民泊でのもてなしに興味があって、やり方を知ろうとインターネットを検索してみたけれど、どうもどこのサイトもガツガツし過ぎてて読む気になれなくて…。

そんなふうに思っていたあなたは、民泊スタートアップnaviがピッタリ。当サイトは非営利の団体が運営する民泊推進サイトで、「ガツガツ儲けること」よりも精神的な充足や社会的意義を重視しながら民泊ライフを楽しむための情報をお届けしています。

このページだけで、民泊のやり方に関する情報をひとまとめに解説しますから、どうぞあなたのスタートアップにお役立てくださいね。

1 集客窓口はどこを選ぶ?流行りのAirbnb以外にも色々とある。

「家に人を泊めて交流をしてみたい」と思ったとき、友人や親戚だけでは物足りないと感じるなら、やはりなんらかの窓口に集客や宣伝を手伝ってもらうことが不可欠と言えます。いくつか選択肢がありますから、あなたの環境や好みに合う窓口で行ってみましょう。下記に、代表的なものを挙げてみました。

  1. 世界で一番人気の民泊仲介サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」。
  2. 農家民泊系で有名な民泊サイト「とまりーな」。
  3. 農家民泊かつ地域の活性化に貢献したいなら、地域の民泊仲介サイト。
  4. お金なんか要らない!という人向きの「CouchSurfing(カウチサーフィン)」
  5. 安全第一!ならば外国人留学生系のホームステイ。

1−(1).世界で一番人気の民泊仲介サイト「Airbnb」。

他の民泊ノウハウサイトと異なり、当サイトはAirbnb(エアビーアンドビー)に特化した情報サイトではありません。が、しかし、やはり「気軽に民泊を始めてみる」という観点で考えれば、最近流行りのAirbnbはオススメ度が高いと言えます。

Airbnbのメリット

  • 規約や審査の類が少なく、空き部屋があるならすぐにでも始められる。
  • 世界的に有名で人気が高く、集客力がある。
  • 外国人の利用者が大半なので、外国人の友達をどんどん作れる。
  • 関連サイトが非常に多く、やり方についての情報が仕入れやすい。

Airbnbのデメリット

  • 日本人大衆には煙たがられており、ご近所さんと険悪になるかも…。
  • 地域によっては競争過密で、噂ほどの集客・収益が得られないかも…。
  • 外国人の利用者が大半なので、英語での対応が必須…。

1−(2).農家民泊系で有名な民泊サイト「とまりーな」。

Airbnb(エアビーアンドビー)と同じく近年登場した民泊サイトが幾つもあるのですが、その中でも、農業などの体験民泊に特化したオリジナリティを持つのが「とまりーな」。

農業だけでなく、漁業、林業、酪農、伝統工芸など、かなりたくさんの内容が体験プログラムとして容認されるため、農家や漁師以外の家庭でも登録できるかもしれませんよ?

ホームステイだけでなく職業体験に興味を持つ人が登録していますから、Airbnbとはまた違ったユーザー層と引き合えるでしょう。

とまりーなのメリット

  • 職業体験が主で宿泊は付属物であるため、法的に咎められにくい。
  • 手間はかかれど1泊1人あたりの単価は高い。
  • 古い家でもあまり問題がない。

とまりーなのデメリット

  • ウリになる職業体験がないと登録できない…。
  • 登録ユーザーがまだあまり多くなく、連日満室にするのは難しい…。
  • 外国人にはあまり知られておらず、外国人との交流はあまり期待できない…。

1−(3)農家民泊かつ地域の活性化に貢献したいなら、地域の民泊仲介サイト。

(2)のとまりーなと同じく体験民泊に特化した仲介サイトが、日本の様々な地域に存在しています。地域を特定して検索するユーザーにとっては、こうしたサイトのほうが宣伝力が高いかもしれません。

大抵は地域の活性化を推進するNPO団体や役場が取り仕切っているため、民間企業であるAirbnb(エアビーアンドビー)などより信頼性の高い民泊経営ができそうですね。

地域民泊サイトのメリット

  • 地域全体で協力しあえる。やり方に困っても推進団体がサポートしてくれる。
  • 一定の価格相場があり、競争が激化しても値崩れする心配が少ない。
  • 職業体験が主なので法的に咎められにくい。

