「教師宅ホームステイ」(ティーチャーズホームステイ、ホームシチュエイション)という概念をご存じですか?

近年はどの業界でも、会社に属さずにフリーランスで活躍する人が増えていますね。

言語教師は特に、フリーランスで活動する人が多いのですが、日本の場合は環境上の問題から、言語教師が独立して充分な生活費を稼ぐことは難しいようです。

フリーランスを画策する日本語教師や英会話スクール教師の方々は、「教師宅ホームステイ」について理解し、そしてぜひ、あなたの自由なライフスタイルにご活用ください。

1 日本では激レア!教師宅ホームステイってどんなこと?

教師宅のホームステイ受け入れも民泊サイトを利用するのが便利!

まずは、「教師宅ホームステイ」とはどのようなものであるか、それについて解説していきましょう。

1-1.教師宅ホームステイとは、自宅で言語を教えるホームティーチャーのこと。

教師宅ホームステイとは、自宅で外国人留学生に言語を教える、ホームティーチャーのことをいいます。または、そうしたティーチャーのもとで学ぶ際にも「教師宅ホームステイをする」といった表現を使います。

1-2.日本ではなじみがないが、英語圏やスペイン語圏では留学校並みに盛ん。

日本の場合、外国人に日本語を教える場というのはもっぱら日本語学校です。外国人向けの日本語教師は、言語教師の仕事をするならどこかの日本語学校に所属しなければなりません。

しかし、英語圏やスペイン語圏の国々では、言語教師の働き方はもっとフレキシブルなのをご存じでしたか?

英語圏やスペイン語圏では、言語学校に所属せずフリーランスで働きたい場合、自宅ホームステイを学校兼寄宿舎として開放し、自宅で英語やスペイン語教室をしてしまうのです。

1-3.教師宅ホームステイの特徴・メリットはこんなにたくさん!

教師宅ホームステイには、どのような特徴やメリットがあるのでしょうか?

  1. スクール通学よりも深く、言語を学ぶことができる。
  2. その国の文化や暮らしも一緒に学習・体験することができる。
  3. 費用は1週間で10万~20万円が相場。
  4. 一日のレッスン時間は3時間が平均的。+日常生活の会話も上達に繋がる。
  5. 自分の学びたいことを重点的に学べる。
  6. いつでも開始することができる。

6つの特徴やメリットを、さらに詳しく解説します。

1-3-1.スクール通学よりも深く、言語を学ぶことができる。

スクール通学の多くは6人前後の少人数制ですが、教師宅ホームステイは一般的に、マンツーマンのみっちり授業です。
夫婦や友人同士の二人組のこともありますが、いずれにせよスクール通学よりも人数が少なく、授業の密度は濃くなります。

さらに、授業以外の滞在時間にも教師と会話することができるので、実質的にレッスン時間は非常に豊かになるのです!

1-3-2.その国の文化や暮らしも一緒に学習・体験することができる。

教師宅ホームステイの場合、その国の一般家庭に滞在することができます。そのため、言語だけでなくその国の文化や暮らしについても、非常に深く理解し、体験することができるのが大きな魅力です。

教師宅ホームステイは様々な国で行われていますが、好きな国・興味の深い国で学ぶと、より楽しく有意義な体験となるでしょう。

1-3-3.費用は1週間で10万~20万円が相場。

教師宅ホームステイの費用相場は、先進国によるもので1週間10~20万円といったところ。

大手の英会話スクールなどが仲介する場合、やはり値段は高くなり、逆にブランドの無いところなら10万円程度です。1カ月なら40万円弱で、1週間で申し込むよりは少し割安になります。

普通の留学は1年や半年のものも多いですが、教師宅ホームステイは1週間~3カ月程度が主流です。

あなたが教師宅ホームステイを営むなら、それだけで1カ月40万円くらいの収入を得られるということ。在宅フリーランスの収入としては、悪くないのではないでしょうか。

1-3-4.一日のレッスン時間は3時間が平均的。+日常生活の会話も上達に繋がる。

教師宅ホームステイでの言語レッスン時間は、1日3時間程度が平均的です。

ただしもちろん、それ以外の時間も生徒とは交流の時間を持ってあげてください。日本の文化や習慣について教えてあげることも、教師宅ホームステイの重要な役割です。

なお、授業時間が3時間程度であれば、他の仕事を掛け持ちすることも不可能ではありません。たとえば9時~17時までオフィスワークをし、20時~23時までを教師宅ホームステイの日本語レッスンに充てるという具合です。

このように副業的スタンスから始めると、一本立ちしやすかもしれませんね。

1-3-5.自分の学びたいことを重点的に学べる。

実は言語教室には、必ず踏襲すべきカリキュラムというのは存在していません。日本語学校や留学スクールでは、大体同じような内容を学びますが、それは一般的に効率が良いと考えられているゆえに過ぎないのです。

教師宅ホームステイでは特に、授業内容を監視する上役などが居ないため、生徒が「文法を重点的に鍛えたい」「ビジネスマナーを学びたい」などと要望すれば、それに特化した内容を学ぶことができます。

