Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊を営んでみようと考えて、家財道具を揃えるために家具屋さんに訪れたあなた。「部屋の印象を決めるのは寝具周りよね」と気合を入れて、寝具売り場に行ってみるも…こんなにたくさんの種類があるの!?いったい、どれを選べばいいの!?

自分の寝具を選ぶ際にも悩みますが、他人の、ましてやお金を頂戴するお客様の寝具です。安物で失礼な思いをさせるわけにはいかないし、かといって、あまりたくさんの出費はできないし…。そんなお悩みを解決するためのページです!当サイトはベッドや布団を販売するページでもなければ、民泊代行業者をあっせんするページでもありません。むやみに高いモノを買わせるような話はしませんし、宿泊客をないがしろにするような話もしません。民泊協会の運営する、誰もが民泊ライフを楽しむためのサイトですから、安心して読み進めてくださいね。

当サイトでは、民泊参入に必要なモノのノウハウ記事を、家具編、寝具編、調理器具編、生活必需品編にページ分けしました。この記事はその中の、寝具編となります。

1 家具家電で最も重要なのは寝具!チョイスはおろそかにしないで!

Airbnb(エアビーアンドビー)など民泊運営で家具家電を揃えるにあたって、一番重要な位置を占めるのは、寝具でしょう。それにはいくつかの理由があります。

1−1.人は、一日の1/3以上の時間は布団の中!快適な就寝環境が大切です。

よく言われる話ですが、人は、1日24時間のうちの1/3前後もの時間を、布団の中で過ごすのです。そして、民泊のゲストというのは一日中部屋の中にいるわけではなく、昼間は観光など外出をしているでしょうから、あなたの民泊で過ごす時間の1/3ではききません。半分でもきかず、2/3以上の時間は布団の中に居るのではないでしょうか?

するとやはり、寝具を快適に整えることは、民泊ホストの至上命題と言えます。良いレビューを付けてもらうため、…というのももちろんそうですが、それ以上に、ゲストの皆さんに快適と満足を提供したいですよね。

寝具の会社であれば、こうした前書きから、「だから高価な寝具を!」という展開になるのでしょうが、別に高価な寝具が快適というわけでもないのが実情なので、「高価か否か」にはあまりこだわる必要はないでしょう。何にこだわれば良いかについては、以降のトピックで詳しく解説していきます。

1−2.好感度が高いこと(=見た目)もやっぱり大切!ゲストに選んでもらえなければ意味がない。

「眠ったときの満足感」が最も重要だと前トピックで言いましたが、やはり、好感度も大切です。見た目ですね。

Airbnb(エアビーアンドビー)の施設一覧表では、各施設の写真が掲載されますが、そのほとんどは、寝具を中心に据えた客室の写真となっています。これはAirbnbや他の民泊サイトに限らず、全てのホテル検索サイトで言えることですね。特に、寝具のカバー類の色や柄は、その施設の印象を非常に大きく左右します。その雰囲気を見て、自分に合いそう/合わなそうと判断して切り分けている利用客は、非常に多いものです。

寝具選びをおろそかにしてはいけない理由が、わかりましたね?

2 寝具の選び方徹底解説!

では次に、ゲストの満足度や好感度を高めるためにどのような寝具を選べば良いのでしょうか?それについて具体的に、徹底解説していきましょう。

2−1.ベッドか布団か?ターゲットとコンセプトによって、どちらでもOK。

まずはベッドか布団か、その選択について。私たち現代日本人は、欧米風なもの、ヨーロピアンなものを好み、良品と思う傾向にあります。そのため、自宅の自分の寝具もベッド(洋風)系でまとめている人が多いことでしょうし、民泊など運営する場合にも「ベッドのほうが良いだろう」と思い込んでいる人が多いです。

しかし。あなたは、Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊ゲストが、どのようなことを望んでいるか、それを理解していますか?リサーチしていますか?