地域民泊サイトのデメリット

  • 提供できる職業体験をもっていないと登録できない…。
  • 顧客がグリーンツーリズム(農村漁村などを楽しむ観光スタイル)好きに限られ、流行が読めない…。
  • 多くの場合、3食を提供しなければならない…。

1−(4).お金なんか要らない!という人向きの「CouchSurfing(カウチサーフィン)」。

日本人にはあまり知られていませんが、Airbnb(エアビーアンドビー)が流行る前に世界で民泊ブームを起こしたのが「CouchSurfing(カウチサーフィン)」でした。 CouchSurfingもAirbnbのように、SNSのような特色を持つ民泊仲介サイトですが、特筆すべき点は、宿泊が無料であること。もちろん、サイトの利用料金もかかりません。

お金を頂戴しないため、とっ散らかったままの部屋や、リビングのソファーを貸し出すような簡素な泊め方も可能で、敷居の低さは群を抜きます!民泊のやり方がわからない場合、まずは CouchSurfingで見知らぬ人との共同生活を予行練習してみる、という使い方も考えられますね。

CouchSurfingのメリット

  • 空き部屋すらなくても、雑魚寝するスペースさえあれば開始できる。
  • 旅館業法に関する手続きにも罰則にも煩わされることがない。
  • お金を頂戴するわけではないので、ゲストからクレームを受けるようなことはほぼ無い。
  • あなた自身も他のCouchSurfingユーザーの家に無料で宿泊できる。

CouchSurfingのデメリット

  • どれだけもてなしても、金銭的な収入は得られない…。
  • ユーザーの大半は外国人なので、英語での対応が必須…。

1−(5).安全第一!ならば外国人留学生系のホームステイ。

おそらくテレビなどで見聞きしていると思いますが、Airbnb(エアビーアンドビー)を中心とした金銭の介入する現代民泊では、旅館業法に関してグレーゾーン(黒?)であり、ひいては周辺住民から反対を受けたり反感を買ったりすることが少なくありません。それに対して、昔からある外国人留学生を受け入れるタイプの民泊…いわゆるホームステイ…は、法律からも周辺住民からもあまり敵視されることがなく、安全性が高いです。ゲストも大抵は、現地の学校の内申書などで基準をクリアした生徒だけが推薦されるため、マナーの良い子が多くなっています。

これは、近くの高校や大学、日本語学校などにホストファミリー登録するか、またはNPO団体などの統括するホストファミリー組織に登録して、仲介してもらいましょう。報酬が出ず、完全ボランティアなことも!

外国人留学生系ホームステイのメリット

  • 社会的信用が高く、法律にも周辺住民にも咎められることはまずない。
  • 素行の良い生徒が多く、トラブルが起きにくい。
  • 外国人と非常に密な関係性を築くことができる。
  • やり方に困ったとき、トラブル時など、仲介組織がサポートしてくれる。

外国人留学生系ホームステイのデメリット

  • 報酬が出ないものもあり、出るとしてもとても安いことがある…。
  • 毎日食事を提供しなければならない…。
  • 仲介組織の審査がそれなりに厳しい…。

2 民泊に必要な家具・家電は?

当ページは民泊についての具体的なやり方で特集していますが、第2トピックは用意すべき家具家電について解説しましょう。

2−1.簡易宿所規約に則って営業しようと思うなら、とても大変!

民泊を、民宿やゲストハウスのレベルで本格的に営もうと考えるなら、用意しなければならない設備のハードルは上がります!簡易宿所規約では、宿泊者に快適な宿泊環境を保証するために、幾つかの制限を設けているのです。

  1. 延べ床面積が33㎡(約18畳)以上あること。
  2. 2段ベッドの上下段の間隔が1m以上あること。
  3. 適当な大きさのお風呂があること。(近場に銭湯があれば免除)
  4. 宿泊者5人につき1台の洗面台があること。
  5. 宿泊者数5人につき男性用1つ、女性用1つ計2つのトイレがあること。
  6. その他、各地方自治体の定める基準をクリアしていること。

このうち(1)の延べ床面積に関しては、民泊の場合は「一人あたり3.3㎡」に緩和されたので、あまり問題はありません。(2)や(3)も問題ないでしょう。しかし(4)や(5)はどうでしょうか?普通の民家で2つ以上の洗面台、4つ以上のトイレをクリアするのは非常に困難ですね!結局、「民泊」のレベルだと、簡易宿所規約をクリアして合法的に運営するのはほとんど無理難題と言えます。そのためほとんどすべての民泊施設が、無断で営業しているのが実情なのです。

