なかなか停滞ムードから抜け出さない日本経済…。絶望とも形容できそうなその惨状において、唯一と言ってよいほど珍しく活況を見せているのが、外国人観光客がらみの経済です。この現象は、経済に興味のあるビジネスお父さんはもちろんのこと、それ以外の人々においても、一種の一般常識や社会情勢として、知っておいたほうが良さそうです。

「民泊」なんて単語が、今年のセンター試験には出るかも!?

1 外国人観光客が急増!…ってホントなの!?

ニュースや新聞では連日のように、外国人観光客増加の目覚しさについて報道しています。でも、それを実感している人とそうでない人の差は、とても大きいようです。郊外の住宅街に住み、その近郊で生活が完結している人々にとっては、外国人観光客の増加は、あまり肌身に感じられないことでしょう。外国人の姿を、目撃しないからです。

しかし、東京や大阪などの都心に住んでいたり出勤したり、秋葉原などのショッピングエリアに出かけたり、京都や鎌倉などの観光地に住んでいる人々は、ここ数年での観光客急増を、もはやうっとおしいと感じてしまうくらいに、痛感しているようです。単純に、目撃量が多いのですから!

最近では、海外旅行から関空に帰国してきたとき、イミグレーションでの入国審査に3時間も待たされた!などというトホホなエピソードも、よく見聞きします。外国人観光客の増加って、良いことばかりとは限らないんですよね…しかし、この外国人観光客の急増現象は、たまたま起きたことではないんです。日本の政府が計画的に仕掛けたことで、つまりそれで得られる恩恵は、少なくはないはずなのです。

このコラムでは、そのメリットのほうに最大限着目したいのですが、中でも最も大きなバブルを起こしているのが、「民泊」業界と言えるでしょう。民泊業界は今、ラッキーボーイのような存在で、騒がれるだけのことはあるのです。さて、どうして民泊が、ラッキーボーイに踊り出たのでしょうか!?

1−1.外国人観光客はどれくらい増えているか?なんと、15年前の4倍!

まずは、外国人観光客がどのくらい増えているのか、それを数字とともに具体化しましょう。さかのぼること西暦2000年において、日本に訪れた外国人観光客数は476万人でした。これもすごい数字だなと思いますが、他国と比較すると大したことはなく、また東京都心に住んでいても、あまり外国人観光客を実感できる数字ではありませんでしたよね。

そこから外国人観光客数は、徐々に増え続けます。2011年の福島第一原発事故では、やはり急降下の落ち込みを見せましたが、13年にはもう、順調に回復、そして急成長を見せます。

2014年には1,300万人を突破。日本政府は、東京オリンピックの開催される2020年までに、2,000万人の呼び込みを目標に掲げましたが、なんと、2015年の段階で、早々とそれを(ほぼ)達成してしまったのです!いまや、2020年の目標を、倍の4,000万人まで引き上げています。

1−2.ホテルというホテルが満室!ラブホテルまで総動員。

2015年6月に観光庁が発表した「観光白書」によれば、日本各地の宿泊施設の稼働率は過去最高を更新し続け、東京や大阪にいたっては80パーセントを超えました。すると、【夏休みやお正月などのハイシーズンともなると、もう既存のホテルだけでは受け入れきれなくなっているのです。】旅行ホテルに泊まれなかった外国人観光客は、ビジネスホテルやカプセルホテル、はてにはラブホテルやインターネットカフェにまで寝床を求める実情です。

こうなってくるともう、【当事者(宿泊施設や外国人観光客)だけの問題ではなくなってきました!】ビジネスマンは出張の際の宿泊先を確保できなくなってしまうかもしれませんし、余暇を楽しむ若者たちは、インターネットカフェからあぶれる懸念さえ想定して、行動しなければなりません。