すると、あなたが教師宅ホームステイをやる場合、独自のメソッドを開発してそれを教えることも可能です。

1-3-6.いつでも開始することができる。

海外留学では、半年や1年など長期スパンのものであれば特に、開始時期がだいたい決まっています。春や秋が多いでしょうか。

しかし教師宅ホームステイの場合、教師や生徒の都合に合わせていつでも開始することができます。

これは、教師宅ホームステイが1週間~3カ月程度の短めなスパンを主流としていることと、関わる人間が少ないために他人の都合に合わせる必要がないことが、要因です。

1-4.なぜ日本には教師宅ホームステイが少ないの?ホームステイ文化が少ないから。

英語圏やスペイン語圏では盛んな教師宅ホームステイ、なぜ日本には少ないのでしょうか?

それは、日本人は諸外国の人々に比べ、ホームステイで他人を受け入れることになじみが薄いからです。なじみが薄いので、自宅でホームティーチャーをやろうとする日本語教師は少なくなります。人材が少ないなら組織化することは難しくなり、それらを仲介するエージェントもなかなか出てきません。

すると、もしあなたがホームステイ受け入れを苦にしないなら、日本の教師宅ホームステイ市場を独占することができるかもしれません!

2 意外とカンタン!教師宅ホームステイの営み方。

教師宅のホームステイ受け入れも民泊サイトを利用するのが便利!

では次に、教師宅ホームステイの営み方についてレクチャーしていきます。

2-1.日本には、教師宅ホームステイの教師と生徒を仲介する会社は無い。

英語やスペイン語の場合、教師宅ホームステイとその生徒(留学生)を仲介する会社は非常に豊富です。留学サイトやホームステイサイトの多くが、学校留学だけでなく教師宅ホームステイを取り扱っています。

しかし日本の場合、そもそも教師宅ホームステイを営んでいる日本語教師が居ないため、これを仲介するような会社も存在していません。あるとしても相当小さな規模のものでしょう。

2-2.フリーランスが基本。自作ホームページやSNSを使って集客。

そのため、日本人が日本で教師宅ホームステイを営むなら、授業だけでなく集客や経営まで自分で行う独立自営が基本となります。
そう難しいものではありませんが、これまで雇用労働しかしたことのない人にとっては、かなりハードルが高いと感じるかもしれません。

集客は、自分でホームページを作り、日本語を学びたい外国人に宣伝する必要があります。ホームページを作るだけでは外国からのアクセスを稼ぐのは難しいので、各国のサイトにバナーを貼ったり、宣伝を手伝ってくれる外国人を見つけることが重要になってくるでしょう。

または近年の場合、FacebookなどのワールドワイドなSNSを活用し、外国人が多く参加しているグループ(SNSコミュニティ)の中で宣伝をすれば、簡単&安価に注目を引くことができるかもしれません。ホームページ作成をしなくても、SNS内の紹介ページだけで完結させることも可能でしょう。

2-3.最も簡単なのは、Airbnbなどの民泊サイトに登録すること。

集客・宣伝において最も簡単なのは、Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊サイトに登録することです。

Airbnbは今や、ヨーロッパではエクスペディアより利用者が多いくらいにぎわいのあるプラットフォームで、その中で無料で宣伝できることは非常にありがたいですね。

リスティング(Airbnb内の民泊施設の詳細ページ)のタイトルに「日本語教師やってます」といった文言を書いてアピールすれば、興味のある人からの問い合わせがくるでしょう。

2-4.相場や仕組みは、他言語の教師宅ホームステイをリサーチして参考にしよう。

テキトウに集客しても、日本語習得を望んでいる人のニーズに訴求できなければまったく人は集まりません。やはりある程度、教師宅ホームステイがどのように行われているかを把握し、参考にすることが大切です。

  1. 費用:英語、スペイン語などの先進国では1週間10万円、1カ月40万円くらいが目安。
  2. 授業時間:1日3時間前後を週5日が目安。
  3. 期間:1週間~3カ月程度が主流。

これに似たような条件で募集を掛ければ、先進国の人々には「妥当な内容だな」と思ってもらえるでしょう。

中国人やベトナム人など発展途上国(中国人も大都市の富裕層以外はそんなにお金持ちではありません)の人々をターゲットにするなら、7割くらいの値段まで下げる必要があるかもしれません。

2-5.あなたが英語教師なら、英語の教師宅ホームステイをするのもアリ!

もしあなたが学校や英会話スクールで英語の先生をやっている(資格を持っている)なら、英語の教師宅ホームステイを営むという選択肢も考えられます。

一般的に言えば、英語を学びたい人は英語圏の国に行くわけなのですが、非英語圏で英語留学を受け入れてはいけない決まりはなく、実際にタイなどにも英語留学はあるのです。

「日本の文化に興味があり、かつ英語を学びたい」という人は、それなりに多く存在していることでしょう。

3 教師宅ホームステイを営むなら、まずはホームステイ受け入れに慣れよう!