Airbnbなどの現代民泊の宿泊利用者は、大きく2タイプに分かれます。1つは、「ホテルの代替品を求める層」で、爆買いの中国人やセレブなアジア人に多く見受けられます。彼らは、ホテルより安い値段で、ホテルのようなテイストのものを味わいたいと考えています。もう1つの層は、「日本の文化を体験したがっている層」。欧米からの旅行者に多く見受けられます。彼らは、多少自分たちにとって不自由であるとしても、布団という日本っぽい文化を体験したいと望んでいるのです!

Airbnbのノウハウサイトや民泊代行業者のサイトを見ると、「寝具はオシャレで高級感あるものを揃えるべし!」と謳っていますが、それに引き寄せられてくる客層は、爆買いを好むような、あまりマナーのよろしくない人々が多いです。くれぐれも、ご注意を!

ちなみに、厳密に言えばもう1タイプ存在します。それはゲストハウスを好むバックパッカー層なのですが、彼らはベッドでも布団でも、あまり大きなこだわりを持っていない傾向にありますね。

2−2.敷き布団の選び方。「せんべい布団」は避けましょう。

たびたび書いてきましたが、布団の快適さはとても重要です!

2−2−1.敷き布団を買う際は、中綿の重量をチェック。5kg前後のものが快適。

まず最初に敷き布団についてですが、中綿の総量を、絶対に確認しましょう。一般的に、シングルサイズなら3〜5kg程度です。しかし3kg程度のものを選んでしまうと、大人の体重が支えきれず、「寝ている間に背中が痛い!」ということになってしまいます。中綿5kg程度のものを選べば、布団でも充分、快適な寝心地を得られますよ。「ベッドは快適、布団はどれも背中が痛い」と思い込んでいる人も多いようですが、そんなことはないのです。

2−2−2.高級品は不要!8,000円くらいの予算で充分良いものが買えます。

値段ですが、ニトリなどの大型チェーン店に行けば、中綿5kg程度のものだと8,000円程度の値段が付いています。ディスカウントストアに行けば、5,000円程度で買えることがあるので、探してみる価値はありそうですね。中綿の量が4kgを下回っていても、「巻きわた」という製法で強固な芯を作っている場合、快適な寝心地を得られるものもあります。それなら5,000円以下で買えるものも!

2−2−3.絶対にロングサイズで!外国人ゲストは体の大きな人が多いです。

民泊向けの布団ということであれば、長さにも気を付けましょう。背の高い外国人が利用することが多いはずですから、なるべく長いものが良いですね。近年の寝具は、ほとんどがロングサイズで作られているので、あまり問題はないと思いますが。

2−3.掛け布団の選び方。羽毛の量にこだわりすぎないで!

次は掛け布団についてです。掛け布団選びは、敷き布団以上に悩ましいですね!中綿の種類が多く、値段も幅広いため、迷いやすいことでしょう。

2−3−1.高級ホテルでは案外、羽毛布団を使っていない。

日本では一般的に、羽毛布団が良いと言われていますね。しかし、一流ホテルの数々が羽毛布団を使っているかといえば、案外そうでもないことにお気づきですか?ホテルの掛け布団は薄手のものが多く、中には布団ではなく毛布を使っていることもあるくらい。それに綺麗なカバーをかけ、さらに肌に触れて汚れやすい部分(内側とえり元)に白いシーツを掛けますね。こうしたものは、寝具としてはあまり暖かくはなく、鉄筋鉄骨構造の建物とエアコンで室温調整することにより、それをカバーしているのです。

2−3−2.10,000円程度の羽毛布団でも、充分に暖かい。

寝袋を思い出してみてください。中には零下まで対応するものもありますが、しかしどの寝袋も大して分厚くはありません。羽毛などそうたくさんは入っていないのです。ということは、実はあまり羽毛含有量の多くない掛け布団でも、問題はないということがわかりますね。布団メーカーや売り場の店員は、高い利益を上げたいから高いもの(羽毛の量の多いもの)を売ろうとするのです。この基準で言えば、やはりニトリなどの薄利多売型の店で探せば、10,000円程度で充分な暖かさの掛け布団は手に入りますよ。

2−3−3.機能性の掛け布団は、期待外れに終わるかも!?