2 外国人観光客の急増は、計算済みだけど計算外!の安倍政権。

私たち国民からすると、「寝耳に水」な感もあるこの外国人観光客の急増劇。ですが、実はこれ、【安倍政権から見れば、計算済みのことなのです。】アベノミクスは「円安」をせっせと押し進めてきましたが、それはつまり、外国人に日本のあれこれをたくさん消費(購入)してもらう作戦だったのです。その「消費」の中には、もちろん、日本への観光旅行も含まれるというわけです。【しかし安倍政権は、外国人観光客の増加によって宿泊施設が足りなくなってしまうことまでは、頭が回っていなかった】様子…。そこでちょっとした混乱が発生してしまったのです。

2−1.足りない宿泊施設を補ったのが、民泊でありAirbnb(エアビーアンドビー)。

泊まる場所がない外国人、外国人にベッドを提供できない日本政府、その両者を救ったのが、Airbnb(エアビーアンドビー)を主とする「民泊」だったのです。これはある種、偶然のようないきさつだったのですが…。

民泊という言葉と並ぶようにして世間を騒がせているAirbnb。これは、アメリカ発の民泊仲介サイトなのですが、2008年に登場し、2012年頃にはもう、日本を先駆けて諸外国で、大きなムーブメントを起こしています。すでに宿泊施設の選択肢の1つとして、市民権を得ているのです。日本ではあまり評判の良くないAirbnbですが、海外での評判は、日本とはずいぶん色が違うのです。

日本では、外国人観光客が急増しはじめた2014年頃には、すでに海外の動向に敏感な人々が、Airbnbを利用した民泊カルチャーを開始していました。「官」ではなく「民」が、外国人のおもてなしを、着々を押し進めていたのです。

ホテルや旅館よりも参入の敷居が低く、また利益率も高いこの民泊というシステムは、投機ビジネス界の人々からも注目を浴びます。すると2014年〜15年の間に、爆発的に、日本のAirbnb物件が急増します。2016年、日本の登録物件数は20,000件を超えました。何かが急増するとき、それは珠玉混交となるのが世の常なのですが、そういうわけでAirbnbによる民泊はトラブルも多発してしまい、良くも悪くも、日本中から注目を浴びることとなりました。

2−2.政府も板ばさみ。民泊施設は増やしたい。トラブルは防ぎたい。

投機的なAirbnb(エアビーアンドビー)物件は特に、管理者が不在の状態で部屋貸しをするために、サービスの質が悪く、またトラブルが頻発します。そもそも民泊というものが、法律的にかなりグレーなものです。通常だと、トラブルがニュース沙汰になったのを機に一気に規制され、また並みいる民泊物件も一斉検挙されてしまいそうなものですが、そうはならなかったのです。むしろ日本政府は、現行の法律(旅館業法)のほうを改正してでも、民泊を守り、支持し、推進する構えを見せたのです。

2−3.法改正だけじゃない。助成金だって支払われている。

なぜ民泊は、Airbnb(エアビーアンドビー)は、グレーなのに規制されず、逆に日本政府から推進されるのでしょう?その理由は、ホテルや旅館など既存の宿泊施設だけでは、現状の2,000万人、さらには目標としている4,000万人の外国人観光客を、とうてい受け入れきれないからです。日本政府はこれに対して、巨大なホテルを造ったりするのではなく、民間大衆のチカラを借り、民泊を網の目のように網羅することで、対応しようと考えているのです。

もう1つの理由としては、インバウンド(外国人観光客による)収益による経済効果です。アベノミクスはこれを狙ってまい進しているわけですから、「受け皿が足りないから帰ってください」とは言いたくないのです。外国人観光客に、ショッピングや観光や文化体験を堪能してもらうには、宿泊施設をなんとしても確保しなければならないのですね。

政府の宿泊施設拡大は本当に必死で、たとえば東京都の場合、外国人向けの宿泊施設の改装やサービス拡充に、助成金を出しているほどです。トイレを洋式に改装したり、外国語のパンフレットを作ったり、無線LAN設備の導入にすら、助成金が出ます。ちょっと過保護すぎるのではとも思うほどですが、それほど必死であることがわります。

