプセンターへは、サイト上からメッセージで、もしくは「緊急電話サポート」から連絡が可能です。

「緊急電話サポート」の電話番号。

  • 国内無料通話:0800-100-1008
  • 国外有料通話:+81-3-4580-0999

1−3.適用されない場合もある。ホストやゲスト自身による過失かどうかが判断基準。

ホストが損害賠償を請求されたとしても、保険が適用されないケースもあります。適用外となるのは主にそのトラブルの原因が、「ホストやゲストによる過失」ではない場合です。

○「ホスト補償保険」適用範囲外とされるもの。

  1. 以下を含む意図的行為によるもの:
    (i)脅迫・暴行 (ii) 性的虐待/暴行(ホストあるいはその他の被保険者によるもの)。
  2. 逸失利益(トラブルに遭わなければ本来得られたはずの利益分)。
  3. 人身損傷、宣伝侵害に対して。
  4. 細菌・真菌によるもの。
  5. 中国製石膏ボード(ドライウォール)によるもの。
  6. 伝染病によるもの。
  7. テロ活動によるもの。
  8. 製造物責任(PL)によるもの。
  9. 公害によるもの。
  10. アスベスト、鉛、シリカによるもの。

2.「ホスト補償保険」以外の2つの保障。「保証金」と「Airbnbホスト保証」。

ホスト補償保険の他に、Airbnb(エアビーアンドビー)では、2つの保障が用意されています。「保証金」というシステムと、「Airbnbホスト保証」という保障です。

エアビーアンドビーの「ホスト補償保険」は、ホストが損害賠償の支払いを要求されたときに利用できるものですが、それに対して「保証金」と「Airbnbホスト保証」は、ホストがゲストに対して損害賠償の支払いを請求したい時に利用できます。

2−1.「保証金」でゲストに損害賠償額を提示する。

「保証金」は、ゲストがトラブルを起こした際に、ホストが当該ゲストに対して損害賠償を請求するためのシステムです。ホストは誰しも利用する可能性のあるものですから、ぜひ覚えておきましょう。たとえば、ゲストが備品類を汚破損した際、あらかじめ設定しておいた保証金額内で、弁償金をゲストに請求することが出来ます。

2−1−1.料金オプションを設定するだけで、すべてのホストが利用できる。

この「保証金」は、料金オプションのひとつであり、簡単な設定を行うことで、ホストなら誰でも利用できるシステムです。利用にあたって、料金が発生することもありません。トラブルに備え、あらかじめ設定しておきましょう。

2−1−2.「保証金」を設定しよう。

保証金は、リスティング(お部屋の説明ページ)の管理画面から設定できます。

「カレンダーの料金の設定」→「追加チャージ」→「保証金」にチェックを入れ、金額を入力しましょう。金額は、95ドル〜5,100ドル(約9,500円〜51万円)の間で、ホストが自由に決めることが出来、設定後に確定した予約から適応されます。

この保証金額はリスティングに記載され、ゲストは予約をした時点で、この保証金にも同意した(トラブルを起こした際は、この金額内で損害賠償支払いをすることを承認した)とみなされますから、万一の際にはきちんと賠償請求をしましょう。

2−1−3.「保証金」を請求しよう。

トラブルを起こしたゲストに損害賠償を求める時は、Airbnb(エアビーアンドビー)のサイト上から、保証金を請求します。

「問題解決センター」で「理由を選択」→「損害賠償を請求する」を選択し、損害内容と、設定した保証金額内での賠償金額を入力して請求してください。ゲストがこれに同意すると、ホストの元へ保証金額が支払われます。

この時、ゲストが支払いを拒否したり、72時間以内に返答がない場合は、請求と同様に「問題解決センター」から「Airbnbに仲裁を依頼」を申請しましょう。エアビーアンドビーに間に入ってもらうことにより、保証金を受け取りやすくなるはずです。

保証金の請求は、当該ゲストのチェックアウトから14日以内に行う必要があるので注意してくださいね。

2−1−4.ゲストとして利用する際は、払える範囲の保証金額か要チェック!