「ニトリで安く良いものが手に入る」ということを頻繁に書いていますが、ニトリのすべてが良いというわけでもありません。ニトリには、「夏季は涼しく冬は暖かい」といった、機能性を謳う布団もありますが、あまり優れた効果はない様子…。同じ値段で普通の羽毛布団を買ったほうが、良い買い物になりそうです。

2−4.マクラの選び方。万人に好まれるマクラを選ぶのは、非常に難しい。

マクラについても、誤解が非常に多いです。ここで少々、勉強しておきましょう。

2−4−1.低反発マクラが快適とは限らない!

一般的に近年の日本では、低反発マクラと言われるウレタンフォーム素材のものが良品と言われています。しかし実情として、ウレタンマクラで寝心地が改善されているのはごく一部の人にすぎません。体の構造によって、適したマクラの素材(や高さ)にはかなりバラつきがあるというのが実情で、ウレタンマクラに万能性は無いのです。

2−4−2.とびぬけて良い素材というものはない。手ごろなものでOK。

かといって綿(わた)ものやビーズが良いのかと言えばそうとも言えずで、不特定多数の人が眠るためのマクラを選ぶのは、非常に難しいです。となれば、手ごろな値段の平均的なものを購入しておけば良いのではないでしょうか。2,000円も掛からないでしょう。

2−4−3.マクラの個数に要注意!ベッドの数より多めに用意しておきましょう。

なお、個数についてですが、マクラはベッドの数よりやや多めに購入しておいたほうが良いです。たとえば子連れのゲストなどが、2つのマクラを使うことがあるためですね。気づいてから買うのでは遅すぎる懸念がありますから、事前に知っておき、用意しておいたほうが良いでしょう。

2−5.ベッドの選び方。質の良し悪しよりも、長さに注意しましょう。

部屋が和室でないならば、やはりベッドのほうが見た目が良いかもしれません。

2−5−1.高級ベッドは必要ない!30,000〜40,000円でも充分な質です。

ベッドは、高級品を買う必要はありません。ベッドに30万円費やしたところで、稼働率が劇的にアップするわけでもレビューが劇的に好転するわけでもないですよ。値段的に言えば、シングル30,000〜40,000円程度のもので充分でしょう。ただし、出費を抑えたいからといってもパイプベッドは控えて!パイプベッドはギチギチと音がうるさいので、寝心地がとても悪いです。

2−5−2.高級か否かよりも、サイズが重要!2人客にはシングル×2がベター。

高級か否かよりも、サイズが重要です。2人客を想定してダブルベッドを置こうと思っているなら、ちょっと待ってください!シングルベッドを2つ置いたほうがベターです。なぜならば、カップル以外の2人客は、1つのベッドで眠りたいとは願っていないからですね。

女性の場合、2人で眠ることを嫌がらないことも多いですが、男性の場合やはり、各々違うベッドで眠りたいと感じています。つまり、ダブルベッドにしてしまうことで、この「カップル以外の2人組」の客層を取りこぼしてしまうことになってしまうのです。

2−5−3.外国人ゲストも快適に眠れるように、220センチサイズのものを。

縦の長さについては、布団のときと同じように、220センチ程度のもの、または「ロングサイズ」と明記されたものを選んでおきましょう。背の高い外国人ゲストは、短いベッドでは足がはみ出てしまうかもしれません。

2−6.マットレスの選び方。硬めにせよ柔らかめにせよ、7,000円程度でも充分買える。

マットレスに関しても、現代人は商業的戦略により、過剰に分厚い(高額な)ものを選ばされてしまっている感があります。硬いものが好き、柔らかいものが好き、好みは人それぞれありますが、分厚さというのは実は、あまり重要ではありません。7,000円程度、5センチ程度の厚さのマットレスでも、寝心地は悪くないです。なお、ベッドを置かずにマットレスだけを敷いて眠る場合でも、この程度のものでも充分な寝心地は得られますよ。

2−7.エキストラベッドの選び方。ソファーベッドだと寝心地が悪い!