2−2.オーソドックスな民泊に必要な家具家電は、普通の暮らしと同じ。

ホテルの場合、客室ごとに冷蔵庫が設置されていたりゲストハウスでも個々人ごとに貴重品ロッカーが設けられていたりしますが、民泊の場合、特別な設備は別に必要ありません。

  • ベッド(布団)
  • 照明
  • エアコン
  • スタンドミラー
  • テーブルセット
  • 電子レンジ
  • 洗濯機
  • ドライヤー
  • 清潔なバスタオル

この程度があれば、とりあえずクレームを受けることなく運営することはできます。もちろん、テレビやデスク、カーテンなどのアイテムがあったほうが親切ではありますが、どれも一般家庭にあるものであり、容易に思いつくものですね。

2−3.Airbnb民泊をするなら、Wi-Fiは必須!ポケットWi-Fiもあったほうが良い。

民泊の中でも、Airbnb(エアビーアンドビー)民泊を営むということであれば、Wi-Fi環境は必須と言えます。外国人旅行者は回線の繋がる携帯電話を持っていないことが多く、Wi-Fiでインターネットを繋げたいのです。また、競争が激化してきている関係上、さらにポケットWi-Fiを、しかも無償で貸し出すことが主流となってきていますから、これも必需品と考えましょう。

2−4.長期滞在者を受け入れたいなら、さらに「自分の部屋」に近づけて。

外国人留学生系のホームステイやAirbnb(エアビーアンドビー)を介した長期滞在者を受け入れたいと考えるなら、客室にベッドがポツンと置いてあるだけではやはり不充分です。
もう少し、家具家電を充実させたいところ。と言っても、やはり特殊なものは必要なく、あなたの部屋やあなたのお子さんの部屋を作る感覚でしょうか。

  • 洋服ダンス
  • ハンガーラック
  • 作業用デスク
  • ラグ、ソファ、クッションなどくつろげるもの。
  • テレビ
  • カーテン
  • ベッドランプ
  • 本棚

2−5.さらにあると喜ばれるのはこんなモノ。

宿泊ゲストの満足度や快適さに配慮するなら、さらにこんなアイテムを用意しておくと喜ばれるでしょう。

  • 英語表記の路線図
  • 周辺のガイドブック
  • Wi-Fiの中継器(Wi-Fiの電波を強化するもの)
  • 海外のコンセントに対応した変換プラグ

Wi-Fiの中継器というのはあまりメジャーな品物ではありませんが、大きめの家電量販店やパソコン系のネットショップで簡単に見つかります。3,000円くらいからあり、高級品を買う必要性はあまりありません。変換プラグは基本、旅行者が各自で用意してくるものですが、持っていないゲストや失くしてしまうゲストがおり、客間に1つ常備しておいてあげると非常に喜ばれますよ。

2−6.使い捨てのアメニティグッズは必要ない。

Airbnb(エアビーアンドビー)のノウハウサイトやAirbnbの各リスティング(お部屋の詳細ページ)を眺めていると、ホテルや旅館のごとく、小分けのシャンプー、使い捨ての歯ブラシ、コーム、カミソリなどを必須としているところが見受けられます。

しかし、民泊にこれらはあまり必要ありません。彼らはホテル風なことをやりたいがためにこれらのグッズを用意しますが、実情として、使い捨てアメニティは「過剰サービス」と言えそう。無いよりはあったほうが嬉しいかもしれませんが、シャンプーなどは皆、お気に入りのものを持参していますし、それがあるがために値段が割り増しされるくらいなら、500円安く提供するほうがゲスト心理としては嬉しいようですよ。

ウェルカムドリンク(電気ポットとスティックコーヒーなどを客間に置いておく)についても同様で、ホストのサービス精神として置くなら良いですが、そのために宿泊料金を上乗せするなら、置かないほうが良いです。

3 必要なリフォーム、不要なリフォーム。

家具家電よりも大掛かりになるリフォームについては、別トピックを設けましょう。

テレビなど見ていると、「古民家をリフォームをして民泊に!」といった話題が少なくありません。飽和する空き家対策として、リフォームして事業を起こす動きはたしかにあちこちでありますが、あなたにとって「古民家再生」ではなく「民泊チャレンジ」が主旨なのであれば、必ずしもリフォームを入れる必要はないかもしれません。

3−1.家が古い?外国人には「日本家屋」がウリになる!