「保証金」の金額は、リスティング(お部屋の説明ページ)の「料金欄」に、人数超過料金やキャンセルポリシーと共に記載されています。

ゲストとしてAirbnb(エアビーアンドビー)を利用する際は、この保証金額も必ず確認してから予約をするようにしましょう。この金額は、「何かあったとき、自分が弁償すべき金額」です。トラブルは、自分では予期せずとも起きてしまうかもしれません。自分では払いきれないような保証金額を設定しているような物件への予約は、避けておいたほうが賢明かもしれません。

2−2.「Airbnbホスト保証」で大きな損害でも安心。

保証金の設定をしていない。保証金額を上回る損害が起きてしまった。ゲストが支払いきれない高額な損害賠償金額が発生してしまった。

このような場合に、Aribnb(エアビーアンドビー)がゲストの代位弁済(肩代わり)を行う制度が、この「Airbnbホスト保証」です。最高で100万ドル(約1億円)まで補償されます。

2−2−1.設定も申し込みもなしで、すべての予約に適用される。

この「Airbnbホスト保証」は、「保証金」のような設定は必要ありません。掛け金などの料金支払いも、申し込みも必要なく、Airbnb(エアビーアンドビー)に登録しているすべてのホストが、自動的に利用可能です。これは、すべての予約に対して適用されます。

2−2−2.申請前に、まずはゲストと話し合い!

「Airbnbホスト保証」を申請する前に、まずは当該ゲストに対して弁償をしてもらうよう、話し合いを行う必要があります。この保証はあくまで「ゲストが支払えない時の手段」であり、トラブルを起こしたゲストには損害賠償を支払う責任があるのです。

2−2−3.期限は14日、もしくは次のゲストが来るまで!手続きは、速やかに!

ゲストとの話し合いや、Airbnb(エアビーアンドビー)の仲裁が入っても解決しない場合は、エアビーアンドビーサイト内の専用フォームから速やかに「Airbnbホスト保証」の申請を行いましょう。ヘルプセンターで「Airbnbホスト保証」を検索し、申請のフォーム画面へ移動してください。

申請は、当該ゲストのチェックアウトから14日以内、もしくは、その次のゲストのチェックインまでに行う必要がありますので、予約が詰まっている時は要注意です!

2−2−4.請求には「証拠書類の提出」が必須。

「Airbnbホスト保証」の申請には、以下のような「損害の証拠となる書類」の提出が必要となります。申請時には、これらの証拠書類をしっかり用意しておきましょう。備品類の領収書はきちんと保存しておいてくださいね!

提出書類の例。

  • 請求額が300ドル(約3万円)を超える場合は警察の被害届。(調書番号、担当警察官の氏名、電話番号記載のもの)
  • 所有権を証明するもの。(領収書、写真、動画)
  • 被害の証拠。(写真や動画も可)
  • 破損や盗難被害を受けた物品の公正な市場価格の見積もり。
    ・物件については、購入価格、購入日、現在の状態。
    ・備品や家具については、修理または交換費用の見積り。
    ・絵画については、領収書原本など購入価格の証明になるもの。

2−2−5.適用外ケースも多くある。「保証金」やその他の保険でカバーしよう。

「Airbnbホスト保証」に関しても、「ホスト補償保険」と同様に保障が適用されないケースが多く存在しています。この保証で補えきれないトラブルに関しては、保証金をあらかじめ高めに設定しておいたり、外部の保険加入を検討しておきましょう。

○「Airbnbホスト保証」適用範囲外のケース。

  • 現金および有価証券。貴金属、芸術品などの高価な物品。
  • ペットや植物。
  • 車両、船舶。
  • 対人賠償。
  • シェアスペース、共有エリア内の物品。
  • 通常利用による摩耗や傷、破損によるもの。
  • 天災(地震、台風など)。
  • ライフライン(電気、ガス、水道、Wi-Fiなど)の過剰利用。
  • ゲストのなりすましや詐欺。
  • テロ行為。
  • 有毒化学物質によるもの。

3.Airbnbで保障されないトラブルを補う「保険」の加入を考慮しよう。

Airbnb(エアビーアンドビー)では、宿泊に関する事故などに対しての保障が手厚く用意されていますが、前述した通り、適用範囲外のケースも多く存在しています。

しかし、そのようなトラブルすべてに対しての保険を用意するのは不可能ですよね。では、一体どのような保険を選べばよいのでしょうか?代表的なものを例にあげてみていきましょう。

3−1.「民泊保険」の提供開始に期待!