2−4.何よりも、外国人観光客から望まれている民泊。

民泊を支持したのは、日本政府だけではありません。【外国人観光客の皆さんも、民泊を非常に支持している】のです。世間には、「ホテルが取れないから民泊が利用されている」と思い込んでいる人々が多いようなのですが、実情はそうではないのです。ホテルが空いていようがいまいが、進んで民泊を利用しようと考える外国人観光客が、大勢いるのです。

その理由は、主に2つです。1つは、値段がとても安いため。ホテルの場合、1人でも1泊5千円くらいはしますが、Airbnb(エアビーアンドビー)の民泊の相場は、シングル3,000円かそれ以下です。家族向けの部屋でも1泊1万円程度で泊まれます。

もう1つは、「日本文化を堪能できる」ということ。私たち日本人は、他人の家に寝泊りすることをあまり好みませんが、外国人の方々はかなり、ホームステイというものを楽しんで行っているのです。

3 民泊業界が活況なのは、本当!

  • 外国人観光客はまだまだ増加し続ける。
  • 日本政府からの後ろ盾を得ている。
  • 外国人観光客にとても喜ばれている。

この3つの事柄から、やはり【民泊ビジネスというのは、たしかに非常に好機にある】のです。しかし!注意が必要です!【日本政府が推進しているのも、外国人観光客に好まれているのも、あくまで、「ホームステイ型の民泊」施設なのです!】

3−1.政府が支援しているのは、「ホームステイ型」の民泊施設。

ホームステイ型の民泊とは、家主が家に滞在していて、常に宿泊客とコミュニケーションが取れるタイプのものを指します。一般家庭の延長線上で行っていて、家庭の匂いがあり、風情があり、人情があります。外国人は、こうしたアットホームなものを、喜んでいるのです。政府が規制緩和を推進しているのも、あくまでこのホームステイ型についてなのです。

3−2.トラブルが多い「ビジネス投機型」の民泊施設。

しかし現在、日本のAirbnb(エアビーアンドビー)では、およそ70パーセントほどが家主不在型の施設です。Airbnbが儲かるという噂を聞きつけて参入してきているのが、もっぱらこの、「家主不在型」なのですね。しかしこの【「家主不在型」の施設は、管理が行き届かないため、やかましく宴会をされてしまったりゴミを散らかされてしまったりと、トラブルが頻発しています。】マンションなど近隣住民をも巻き込んでしまっています。

【日本政府は、トラブルの多いこの「家主不在型」民泊に関しては、むしろ規制を強めることを決定】しました。これからは、カギの受け渡しやチェックインの手続きなども対面で行うことが必須となってくるので、「家主不在型」は運営そのものが困難になってくるでしょう。高いお金を払ってアパートを借りたり家財道具を購入してきたりしても、運営ができなくなり、無駄になってしまうのです。

3−3.ビジネスとして欲を出すなら、民泊は失敗する!

投機的な目的だけで民泊やAirbnb(エアビーアンドビー)を始めようとするなら、まったくお勧めはしません。それは失敗に終わり、赤字だけが残ってしまうでしょう。理由は前述のとおりです。日本政府は、家主不在型のビジネス投機的な民泊施設については、厳しく取り締まる意向なのです。

4 民泊をやってみようと思ったら、甘い言葉にご用心!

Airbnb(エアビーアンドビー)をはじめとした民泊への参入に興味を持ったなら、ノウハウサイトを見たことがあることでしょう。どのサイトも、「儲かります!」と書いています。「10万円で借りた物件で月々30万円もの収益が!」などととても具体的な数字で自信満々に書いてありますが、だまされてはいけません。

4−1.民泊のノウハウサイトにだまされないで!