地繋ぎのLDKなどなく、部屋はもっぱら畳の和室ばかり、壁は触るとポロポロ粉が落ちてくる砂壁で…。と、ひと昔(二昔?三昔?)前の日本でよく見られた古い日本家屋。まず畳の部屋という時点で、平成の時代からするとダサい感じがしますよね。しかし、特にAirbnb(エアビーアンドビー)民泊や農業(体験)民泊を営むつもりなら、そうした内装を現代風にリフォームする必要はあまりありません。

というのも、畳や掘りごたつ、床の間、ふすま、障子、座布団といった日本家屋の雰囲気は、外国人から見ればとても魅力的に映っているのですよ!「ジャパンに来た甲斐があった!」と、むしろ喜ばれるくらいです。体験民泊の場合も、古風な環境に興味を持って選択してきている可能性が高く、現代風でないほうが喜ばれる傾向にあります。

3−2.トイレや浴室が古いのはNG!それはリフォームしたほうが良いかも。

しかし、こと水回りに関しては話は別!トイレが和式であったり、浴室がシャワーノズルの無いような古風なものであったり、シャワー式でも汚く黒ずんでいたりするなら、それは宿泊客からの受けが著しく悪いので、リフォームを積極的に検討しましょう。

古民家をウリにするようなコンセプトであっても、囲炉裏があったり江戸時代の建物を転用するようなものであってもなお、水回りだけは新しく清潔にしつらえたほうが良いです。外国人だけでなく、日本人も若年層を中心に、古い水回りに大きな抵抗・不快感を示す傾向にあります。

4 許可申請って必要なの?

さて、話が少し難しくなってきますが、大切なことですから頑張って読んでくださいね!あまり難解にならないように、シンプルに解説しましょう。

4−1.日本の民泊のほとんどは、無許可で運営されている。

実情として、日本において民泊は、ほとんどが無許可で営まれています。本来は旅館業法の簡易宿所規約を満たさなければならないのですが、トピック≪簡易宿所規約に則って営業しようと思うなら、とても大変!≫で少し触れたように、簡易宿所の規定を満たすのは非常に困難であることが、無許可民泊蔓延の原因と言えるでしょう。

4−2.国家戦略特区には別の規約があるが、それも実質的には無法地帯…。

簡易宿所の規定を民泊で満たすことが難しいのは、日本政府も承知しています。それでもホテル不足解消の特効薬として民泊に期待を寄せている日本政府は、「国家戦略特区」という地域を定め、従来の旅館業法よりもゆるい規定で民泊が営めるように、法律の制定を急いでいます。

「急いでいます」と表現しましたが、まだ確約されていないのです!民泊は現在、毎月のように新しい規制(緩和)案が発表されては、却下されたり変更されたりと不明瞭な状態が続いています。この曖昧な状態は、2017年いっぱいくらいまでは続くかもしれません。

国家戦略特区法案では、従来の宿泊施設に必須であったチェックインカウンターの撤廃や、専有面積の規制緩和などが為されましたが、それでも自治体に申請を出して営業する民泊オーナーはほとんど増えていないのが実情です。

4−3.訴えてくるのは行政よりもマンションの管理組合(住民)!?

というわけで、とにかく、民泊を営むにあたって行政に許可申請を取ろうと考える必要性はあまりありません。しかし、全くの無許可で営業して良いというわけではないのです!

というのも、昨今、マンションなどの集合住宅の管理組合に、民泊を明確に禁止するところが多くなっています。仮に管理組合に無許可なまま民泊の営業を行い、管理組合にばれてしまった場合、大変なことに!営業停止勧告を受けてしまうのはもちろんのこと、ホスト自体が立ち退きを命ぜられたり、それも「即刻出ていくように!」という重く辛い処罰に発展するケースも。これは恐ろしいですね…。

4−4.賃貸物件なら、物件の大家さんにも許可を取る必要がある。

たとえばあなたのお住まいが賃貸マンションであるなら、マンションの管理組合だけでなく、そのマンション物件の大家さんにも、民泊経営の許可を取る必要がありますから、注意が必要です。借りている不動産をさらに他人に貸すことを「転貸」と呼びますが、ほとんどの大家さんが、この転貸を禁止しています。

4−5.転貸OKの物件を見つけたとしても、今度はマンションの管理組合が立ちはだかる!