「民泊保険」とは、通常の住宅保険や火災保険では補償されない「民泊における(ゲストによる)火災や事故などに対しての補償」を提供している保険です。

アメリカなど、海外では多くの個人向け保険会社が、ホームシェアリングや民泊用にこのような保険を提供し始めています。日本でも既に「民泊民宿協会」では提供を始め、大手保険会社でも民泊保険提供の検討が始まりました。民泊保険の提供が実現すれば、民泊ホストも安心して保険に加入することが出来るようになりますね!

しかし、この民泊保険はまだまだ検討段階です。今は、現時点で利用可能な保険について考えておきましょう。

3−2.必要な保険は?火災保険と地震保険は検討の余地あり。

適用範囲外に含まれているトラブルの中で特に、火事と天災(地震や台風などの自然災害)は誰もが不安とするトラブルですよね。この大きな2つのトラブル時に利用できる保険は検討しておくとよいでしょう。

3−3.火災保険・地震保険で対応されるのは、主に「一般住宅」の建物と家財の保障。

火災保険や地震保険では主に、「建物」と「家財」に対しての補償がなされます。しかしこれは「一般的な住宅」においての保険内容です。

Airbnb(エアビーアンドビー)は、基本的に「民家」で営まれていますが、居住ではなく「事業」として利用している場合、一般住宅としての保険は適用されるのでしょうか?

4.Airbnbは一般住宅用の保険が適用されない!?

一般的に民泊の多くは、一軒家・マンション・アパートなどの一般住宅で運営されています。そこで住宅保険に加入しようとすると、通常は「一般住宅用」の保険加入を勧められることになるでしょう。賃貸物件の場合は特に、契約時に建物の保険への加入が必須とされることも多いですね。

しかし、Airbnb(エアビーアンドビー)の場合、一般住宅用の保険では、トラブルが補償されない可能性があるのです!

4−1.自分の物件が保障されるかきちんと確認して!

保険には様々な種類があり、入る保険によって保障される内容も大きく変わってきます。自分の物件を補償してくれる保険がどれに当たるのかを、きちんと理解したうえで契約しなければ、トラブルが起きた際に「保険に入った意味がまったくない」ということにもなりかねませんから、しっかり確認しておきましょう!

4−2.一般住宅用保険は「お客様」によるトラブルは対象外!?

一般住宅用の保険では、基本的にそこに居住している人のみが対象となり、お客様(ゲスト)によるトラブルは補償外とされている場合がほとんどです。しかし、民泊で主に起こり得るのは、まさにその「ゲストによるトラブル」ですよね。では、どうしたらよいのでしょうか?

4−3.店舗が加入できる保険を検討しよう。

そこで考えられるのが、「店舗」「事業所」として加入できる保険の検討です。店舗に対しての保険では、店舗にある備品や設備、そこで起きたトラブルに対しての補償が対象となっています。

4−4.「店舗総合保険」と「住宅用保険」。住宅用保険で保険料を安く!

保険は、店舗用と住宅用で保険料が大きく違い、店舗用の保険の方が高額です。Airbnb(エアビーアンドビー)の物件で保険を選ぶ際は、「店舗併用物件を住宅物件として扱っている保険」を探すとよいでしょう。

そのためには、やはりホスト滞在型である「ホームステイタイプ」の民泊運営がおススメと言えます。ホスト不在型では「併用物件」とみなされない可能性が高くなるからです。

5.ホスト不在型なら「店舗用保険」、ホームステイ型なら「併用住宅用保険」。

では、ホスト不在タイプとホームステイタイプ、両者で利用可能な保険を見比べてみましょう。

5−1.ホスト不在型なら、店舗用の「企業総合保険」。

賃貸物件などでは、契約時に「一般住宅用」の保険への加入が条件になっていることが多いですが、物件が一軒家であろうと、賃貸物件であろうと、「ホスト不在タイプ」の民泊物件はホテルと同じような「宿泊事業施設」です。ホストが物件に滞在していないのであれば、それは「住居」とは言えません。「店舗(事業所)」として「企業総合保険」を選択することになるでしょう。

5−1−1.店舗用地震保険は、火災保険の特約で。

店舗や事務所は、「地震保険」には加入できません。地震保険は、「住居」に対してのみ適用・補償される保険です。しかし、昨今地震が頻発しているので、地震保険は大いに加入検討したいですよね。