教師宅のホームステイ受け入れも民泊サイトを利用するのが便利!

すでにホームステイや共同生活に慣れている人なら問題はないかもしれませんが、そうでないならまずは、日本語教師をやらずにホームステイ受け入れだけに取り組み、慣れていったほうが良いでしょう。

3-1.人によってはストレスがかかる!慣れれば解決することは多い。

日本人は他の国の人々に比べ、他人との共同生活を苦手と感じる人が多いです。また、異文化を持つ外国人との交流にも免疫がないため、ホームステイの共同生活には何かとストレスを感じてしまいがち

しかし、こうしたストレスや外国人ゲストとの距離感のさじ加減は、ホームステイ生活を続けるうちに解決できることが多いです。

「私には向いてないかな?」と感じるとしても、まずは半年くらい頑張って、様子を見てみましょう。

3-2.家族への配慮も必要!ためらう家族が多いなら、ホームステイのメリットを語ってあげて。

ホームステイ受け入れによってストレスや苦痛を感じかねないのは、あなただけではありません。ご家族の皆さんも同様で、自分の意思で受け入れるわけではないゆえ、あなた以上に苦痛に感じてしまう懸念が強いです。

その場合、ホームステイ受け入れのメリットを語って、ご家族のモチベーションを高めてあげましょう

「英語が上達するよ!」「外国人の友達ができるよ!」「毎日飽きないよ!」「収入が入るから今よりぜいたくできるよ!」といった具合でしょうか。

なお、ご家族の誰かがあまりにも抵抗する場合、ホームステイ受け入れはしないほうが良いです。家庭生活にストレスが大きいと、他に逃げ場がないためにボロボロになってしまいかねません。

3-3.ホームステイのゲストが望むことを、体験的に理解しよう。

ホームステイ滞在というのは、ホテルや旅館での滞在とは趣向の異なるものです。

Airbnb(エアビーアンドビー)のノウハウサイトの執筆者にも勘違いしている人が多いのですが、ホームステイのゲストに対してホテルを真似たような接客や設備を提供しても、それは彼らの満足にはなりません。

一口で言えば、「自宅で過ごすようなくつろぎ」と「日本のリアルな文化」を彼らは求めています。ホームステイ受け入れをしながら、外国人ゲストたちの声に耳を傾け、体験的に理解していきましょう。

ホームステイ受け入れが自然体で行えるようになったら、教師宅ホームステイも楽しく自然体で営めるようになるでしょう!


民泊スタートアップnaviでは、さらに詳しいホームステイ受け入れノウハウについて、たくさんのページを割いて解説しています。ホームステイについて知りたいことがありましたら、画面右の検索窓から気になるキーワードを検索し、受け入れ準備にお役立てください。

まとめ。

教師宅のホームステイ受け入れも民泊サイトを利用するのが便利!

【教師宅ホームステイってどんなこと?】

  • 「教師宅ホームステイ」とは、自宅で外国語を教えるホームティーチャーのこと。
  • 日本では馴染みがないが、英語圏やスペイン語圏では留学校並みに盛ん。
  • 教師宅ホームステイの特徴やメリットは、こんなにたくさん!
    1. スクール通学よりも深く外国語を学ぶことができる。
    2. その国の文化や暮らしも学習・体験することができる。
    3. 費用は1週間で10万~20万円が相場。
    4. 一日のレッスン時間は3時間が平均的。+プライベートの会話も上達に繋がる。
    5. 自分の学びたいことを重点的に学ぶ自由がある。
    6. 春や秋に縛られず、いつでも開始することができる。
  • 日本に教師宅ホームステイが少ないのはなぜ?ホームステイ文化が少ないから。

【意外とカンタン!教師宅ホームステイの営み方。】

  • 日本には、教師宅ホームステイの教師と留学生をマッチングする会社は無い。
  • フリーランスが基本。自作ホームページやSNSを活用して集客しよう。
  • 最も簡単なのは、Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊サイトに登録すること。
  • 相場や仕組みは、他言語の教師宅ホームステイを参考にしよう。
    1. 費用:英語、スペイン語などの先進国では、1週間10万円1カ月40万円くらいが目安。
    2. 授業時間:1日3時間前後×週5日が目安。
    3. 期間:1週間~3カ月程度のものが主流。
  • あなたが英語教師なら、英語の教師宅ホームステイをすることも可能!

【教師宅ホームステイを営むなら、まずはホームステイ受け入れに慣れよう!】

  • 人によってはストレスがかかるかも!とはいえ、慣れれば解決することは多い。
  • 家族への配慮も必要!ためらう家族にはホームステイのメリットを語ってあげて。
  • ホームステイのゲストが望むことを、体験的に理解することが大切。

コチラも要チェック!【民泊スタートアップnavi実践マガジン】好評配信中!

ネット上では公開できない超実践的ノウハウや、民泊業界の最新情報を配信!セミナー動画、音声講座、メール講座を今なら無料でプレゼント!

メールアドレス
お名前(ハンドルネーム可)