Airbnb(エアビーアンドビー)民泊が新しいビジネスとして盛況しているゆえ、これを商機と見て、転貸をOKとする大家さんが増えてきてはいます。「民泊許可物件」とでも検索を掛ければ、転貸可能物件ばかりを集めた不動産仲介サイトが幾つもヒットするでしょう。

こうしたサイトを利用すれば、民泊可能な物件を見つけることは難しくありません。すなわち「大家さんの許可は得られた」わけなのですが、かといってマンションなど集合住宅の管理組合からの許可を得られたわけではないのです!必ず、大家さんだけでなく、そのマンションの管理組合に問い合わせ、民泊可能かを確認してください。

4−6.マンション管理組合の意向は天気のごとく簡単に変わるので要注意!

仮に、大家さんからもマンション管理組合からも民泊の許可が得られたとしましょうか。それでもまだ、安心はできません!

というのも、マンション管理組合の規約は、マンション住民のクレームや意向次第で簡単に変わってしまうおそれがあるのです!

ですから、民泊を営むために新たに不動産を借りようと考えているなら、くれぐれも注意してください!100万円以上も掛けて家具家電を購入したり敷金礼金を払ったとしても、翌月には「民泊禁止!」とマンションから通告される可能性があることを、肝に銘じておきましょう。

4−7.民泊代行業者の言う「許可取得代行は任せて」はアテにならない!

民泊を正規に行うためにはたくさんの許可が必要であり、それを取得するのが難しいことはおわかりいただけましたね?すると民泊業者は、「私たちが難しい許可取得を代行しますのでお任せください!」とあなたに営業を掛けてきます。彼らに委ねれば安泰なのだと思い込んでしまう参入者は多いのですが、決してそんなことはありません!

繰り返しますが、民泊に関しては、法律がころころ変わっているだけでなく、世論が非常に厳しい目を向けています。そのため、一時的に許可を取得できたとしても、その認可は1ヵ月後にはもう無効となってしまう危険性を、常にはらんでいるのです!

民泊代行業者は「取得」を請け負いますが、「継続」を保証してはくれませんから、取得代行や民泊準備に費やした費用は、無駄になってしまう可能性があります。それでも民泊代行業者は謝罪をしてくれませんし、返金もしてはくれません。あなただけが、借金を背負い途方に暮れることになってしまうのです…。

5 やっぱり気になる!民泊の収入はどのくらい?

さて、民泊のやり方については一通りご案内しました。しかし、もう1つ気になっていることがあるのでは?そう。民泊運営で得られる収入についてです。収入についてのリアルを、最後にお話ししましょう。

5−1.Airbnbを使った家主不在型民泊は、実情は月収10万円も厳しいかも?

ノウハウサイトでは「月収200万円!」「10万円が30万円!」と謳うのですが、それは「過去の一例」に過ぎず、まったくもってリアルな数字ではないことをご存じですか?

まず第一に、ほとんどの地域で民泊は供給過多に陥っており、月の収益が200万円にも達するような民泊は、ほとんど皆無と言ってよいほどありません。

次に、「10万円の物件が30万円に」は実現可能なように見えますが、これも非常に厳しいと考えて下さい。「15,000円で貸せば月20日しか予約が入らなくても30万!」と算段を立てるかもしれませんが、10,000円の物件でさえも、月に20日も稼働しないところが多くなってきています。年末年始や夏休みは繁盛するかもしれませんが、それ以外の時期は想像以上に厳しいです。

さらに言えば、たとえ30万円の宿泊収入が得られたとしても、あなたは経費を払わなくてはなりません。民泊代行業者に1/3ほどの額を払い、不動産大家に10万円を払い、光熱費や通信費、家具家電のローンを払うと…?あなたの手元にいくら残るでしょうか?