そこで、火災保険をよく確認しましょう。火災保険には、「地震などの自然災害」への補償が特約で用意されているものもあります。このような特約を付けておけば、店舗用の保険でも地震時に補償してもらえそうです。

また「台風」による損害は、火災保険の中に「風災・水災」補償がついていれば補償可能となるので、保障内容をよくチェックしてみましょう。

5−1−2.しかし、店舗保険の加入は難しい。

ホスト不在型民泊の物件では、店舗用の保険が望ましいところですが、一般的に賃貸物件は、オーナーが「住居」として登録しているため、一般住宅用の保険が適用されます。そのような物件では、店舗のみが加入できる企業総合保険には加入することは難しいでしょう。

5−1−3.結局は「一般住宅用保険」で補うしかないのかも?

店舗用の保険は基本的に一般の住宅で加入するのは難しいのが現状です。であるならば、ホスト不在型物件の場合でも、一般住宅用の保険で補うことを考えたほうが良いかもしれません。

一般住宅用保険は、火災保険も地震保険も加入が可能です。しかし、ゲストによる過失に対しての補償は無いに等しいので、それらについてはAirbnb(エアビーアンドビー)が用意している保障内で賄うしかないでしょう。特に被害が大きくなりやすい「火事」への予防・対策は厳重にしておいた方がよいですね!

5−2.ホームステイタイプなら、「併用住宅物件」用の保険。

「併用住宅物件」とは、住居と共に事務所や店舗が併設された物件のことです。Airbnb(エアビーアンドビー)でホストが日常的に滞在しているホームステイタイプの物件の場合は、この「併用住宅物件」にあたります。

5−2−1.ゲストのトラブルも補償してくれる保険を選ぶことが大事!

併用住宅物件では、保険を選ぶ際に「一般住宅用」と「併用住宅物件用」両方のタイプが選択可能です。金額を比べると、一般住宅用の保険の方が安いので、多くの人がそちらを選んでしまう傾向があるとのこと。しかし、Airbnb(エアビーアンドビー)のホストは「併用住宅物件」用を選んでおいたほうがよいでしょう。

「一般住宅用」の保険は、居住しているホストに対してのみの保険となり、「ゲストによる損害」は適用されません。契約者(ホスト)以外のトラブルが起きた際にもきちんと補償してくれる保険を選ぶ必要があります。

5−2−2.設備や備品用の特約もつけておこう。

「営業用什器・備品等損害特約」のような業務用設備に損害があった場合の特約もつけておくとよいですね。Airbnb(エアビーアンドビー)では備品類の損害は、「ゲストの過失による汚破損」の範囲でしか対応してもらえません。火事や台風の水害などで、備品や宿泊設備が被害に遭った時のことも想定しておきましょう。

5−2−3.Airbnbの補償と重複するものもある。特約の内容はよく確認して選択を。

保険の中には「施設賠償責任保障特約」といった特約もあります。物件内で怪我をさせてしまったり、ゲストの物を破損してしまった際の補償がこれに当たります。こういったAirbnb(エアビーアンドビー)社から提供される「ホスト補償保険」と同列の特約もありますので、特約の内容はきちんと把握したうえで、必要なモノを選択しましょう。

6.ゲスト用の「旅行保険」も知っておこう!

ゲスト用の保険についても、お話しておきましょう。

通常、海外旅行のための保険は、旅行会社やクレジットカード会社が提供していますよね。そして渡航前に加入しておくのが一般的です。しかし、訪日外国人旅行者の30%は保険未加入とのこと。旅先で急な病気になって病院にかかったり、まして交通事故などに遭ってしまったら…保険に入っていなければ、身体の痛みだけでなく、支払いでも痛い思いをしてしまうでしょう。

そのような訪日観光客向けに、各保険会社が「旅行保険」を打ち出しています。訪日してから、簡単にスマートフォンから加入ができるので、特に中長期滞在のゲストには、ホストからお知らせしてあげるとよいかもしれませんね。

7.「保険があるから」と安心しないで!自分でも対策を。

前述した火災保険や企業総合保険に限った話ではなく、保険の実情として、実際にトラブルに遭い被害を被ってしまったとしても、思うように補償してもらえないケースが少なくありません。保険に対してあまり過信し過ぎるのは禁物です。

トラブルは自分で防げるものも、もちろんありますよね!保険に入っているからと安心せずに、大きなトラブルに発展しないよう、出来る対策をしておきましょう。

7−1.ゲスト選びは慎重に。

ゲストによるトラブルを防ぐために一番大切なのは、やはりゲスト選びです。予約を承認する際は、ゲストのプロフィールやレビューを確認して、慎重に選ぶようにしましょう。それだけでトラブルを減らすことが出来ますよ!