今あるノウハウサイトは、日本政府が規制を強化する以前に、設立されたものがほとんどなのです。そのため、「規制強化によって立ち行かなくなる」という苦境については、触れていません。また、【およそすべてのノウハウサイトは、そのノウハウサイトの読者を民泊セミナーや民泊代行サービスに勧誘することで、収益を得ようとしています。】だから虫の良いことばかりを書き連ねるのです。繰り返しますが、その虫のよい言葉の数々は、あなたが民泊セミナーや民泊代行サービスにお金を注ぐようにするためです。

4−2.巷の民泊投機家は、大手企業の規模には太刀打ちできない。

ノウハウサイトの言う「まだまだ参入の余地はある」という言葉は、あながち嘘ではないでしょう。なにしろ、2020年の東京オリンピック時の目標が外国人観光客数4,000万人なのです。今の倍です。しかし、それでもやはり、小規模の投機家が民泊業界に参入することは、リスキーなのです。それはなぜかというと、【不動産業界や建設業界の大手が、民泊業界への参入・提携を、続々と表明している】からです!

民泊事業参入を表明した企業

  • エイブル
  • アパマンショップホールディングス
  • アドベンチャー
  • 米エクスペディア
  • 京王電鉄
  • シノケングループ&株式会社プロパスト
  • Secual
  • 大京
  • スペースマーケット
  • 大東建設不動産
  • プレステージ
  • ハウスドゥ
  • ベンチャーリパブリック
  • クールジャパン

エイブル、アパマン、エクスペディアなど、そうそうたる面々です!各社が、数千万または数億円規模の巨額を投入し、民泊ビジネスに参入します。こうした大手の場合、フロントの設置や敷地面積の確保、対面接客員の常駐など、旅館業法に定められた規制をクリアすることはたやすいです。しかも大規模に、経済効率よく経営するでしょう。

すると、たかだか数百万円程度の零細投資家では、とても太刀打ちはできないのです。またそもそも、民泊許可物件のアパートやマンションを借りる程度のことまでは可能でも、規定の敷地面積の確保や消防法規定を遵守した改装などは、手に負えません。

4−3.ホームステイ型の民泊なら、大手参入の嵐にも耐えられる。

エイブル、アパマンなど、大手企業が民泊事業に参入してくることによって、年間4,000万人を見越している外国人観光客の寝床は、どうにか整うでしょう。しかし、こうした大手企業では、どうしても埋められない穴があるのです。それが、「ホームステイ体験への需要」なのです。

そもそも、既存の小・中規模の投機的な家主不在型施設にしても、これら大手企業による大型施設にしても、「民泊」ではありません。民泊とはもともと、「家に泊まること」を指します。ここでいう「家」というのは、不動産用語で言うところの「家屋」のことではなく、「人の住んでいる家庭」のことです。Airbnb(エアビーアンドビー)を活用する外国人の多くが望んでいるのは、「家屋」ではなく「家庭」なのです。

大手企業の造る「家庭」ではない施設が「民泊」と言えるのかどうか、それを政府は言及していませんし、新聞社や各界のコラムニストも、指摘や批判をしている様子は見受けられません。しかし、「家庭」への宿泊を望んでいるホームステイ層からは、確実に見放されるのです。そのため、【どれだけたくさんの大手企業が参入し、4,000万人の外国人観光客が飽和するほどの宿泊施設が建設されたとしても、ホームステイ型の民泊は、一定の需要を保ち続けられる】のです!

5 ホームステイ型民泊の内情…月収5万が関の山。それでもOK?

しかし、はっきり言って、ホームステイ型民泊は、儲かりません。莫大な収入を生み出すことは、できません。3LDKの1部屋を貸しても、1泊2〜3,000円程度で、100パーセント近い稼働率を目指すなら、2,000円程度でないと難しいです。すると、せいぜい1ヶ月あたり5〜6万円程度が現実的な数字なのです。

もちろん8万、10万と稼ぐホストはいますし、そういう月もあるでしょうが、それは標準値とは言えませんから、「あくまで月収5万円程度のビジネスだ」と考えておくのが良いでしょう。副業や趣味の範疇であり、一攫千金やメインの職業としては、向いていません。

5−1.民泊運営には、ドラマチックな価値がある。

では、民泊運営なんてやる価値はないのでしょうか?それは、各人の感性によってまったく異なるのです!