5−2.Airbnbを使ったホームステイ型民泊は、月収3〜50,000円くらい。

同じくAirbnb(エアビーアンドビー)を集客窓口に使い、自宅の一室を提供した場合はどうでしょうか?このような、いわゆるホームステイ型民泊の場合、月収30,000〜50,000円くらいに収まることが多いでしょう。値崩れがどんどん進んでいるので、50,000円もなかなか厳しいかもしれません。

ただし、ホームステイ型民泊の場合、毎月のランニングコストがほとんどゼロと言えるほどに掛かりませんし、準備に関する費用もほとんど掛かっていないはずです。そのため、大きな赤字に陥ることはまずありません。

5−3.農家民泊は、単価は大きいがトータルはそう期待できない。

農家民泊の場合、1人1泊あたり5,000〜7,000円くらいの値が付けられます。Airbnb(エアビーアンドビー)で貸すよりも単価は大きいですが、利用者数はあまり伸びないかもしれません。学校の修学旅行生の請け負いなど、大口の提携が取れれば月収数十万も可能ですが、そうでなければやはり、月収数万円が期待値と言えます。こちらも、支出は少ないはずなので、赤字に陥る心配はあまり無さそうです。

5−4.留学生系のホームステイは、報酬の出ないところもある!

昔からある留学生系のホームステイはどうでしょう?これについては、仲介する機関によって報酬がまちまちです。「1泊2食の提供で3,000円」くらいがベースで、1週間や1ヵ月単位だともう少し安くなってしまいます。

また、報酬を出していない機関も少なくありませんから、仲介機関を決める際は、きちんと報酬額について確認を取りましょう。とはいえ、「報酬など要らないわ」という人も、留学生系のホストファミリーには少なくないようですね。

民泊スタートアップnaviでは、流行のAirbnbはもちろんのこと、様々な民泊についての情報を幅広く扱っています。準備や法律について詳細に特集した記事もありますから、お求めの記事をトップページから探し、お役立てください。

まとめ。

【集客窓口はどこを選ぶ?流行りのAirbnb以外にも色々ある。】

1.世界で一番人気の民泊仲介サイト。

Airbnbのメリット

  • 規約や審査が少なく、空き部屋さえあればすぐにでも始められる。
  • 世界的に有名、しかも人気が高く、集客力がある。
  • 外国人の利用者が大半なので、外国人の友人をどんどん作れる。
  • 関連サイトが非常に多く、やり方についての情報などが仕入れやすい。

Airbnbのデメリット

  • 日本人大衆には煙たがられており、ご近所さんと険悪になってしまうかも…。
  • 地域によってはもう競争過密で、噂ほどの集客・収益が得られないかも…。
  • 外国人の利用者が大半であるため、英語での対応が必須…。

2.農家民泊系で有名な民泊仲介サイト「とまりーな」。
とまりーなのメリット

  • 職業体験が主軸で宿泊は付属物であるため、法的に咎められにくい。
  • 手間はかかるが、1泊1人あたりの単価は高い。
  • 古い家での運営でもあまり問題がない。

とまりーなのデメリット

  • ウリになる職業体験がないと、そもそも登録できない…。
  • 登録ユーザーがまだあまり多くなく、満室にするのは難しい…。
  • 外国人にはあまり知られていないため、外国人との交流はあまり期待できない…。

3.農家民泊かつ地域活性化に貢献したいなら、地域の民泊仲介サイト。
地域民泊サイトのメリット

  • 地域全体で協力し合える。やり方に困った時も推進団体がサポートしてくれる。
  • 一定の価格相場があり、顧客獲得競争が激化しても値崩れする心配が少ない。
  • 職業体験が主の事業なので、法的に咎められにくい。

地域民泊サイトのデメリット

  • 提供できる職業体験をもっていないと、登録することができない…。
  • 顧客ターゲットがグリーンツーリズム(農村漁村などを楽しむ観光スタイル)好きに限られ、収入・集客が読めない…。
  • 多くの場合、毎日3食を提供しなければならない…。

4.お金なんか要らない!という人に向く「CouchSurfing(カウチサーフィン)」。
CouchSurfingのメリット

  • 空き部屋すらなくても、雑魚寝するスペースがあれば開始できる。
  • 商売ではないので、旅館業法に関する手続きにも罰則にも煩わされることがない。
  • お金を頂戴するわけではないので、ゲストからクレームを受けるようなことはほぼ無い。
  • あなた自身もまた、他のCouchSurfingユーザーの家に無料で宿泊することができる。