7−2.火事地震対策には、備品を厳選して。

民泊物件において火事や地震の対策としてできることは、一般家庭とそれほど変わりません。棚に支えをつけたり、窓ガラスの飛散防止フィルムは防犯対策にもなりますね。

備品は厳選するとよいでしょう。お部屋に置くものが少ないほど、破損トラブルの心配も軽減できます。特に食器など割れやすいものは、危険ですよね。プラスティックや強化ガラス、木製で出来たものも良いかもしれません。

また、布製品も燃えやすく危険です。カーテンは耐火加工がされているものが多くありますね。シーツ類もポリエステルより綿素材を選んだ方が、火が燃え移ったときに消えやすく安心です。

自分でできる予防と保険での安心、両方をしっかり準備して、民泊を楽しんでいきましょう!

民泊スタートアップnaviでは、エアビーアンドビーのホストに必要な情報をさまざまな方向からピックアップしています。トップページから検索して、楽しい民泊ライフの手引きとして活用してくださいね!

まとめ。

【ホスト補償保険について。】

  1. ホストに損害賠償が発生するケースは2種類です。
    (1)ホスト側の理由でゲストに怪我やトラブルが発生した場合。
    (2)第三者がゲストやホストから何らかの被害を受け、損害賠償を請求された場合。
  2. 保険の申請は、Airbnb(エアビーアンドビー)ヘルプセンターへ、サイト上のメッセージまたは緊急電話サポートから連絡しましょう。
    「緊急電話サポート」の電話番号。
    ・国内無料通話:0800-100-1008
    ・国外有料通話:+81-3-4580-0999
  3. 以下のような場合は、保険が適用されません。
    「ホスト補償保険」適用範囲外のもの。
    (1)以下を含む意図的行為による損害:
    (i)脅迫・暴行 (ii) 性的虐待/暴行(ホストまたはその他の被保険者による損害)。
    (2)逸失利益(トラブルに遭わなければ得られたはずの利益分)。
    (3)人身損傷、宣伝侵害に対しての損害。
    (4)細菌・真菌による損害。
    (5)中国製石膏ボード(ドライウォール)による損害。
    (6)伝染病による損害。
    (7)テロ活動による損害。
    (8)製造物責任(PL)による損害。
    (9)公害による損害。
    (10)アスベスト、鉛、シリカによる損害。

【保証金について。】

  1. 「保証金」は、ゲストに対して損害賠償を請求するためのシステムです。
  2. 料金オプションを設定するだけで、すべてのホストが利用できます。
  3. 「保証金」の設定方法。
    リスティング(お部屋の説明ページ)→カレンダーの料金設定→追加チャージ→「保証金」にチェックを入れて、金額を入力します。
  4. ゲストは予約をした時点で、保証金に同意(トラブル時に保証金額内で弁償することを承認)したとみなされます。
  5. 「保証金」の請求方法。
    ゲストのチェックアウトから14日以内に、「問題解決センター」から「理由を選択」→「損害賠償を請求する」。
  6. ゲストが支払い拒否したり、72時間以内に返答がない場合は、エアビーアンドビーに仲裁を依頼することが出来ます。
  7. ゲストとして利用する際は、自分が支払い可能な保証金額かを確認したうえで予約しましょう。