エキストラベッドを置くことで、ゲストの収容人数を増やしたいと考えているホストも多いことでしょう。

2−7−1.ソファーベッドは寝心地が悪く、長時間の睡眠に適していない。

その際、ソファーベッドを置くことで「ソファとベッドを兼ねて一石二鳥!」と考える人が多いようなのですが、これはゲストの満足度を考えると、あまり親切ではありませんよ!ホストの独りよがりにならないように、注意してください!

ソファーベッドは、ソファーから変形する都合上、構造にデコボコが多いですね。これは、眠ったときの姿勢悪化に影響してしまい、寝心地を悪くしてしまいます。腰を悪くしてしまうことすらあるのです!また、ソファーベッドは縦の長さがやや短いことが多いです。これでは背の高いゲストは快眠を得ることができません。(ソファーベッドは190センチ程度のものが多く、ロングベッドは220センチが主流。30センチも違います!)

2−7−2.変形の仕方がわからなくて、しょっちゅう電話が掛かってくるかも?

また、ソファー形状からベッド形状に変形する際に、やり方がわからずに戸惑うゲストが、少なくないようです。そんなことに貴重な旅行時間を30分も費やさせてしまうのはかわいそうですし、ホストのあなたに泣きつかれても、ホームステイ型のホストでないなら対応はとても面倒くさいことになりますね!英語で説明するのは難しいうえ、こうしたものはちょっとしたコツの問題なので、言葉で説明してもらちがあかないことが多いのです。

2−7−3.ソファーベッドよりも三つ折りマットレスのほうが良さそう。

人数拡張のためにエキストラベッドを用意する場合、やはり日本の狭い家屋では、シングルベッドを待機しておくことは難しいですね。であるとしても、ソファーベッドで兼用するよりも、3ツ折り程度のマットレスを用意しておくほうが、ゲストの寝心地にとって親切です。3ツ折りマットレス程度であれば、そんなにスペースは取りませんね。クローゼットや押し入れにもしまえるでしょう。

2−8.二段ベッドの選び方。宿泊料金が安くても、なるべく快適な環境を。

シェアルームタイプの民泊施設を営む場合など、二段ベッドを導入することもあるでしょう。

2−8−1.パイプベッドは絶対NG!上下二人ともが不快な思いをします。

二段ベッドも、特別な高級品を買う必要性はありませんが、パイプベッドは避けたほうが良いです。シングルベッドの時以上に、避けたほうが良いですね。二段ベッドの場合、一人のゲストの寝返りのギシギシ音が、2人のゲストの不快につながることになってしまいます!

2−8−2.それぞれにコンセントのついたベッドだと理想的。

時代の流れを考慮するなら、上下段それぞれのマクラ元にコンセントのついたベッドを選ぶと、親切です。今の時代の旅行者は、スマートホンやノートパソコン、デジカメなど充電する端末が多いですよね。さらに、スマホのアラーム機能を使うことや貴重品の安全管理を考えると、マクラ元で充電できるほうがありがたいのです。コンセントがついていても、普通の二段ベッドとそう変わらない値段で買えるはずですよ。40,000円程度といったところでしょう。

2−8−3.ベッドに一工夫で、「プチ個室」を作ってあげましょう。

また、これは「ベッド選び」とは異なりますが、二段ベッドにはカーテンをしつらえてあげると親切ですよ。プライベートスペースのないシェアルーム(ドミトリー)に、簡素なプライベートスペースを作ってあげるのです。またカーテンは、エアコンの冷え過ぎを防ぐ役目も果たしてくれます。他者と共同滞在するシェアルームの場合、各ゲストは自分の意向だけではエアコンのオン/オフができませんから、カーテンでの調整は非常にありがたいものです。

2−8−4.「プチ個室」仕様がスタンダードとなりつつある。

シェアルーム(ドミトリールーム)の代名詞であるゲストハウスでは、近年、こうした「プチ個室」仕様の2段ベッドが多いです。やはり宿泊客の反応は良好で、人気を得ています。さらに言えば、ベッドごとに読書灯を、そしてエアコンの無い部屋ならミニ扇風機を付けてあげると親切です。シェアルームタイプで近隣にライバルが多いなら、これくらいで標準装備と思っておいたほうが良いですね。
3 寝具のシーツ&カバーの選び方。ゴージャスさよりもあなたらしさ。

寝具のシーツ&カバーの選び方については、トピックを分けて解説していきます。

3−1.必要なシーツ&カバーの数は、2組ではなく3組!