民泊というものを、お金儲けの手段としか考えていないのであれば、あまり価値はないと言えます。5万円でも収入は収入ですが、それを稼ぐためにはそれなりに手間ひまがかかります。同じ時間をほかのことに費やすほうが、収益額としては大きいかもしれません。しかし、【民泊には、「お金ではない価値」がある】のです!それは、民泊を利用したがる外国人観光客が望んでいることと、同じです。「交流」であり、「体験」です。

「外国人をお泊めする」という言葉に、ワクワクやドキドキを感じるタイプの人にとっては、民泊の運営は、人生を大きく転換させるほどの価値があります!これは大げさでもなんでもありません。民泊客との交流は、いつだって何かしらのドラマを生み出してくれるからです。あなたが人情的であればあるほど、ドラマの数は増え、感動の度合いも大きくなります。通常のサラリーマン労働や学生生活、ママ友交流などでは味わえないようなドラマが、目白押しなのです。毎日毎日、家の中に楽しいことがあるのです。

5−2.民泊は、小よく大を制する。肩肘張らないほうがいい。

民泊に、金銭的な魅力よりもドラマチックな魅力を感じて、運営してみたいなと思ったなら、ノウハウサイトはあまり見ないことをオススメしたいです。また、ノウハウサイトを丸写ししたような小奇麗な施設のリスティング(Airbnb上の物件紹介ページ)も、あまり見ないほうが良いでしょう。それは、「あまりにも小洒落すぎているから」です。

日本人は、日本人の感覚からビジネスを考え、民泊施設のデザインを考えます。ヨーロピアンなオシャレな家具や、至れり尽くせりのアメニティグッズ、そうしたものこそがゲストに喜ばれると考えています。しかし実情は、そうでもないのです。

これは、たとえば、携帯電話業界を思い出してください。日本の携帯業界は、シャープやソニー、NECといった大手メーカーがしのぎを削り、カメラ機能やお財布機能、テレビ機能まで詰め込んだ、超高性能ガジェットに進化しました。しかし、外国人にはさっぱりウケなかったのです。「ガラパゴス携帯」と揶揄されたのは、記憶に新しいことでしょう。

そうした、「何でもかんでも詰め込んだ、完璧なもの」というのを、外国人はあまり求めていません。日本人ほど清潔観念は高くありませんし、同じ部屋の中で寝泊りするようなことにも、そんなに抵抗を感じていません。また、ヨーロピアンなデザインというものにも、大きな魅力を感じてはいません。

なので、見た目や接客をシティホテルっぽく洗練させようとすることよりも、まずは、「家庭的な暖かさ」を提供してあげることを、重視しましょう。その次の段階として、サービスの幅を広げる見地から、アメニティの充実を検討してみたり、オシャレなソファを導入してみたり、すると良いでしょう。

5−3.無線LANと洋式トイレ、この2つは重要度◎(ニジュウマル)

庶民的な民家でAirbnb(エアビーアンドビー)を始めるにあたって、ぜひとも押さえておきたいのは、以下の2点です。

  • 無線LAN
  • 洋式トイレ

この2つに関しては、重要度が◎(ニジュウマル)なので、対策を考えましょう。

  • 無線LAN
    無線LANとは、パソコンやスマートホンなどでインターネットをするために、電波を飛ばす機械のことです。Wi-Fiと同じような意味です。この無線LANに関しては、ちょっと無理をしてでも導入しましょう。ご年配の方々はちんぷんかんぷんかもしれませんが、若いご家族や電気屋さんに頼んででも、導入をしたほうが良いです。月の費用は4,000円くらい、初期費用も5,000円くらいで済むでしょう。
  • 洋式トイレ
    次に、トイレについてです。家屋の造りに関しては、昔ながらの和風なものでも問題ありません。問題ないどころか、和風なもののほうが好まれることも多いです。畳やふすま、障子、床の間、コタツなど、日本的なものですね。しかし、ことトイレに関しては、和式便器はあまり宜しくありません。「しゃがむ」というポーズを取れない外国人も少なくなく、和式便器は敬遠されがちなのです。また、好まれるか否かだけでなく、上手に用が足せずに汚されてしまうことも、多発するでしょう。

民泊やAirbnbの準備に関しては、もちろんもっとたくさんのアイデアやコツがあります。それに関しては、当サイト他ページにて、詳しくご紹介しています。

6 民泊文化は、日本人を救う!