【Airbnbホスト保証について。】

  1. 保証金の設定をしていない場合や、高額な損害賠償額が発生した場合は、「Airbnbホスト保証」が利用できます。
  2. 「Airbnbホスト保証」は、設定も申し込みも掛け金もなしで、すべての予約に適用されます。
  3. 申請を行う前に、ゲストと話し合います。この保証はゲストが支払えない時のためのものであり、ゲストの賠償責任を免罪するためのものではありません。
  4. 申請期限はゲストのチェックアウトから14日以内、もしくは次のゲストが来るまでです。手続きは、速やかに行いましょう!
  5. 請求には「証拠書類の提出」が必須となります。領収書は必ず取っておきましょう。3万を超える被害の場合は警察の被害届も必要です。
    提出書類の例。
    (1)請求額が300ドル(約3万円)を超える際は警察の被害届。(調書番号、担当警察官の氏名、電話番号の記載が必要。)
    (2)所有権を証明するもの。(領収書、写真、動画など。)
    (3)被害の証拠となるもの。(写真や動画も可。)
    (4)破損や盗難被害を被った物品の公正な市場価格の見積もり書類。
    ・物件:購入価格、購入日、現在の状態を示すもの。
    ・備品や家具:修理または交換費用の見積り。
    ・絵画:領収書原本など購入価格の証明になるもの。
  6. 保証適用外のケースは、保証金やその他の保険でカバーしましょう。
    ・「Airbnbホスト保証」適用範囲外のもの。
    現金および有価証券。貴金属、芸術品などの高価な物品。ペットや植物。車両、船舶。対人賠償。シェアスペース・共有エリア内の物品。通常利用による摩耗や傷、破損などによる損害。天災(地震、台風など)。ライフライン(電気・ガス・水道・Wi-Fiネットワークなど)の過剰利用。ゲストのなりすましや詐欺。テロ行為。有毒化学物質によるもの。

【Airbnbで保障されないトラブルを補う「保険」。】

  1. 「民泊保険」は、通常の保険で補償されない民泊でのトラブルを補償する保険です。各保険会社で運用が検討され始めていますので、提供の開始に期待しましょう。
  2. 火災保険と地震保険は加入検討の余地ありです。
  3. 火災保険と地震保険で対応されるのは、主に「一般住宅」の建物と家財の保障となります。

【Airbnbは一般住宅用の保険が適用されない!?】

  1. 保険によって、保障される内容はさまざまです。自分の物件が保障されるかきちんと確認しましょう。
  2. 一般住宅用保険は基本的に居住者対象のため、ゲストによるトラブルは補償外であることがほとんどです。
  3. ゲスト(お客様)のトラブルが補償される「店舗」や「事業所」が加入できる保険を検討するとよいでしょう。
  4. 「店舗総合保険」と「住宅用保険」では、店舗用が割高です。住宅用保険で「店舗併用物件」が加入できる保険を探すのがよいかもしれません。

【ホスト不在型向け保険。】

  1. ホスト不在型民泊は、住居としての一般住宅利用ではないので、店舗用の「企業総合保険」を検討しましょう。
  2. 地震保険は、「住居」に対してのみ適用される保険です。店舗保険では、特約として付加することができるものもあります。
  3. 台風による損害は、火災保険に風災・水災の補償が付いていれば補償可能です。
  4. 一般住宅での店舗保険の加入は難しいので、一般住宅用保険で特約を付けて対処することを考えたほうがよいかもしれません。

【ホームステイ型向け保険。】

  1. 「併用住宅物件」とは、店舗が住居とともに併設された物件のことです。ホームステイタイプの物件は、これに当たります。
  2. 併用物件用保険であれば、店舗用の保険と同様にお客様によるトラブルの損害も補償されやすくなります。
  3. 備品や設備用の特約もつけておけば、災害時でも安心です。
  4. 特約の中には、エアビーアンドビーの保障と重複するものもあるのでよく確認しましょう。

【ゲスト用「旅行保険」。】

  1. 訪日観光客用に、各保険会社が「旅行保険」を提供しています。
  2. 来日後に、スマートフォンから簡単に契約できるので、保険に入っていない中長期滞在のゲストには教えてあげるとよいかもしれません。

【保険に頼り切らずに自分でもトラブル対策を。】

  1. 保険に加入していても、思ったほど補償してもらえないというケースも少なくありません。
  2. 保障を当てにし過ぎず、起こり得るトラブルに対して、自分でも対策を練っておきましょう!
  3. ゲストによるトラブルを減らすには、ゲストを慎重に選ぶことが大切です。
  4. お部屋に置く備品は厳選しましょう。置くものが少なければ破損の心配も減ります。
  5. 火事や地震の対策としては、割れにくく燃えにくい備品を選ぶとよいでしょう。

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