まず、数についての話をしましょう。一般的に、交換分も含めた必要数は、2組だと考えている人が多いことと思います。Airbnb(エアビーアンドビー)のノウハウサイトでも2組と書いているところが多いですが、実情として、2組では心もとないです。

なぜ足りないのか、説明しましょう。ゲストが派手に汚してしまった場合、シーツ&カバーを交換することになります。そして交換した翌日に次のゲストの予約が入っていたら?汚してしまったほうのシーツ&カバーは、まだ乾ききっていないのではないでしょうか。乾燥機をお持ちであれば1日でも半日でも充分なのかもしれませんが、そうでないなら、洗濯に要する日数は1日と計算すると窮屈になってしまうのです。また、破れなどのアクシデントも充分に起こりうることなので、やはり2組では不安があります。家で自分が使うぶんには、違う柄のものなどで代用すれば良いでしょうが、ゲストをもてなす場合には、アクシデントの際にも同じ柄のもので対応しておきたいですね。

なお、マクラのカバーについては、さらにもう1つあったほうが良いかもしれません。というのも、お子さん連れのゲストを受け入れる場合、「布団(ベッド)は1組で良い」と言われてもマクラは2つ必要になるからです。

3−2.シーツ&カバーの素材について。「ダマ」になりにくいものを!

普段から家庭を守っている主婦には知っている人も多いことかもしれませんが、寝具のシーツ&カバーを選ぶ際には、素材に着目することもとても重要ですよ!というのも、「ダマ」になりやすいものを選んでしまうと、数回洗濯した程度でもうボツボツになってしまい、見た目だけでなく寝心地をも損なってしまうからです…。

「ダマ」になりやすい素材は、ポリエステル100パーセントやアクリル100パーセントのもの、または混合素材のものです。「ダマ」になりにくい素材は、お手軽なものとしては綿100パーセントのものがオススメ。一般的に、その店で最も安い値段で売られているものはポリエステルなどの化学繊維か、混合素材のものですね。安くてオシャレなものも近年は多いですが、素材が悪いと使い勝手は悪いので、よく注意してください。綿のものでも、そう値段は変わりません。シルクなども「ダマ」にはなりにくいですが、とても高価でしょう。

3−3.敷き布団(マットレス)カバーは、パッチンゴムで留められるものを!

敷き布団やマットレスのカバー(シーツ)には、3タイプがあります。1つは、大きな1枚布。昔ながらのもので、ホテルや旅館の多くもこれを使っていますね。2つ目はファスナー付きの袋状のもの。主に敷き布団用で、家庭ではよく見かけるでしょう。3つ目は、割と近年に登場した、四隅にパッチンゴムのついたもの。家庭で使うぶんにはファスナーのものがズレにくく良いのですが、民泊用途となると、頻繁な付け替え作業の利便性も考慮したいところ。ファスナーの布団カバーを毎日付け替えるのは、けっこう面倒くさいのです!パッチンゴムのものは敷き布団にもマットレスにも対応したものがあるので、どちらを使っているにしてもこれをお勧めします。

とはいえ、寝具カバーはぜひとも、掛け布団、敷き布団、マクラのカバーをセットで合わせたいですよね。パッチンゴムのものだけに絞ると、デザインの選択肢がとても狭まってしまいます…。でもご安心を!付け替えやすさとデザイン、両方を妥協しないアイデアとして、「セットでは買わず、色合いだけをそろえる」という買い方がオススメ。たとえば気に入った掛け布団カバーが、大きなピンクの花模様だとしましょうか。同じ模様のパッチンゴム敷き布団カバーは無いでしょうから、とりあえず色だけを共通させ、ピンク色のパッチンゴムカバーを買うのです。このようにするだけでも掛け布団カバーと敷き布団カバーのデザインの統一性は出せますよ。同系統の色が無い場合、敷き布団側を白にすれば、違和感なく合わせられることが多いです。

3−4.施設の高級感をアピールできるのは寝具のシーツ&カバー。けれど、その必要ってある!?