環境先進国・福祉先進国として名高い北欧・フィンランドの人文学者は、「日本が本当の意味での先進国の仲間入りを果たすには、経済や機械だけでなく、『精神の成熟』が不可欠だ」と述べています。【民泊というハートフルな文化の普及・拡大は、最終的に、私たち日本人を救うことになる】でしょう。

私たち日本人は、よってたかってAirbnb(エアビーアンドビー)の批判をするよりも、なぜ外国でAirbnbが爆発的な人気を得ているか、謙虚に考えてみる必要がありそうです。そして、Airbnbを【上手に扱うこと】を、学んでいく必要があります。システム自体に善悪は無く、重要なのはその使い方ですよね。

6−1.現代日本人は「人情」の少ない人種。

日本において、Airbnb(エアビーアンドビー)の宿泊利用者のほとんどは外国人が占めています。日本人の宿泊利用者は、あまり多くないのです。Airbnbが、そして民泊が日本人にあまり支持されないのは、なぜなのでしょう?

それは、現代日本人に、「人情」というものが薄れてきているからです。人との(対面での)交流をおっくうに感じる人、人との交流を苦手とする人が、日本人にはものすごく多いのです。これは、孤独やいじめ、ストレス過多などの問題を引き起こし、日本人自身を苦しめてしまっています。フランスやアメリカなど、日本と同じくらいの経済先進国でも、日本よりもずっと人情を保っていて、ハートフルな交流をしています。この事実に、私たち日本人は気づく必要があるでしょう。

6−2.民泊が、「古き良き時代」を取り戻すキッカケとなる。

おそらく経済的な理由(収入が得られる、または安く泊まれる)をキッカケに、日本人においても利用者が増えていくでしょう。その中で、人との交流スキルが育ち、または交流することの楽しさに気づく人が増えていくでしょう。

すると日本は、殺伐とした都市型の生活スタイルを改め、地方や外国で見られるような、家族や地域で助け合い、笑顔で交流するような生活スタイルを取り戻すでしょう。防犯カメラなど必要のない社会を取り戻し、国に頼らなくても子供の面倒を見られるようになり、高いお金を払ってエンターテイメントを得なくても、お隣さんやご近所さんと談笑することで笑顔になれる社会を取り戻すでしょう。

6−3.民泊慣れすることで、大災害にも強くなる。

他人に対して気を遣いすぎなくなり、他人の喧騒を気にしすぎなくなったなら、万が一大災害に見舞われて避難所生活を余儀なくされたときにも、あまり大きなストレスを感じないで済むでしょう。現代日本人は、一人っ子と少子化、そしてぜいたく嗜好の影響から、共同生活が苦手になりすぎているのです。

また、民泊の延長線上で、被災者に生活スペースの一部を差し出す人々も増えていくでしょう。被災地生活を送らなくて済む人が、増えるのです。そのような支援は、2016年4月の熊本地震においても、Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊サイトの仲介のもと、すでに起き始めているムーブメントです。

さらには、スペースやモノのシェアリングが上手になると、生活にかかるお金もどんどん減らすことができます。貧困にも強くなると言えます。

6−4.外国人の視点・外国人の意見を取り入れることができる。

また、外国人と交流する機会が増えていくことによって、私たち日本人が「当たり前だ」と思い込んでいたことが当たり前ではなかったことに、気づいていくでしょう。私たち日本人の視野を広げ、さらに様々な環境に心を開けるようにも、なっていくでしょう。それは身近な人々やSNSの友人たちに波及していき、日本人全体の価値観の広がり・転換を促すでしょう。