CouchSurfingのデメリット

  • どれだけ多くの人をもてなしても、金銭的な収入は得られない…。
  • ユーザーのほとんどは外国人なので、英語での対応が必須…。

5.安全第一!なのであれば、外国人留学生系のホームステイ。
外国人留学生系ホームステイのメリット

  • 社会的信用が高いので、周辺住民にも法律にも咎められることはまずない。
  • 素行の良い生徒が選抜されているケースが多く、トラブルが起きにくい。
  • 外国人ゲストと非常に密な関係性を築くことができる。
  • やり方に困ったときやトラブル時なども、仲介組織がサポートしてくれる。

外国人留学生系ホームステイのデメリット

  • 報酬(賃金)が出ないものもあり、出るとしてもとても安いことがある…。
  • ほぼ全てのケースで、毎日食事を提供しなければならない…。
  • 仲介組織による審査がそれなりに厳しい…。

【民泊に必要な家具・家電は?】

  1. 簡易宿所規約に則って営業しようと思うなら、とても大変!簡易宿所規約は以下の通り。
    (1)施設の延べ床面積が33㎡(約18畳)以上あること。
    (2)2段ベッドを置く場合、上下段の間隔が1m以上あること。
    (3)適当な大きさの浴室があること。(近場に銭湯があれば免除)
    (4)宿泊者5人あたり1台の洗面台があること。
    (5)宿泊者数5人あたり男性用1つ、女性用1つ計2つのトイレがあること。
    (6)その他、各地方自治体の定めている基準をクリアしていること。
  2. オーソドックスな民泊に必要な家具家電は、普通の暮らしと同じでそう多くない。ベッド(布団)、照明、エアコン、スタンドミラー、テーブルセット、電子レンジ、洗濯機、ドライヤー、清潔なバスタオル、など。
  3. Airbnb民泊をするなら、家庭内Wi-Fiは必須!ポケットWi-Fi(の無償貸し出し)もあったほうが良い。
  4. 長期滞在者を受け入れたいなら、さらに「自分の部屋」に近づけて設備を充実させよう。洋服ダンス、ハンガーラック、作業用デスク、ラグ・ソファ・クッションなどくつろげるもの、テレビ、カーテン、ベッドランプ、本棚、など。
  5. さらにあると喜ばれるのはこんなアイテム。英語表記の路線図、周辺のガイドブック、Wi-Fiの中継器(Wi-Fiの電波を強化するもの)、海外のコンセントに対応した変換プラグ、など。
  6. 歯ブラシや小分けのシャンプーなど、使い捨てのアメニティグッズは必要ない。提供をやめてその分値段を下げたほうが喜ばれる。

【必要なリフォーム、不要なリフォーム。】

  1. 家が古い?でもリフォームはちょっと待って!外国人には「日本家屋」がウリになる。
  2. トイレや浴室が古いのはNG!水回りが古い/汚いならリフォームしたほうが良いかも。

【許可申請って必要なの?】

  1. 日本の民泊のほとんどは、無許可で運営されている。一般家庭で法基準を満たすのが難しいため。
  2. 国家戦略特区には別の規約があるが、それも実質的には無法地帯で、こちらも申請者はほとんどいない。
  3. 無許可で営む際、訴えてくるのは行政よりもマンションの管理組合(住民)のほうが多い。
  4. 賃貸物件なら、物件の大家さんにも許可を取る必要があるので要注意!
  5. 大家さんが転貸OKと許可を出したとしても、マンションの管理組合が許可するとは限らないので要注意!
  6. マンション管理組合の意向は、住民のクレームなどにも左右され、簡単に変わるので要注意!
  7. 民泊代行業者の言う「許可取得代行は任せて」は全くアテにならない!彼らは「取得」は請け負うが「継続」の保証はしてくれない。

【やっぱり気になる!民泊の収入はどのくらい?】

  1. Airbnbを使った家主不在型民泊は、実情は月収10万円も厳しいかも?経費を差し引けば月収30万円になることはほとんどない。
  2. Airbnbを使ったホームステイ型民泊の場合、月収3〜50,000円くらいだが赤字に陥る心配はほぼ無い。
  3. 農家民泊は、単価は大きいがトータル利益はそう期待できない。
  4. 留学生系のホームステイは、報酬の出ないところもあるので仲介機関を慎重に選んで!

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