Airbnb(エアビーアンドビー)の宿泊施設一覧を眺めてみると、ホテルのような客室の写真が多いですよね。これは、Airbnbのノウハウサイトが、投機型民泊のオーナーたちに向かって、「ホテルのような高級な雰囲気を目指せ!」と煽るからなのです。彼らの言い分では、それが稼働率を上げるうえで最も重要だということなのですが、果たして本当にそうなのでしょうか?

「NOだ!」とは言いませんが、「YES!」とも言えません。彼らがなぜ、ホテルのような高級な内装を推すかというと、内装プロデュースの代行を請け負ううえで、都合が良いからです。

Airbnbの代行業者の中には、施設の内装プロデュースを請け負うものもあります。これは多くの場合、「購入代金の○パーセント」といった計算で請求されます。すると、高額な内装にすればするほど、彼らの収益も大きくなるのです。または、内装品の金額に関わらず「10万円」などと定額制にしていることもあります。この場合も、インテリア品の購入代金が10万円足らずなのにプロデュース代金に10万を払うなどというのは、バカげた話だと思われてしまいますね。ですから、プロデュース代金が10万円でもおかしいと思われないために、インテリア品の総額を引き上げようとするのです。さらに言えば、そのインテリアの販売業者がグルになっていることもあります。

3−5.ゴージャスな部屋づくりをするデメリット。爆買い層と引き合ってしまう…。

高級品を並べてゴージャスな部屋を作ることで、たしかに、引き寄せられてくる利用者もいることでしょう。しかし、ホテルのようなゴージャスさに魅力を感じる層は、爆買いを好むようなバブリーでマナーの悪い人たちが多いのです。彼らは、お酒をがぶがぶ飲んで酔っ払い、大声を出して隣近所に迷惑をまきちらしては、片付けもせずに去っていきます。(そういう人が多いです。)テレビでトラブル沙汰が報道されるとき、その現場となっているのはもっぱら、こうしたタイプの投機型民泊施設なのですよ!

では、寝具のシーツ&カバーをはじめとした内装テイストは、どのように決めたら良いのでしょうか?

3−6.デザインにおいて考慮すべきは、「ターゲット」と「あなたらしさ」。

まずは、ターゲットを考えましょう。あなたの民泊施設は、どのような宿泊客を想定していますか?若い女性でしょうか?それともサラリーマンでしょうか?欧米人のファミリーでしょうか?若い女性とサラリーマンとでは、好むテイストは全く異なります。ですから、やみくもにゴージャスにしたり高級品を並べたりするのではなく、あなたの想定したターゲットが好みそうなテイストを、選ぶようにしましょう。

次に考えられる手がかりは、あなたの民泊施設の立地です。沖縄など、海に近い立地にあるなら、青や白を基調としたような、さわやかな色合いのものが似合いそうですね。貝殻やサンゴなどあしらった小さなインテリアグッズを、マクラ元やサイドテーブルに添えてもステキです。同じように、山に近いならアースカラー(ブラウン、カーキ、ベージュなど)で揃えてみたり、都会にあるならモノトーンやパステルカラーが合うでしょうか。地方の、何の特徴もない地域であるなら、カッコイイとかオシャレといったことは、目指さないほうが良いかもしれません。日本ぽさを感じさせる、古めかしい雰囲気にすると、「味がある」と喜んでもらえるかもしれませんよ。
民泊スタートアップnaviでは、民泊を営む際にぶつかるギモンに、あらゆる角度からお答えしています。トップページから記事を探して、あなたらしい民泊施設プロデュースにお役立てください。