民泊スタートアップnaviでは、「ドラマチックな民泊」を望む方々向けに、幅広い情報をご用意しています。このページではお部屋の準備に関しては簡素なことのみに留めていますので、ぜひトップページから、準備にまつわる詳細ページを覗いてみてください。

まとめ

  1. 外国人観光客が急増しているのは本当。しかし、住んでいる場所によって実感には温度差がある。
  2. 外国人観光客はどれくらい増えているか?2000年は476万人だったのが、2015年はほぼ2,000万人。15年で4倍以上もの増加!
  3. 都心や観光地では、ホテルというホテルが満室になっている。ビジネスホテルが外国人観光客に取られ、ビジネスマンがあおりを受けてしまうほど。
  4. 外国人客の急増は、阿倍政権の計算どおり。でも、宿泊施設不足までは計算しきれていなかった…。
  5. 足りない宿泊施設を補ったのが、民泊でありAirbnb(エアビーアンドビー)。しかしAirbnbの発展は、偶然の産物。
  6. トラブルの多いAirbnbに政府も板ばさみ。民泊施設は増やしたい。トラブルは防ぎたい。旅行業法の規制緩和によって、その両立を目指し中。
  7. 法改正だけじゃなく、外国人向け宿泊設備に助成金さえ支給するチカラの入れよう。
  8. 民泊は、日本政府や運営者以上に、外国人観光客から望まれている。「値段の安さ」と「日本文化の体験」が、その理由。
  9. 民泊業界が活況だという噂は本当(外国人観光客はまだ増える。日本政府の後押しがある。外国人観光客からのニーズが高い)。
  10. しかし、日本政府が支援しているのは、あくまで家主が同居する「ホームステイ型」の民泊施設。家主不在のビジネス投機型の物件は、逆に厳しく取り締まる。
  11. ニュース沙汰になるトラブルが多いのも、「ビジネス投機型」の民泊施設。管理者不在ゆえ問題も多くなる。ホームステイ型の施設ではほとんどトラブルは起きていない。
  12. ビジネスとして欲を出すなら、民泊は失敗する可能性が高い!中小の投機家にとって、取り巻く状況はすこぶる良くない。
  13. 民泊をやってみようと思ったら、甘い言葉にご用心!試算どおりにはいきません。
  14. ノウハウサイトにだまされないで!儲かりそうと感じさせ、民泊セミナーや民泊代行サービスを購入させるのが、ノウハウサイトの目的です。
  15. 大手企業が民泊業界に参入してくる。並みの投資家では大手の規模には太刀打ちできない。
  16. 逆にホームステイ型の小さな経営なら、大手企業の弱点をカバーできるので、利益を出しながら共存していける。
  17. ホームステイ型民泊の内情を知っておこう。現実味の高い月収額は、(1室なら)5万円程度。
  18. ホームステイ型民泊の運営は、お金だけが目的ではない。ドラマチックな価値がある。
  19. 民泊は、小よく大を制する。外国人観光客は家庭的な雰囲気を求めているので、あまり肩肘張らないほうがいい。
  20. それでも欠かせない設備が2つ。無線LANと洋式トイレはなるべく工面しよう。
  21. 民泊は、最終的には外国人観光客のためというよりも、日本人のためになる。
  22. 現代日本人は「人情」の少ない人種。それが様々な弊害を引き起こしている。
  23. 人情に満ちた民泊が、日本に「古き良き時代」を取り戻すキッカケとなる。
  24. 民泊慣れ(共有慣れ・交流慣れ)することで、大災害時の狭い空間にも屈しなくなる。また、被災者に部屋を差し出す人も増えていく。(すでに熊本地震でその動きが起きている。)
  25. 外国人との交流が増えることによって、外国人の視点・外国人の意見を取り入れることができる。

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