まとめ

【寝具選びの重要さを知っておきましょう。】

  • 人は、一日の1/3以上の時間は布団の中!民泊ゲストの場合、あなたの民泊での滞在時間の2/3は布団の中!快適な就寝環境が大切です。
  • 好感度が高いこと(=見た目)もやっぱり大切!ゲストに選んでもらえなければ部屋を貸し出している意味がなくなってしまう。

【寝具の選び方徹底解説!】

  • ベッドか布団か?ターゲットとコンセプトによって、どちらでもOK。文化体験を望んでいる外国人ゲストは、和風の部屋のほうがむしろ喜ぶことも多い。

◆敷き布団の選び方。

  • 敷き布団を買う際は、中綿の重量をチェック。3kg程度のものだと薄すぎて背中が痛いので、5kg前後のものを選ぶべし。
  • 中綿5kgクラスのものは、ニトリなら8,000円くらい、ディスカウントストアなら5,000円くらいで手に入る。
  • 民泊のためのものであれば、絶対にロングサイズで!外国人ゲストは体の大きな人が多いです。

◆掛け布団の選び方。

  • 高級ホテルでは案外、羽毛布団を使っていない。部屋が暖かいなら羽毛布団にこだわる必要もない。
  • 販売員のセールストークを真に受けないで!10,000円程度の羽毛布団でも、充分に暖かい。
  • ニトリなどに売っている「冬暖かく夏涼しい」といった機能性の掛け布団は、期待外れに終わるかも!?

◆マクラの選び方。

  • 一世を風靡したが、低反発マクラが快適とは限らない!
  • フィットするものは人それぞれなので、万人に好まれるマクラを選ぶのは、非常に難しい。2,000円程度の平均的なものでOK。
  • マクラの個数に要注意!子連れのゲストなども想定して、ベッドの数より多めに用意しておいたほうが良い。

◆ベッドの選び方。

  • 高級ベッドは必要ない!30,000〜40,000円でも充分な質が得られる。
  • 高級か否かよりも、サイズが重要!2人客ならシングル×2がベター。カップル以外の二人客は、同じベッドでは寝たくない。
  • 外国人ゲストも快適に眠れるように、ロング(220センチ)サイズのものを。

◆マットレスの選び方。

  • 硬めにせよ柔らかめにせよ、7,000円程度でも充分買える。厚さは5センチもあれば充分。

◆エキストラベッドの選び方。

  • ソファーベッドは寝心地が悪く、長時間の睡眠に適していない。
  • しかも、変形の仕方がわからなくて、しょっちゅう電話が掛かってくるかも?
  • ソファーベッドよりも三つ折りマットレスのほうが良い。それならクローゼットにも収まるはず。

◆二段ベッドの選び方。

  • パイプベッドは絶対NG!ギチギチと音がうるさいので、上下二人ともが不快な思いをします。
  • モバイル機器全盛の時代を考えると、それぞれにコンセントのついたベッドが理想的。
  • ベッドに一工夫(カーテンをしつらえたり読書灯やミニ扇風機を設置する)で、「プチ個室」を作ってあげましょう。
  • シェアルーム(ドミトリー)の場合、そうした「プチ個室」仕様が、スタンダードとなりつつある。

◆寝具のシーツ&カバーの選び方。

  • 必要なシーツ&カバーの数は、2組ではなく3組!2組だと、急なアクシデントに対応できなくなります。
  • シーツ&カバーの素材は、「ダマ」になりにくいものを!安価なものなら綿100パーセント、高級品ならシルク。
  • 付け替えの利便性を考え、敷き布団(マットレス)カバーは、パッチンゴムで留められるものを!色合いさえ合わせれば、他の柄の掛け布団カバーとの統一感も出せる。
  • 施設の高級感を最もアピールできるのは寝具のシーツ&カバー。けれど、ホテルのようなゴージャスさを演出しよとすると、マナーの悪い「爆買い」層と引き合ってしまう…。
  • デザインにおいて考慮すべきは、「ターゲット」と「あなたらしさ」。ビジネスマン狙いならシックな内装が良いし、海の近くなら青/白などのさわやかマリンテイストが良さそう。

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