春夏秋冬がはっきりしていてそれぞれに魅力のある日本には、季節を変えて何度も訪れる外国人旅行者も多いです。中でも、一番人気が高いのは、秋の季節なのだとか!夏のほうがハデなイベントが多いですし、春のほうが花咲き誇り華やかですが、外国人旅行者が日本に期待するのは、秋のような「わびさび」なのかもしれませんね。また、暑くも寒くもなく花粉も飛ばない秋は、最も観光がしやすい季節であるようです。

ホームステイでもてなしているホストさんたちは、人一倍、外国人ゲストの満足度アップやトラブル回避に思案していることと思いますが、はてさて、日本の秋にはどのような魅力があるのでしょうか?外国人ゲストを秋にもてなすうえで注意すべき点には、どのようなものがあるのでしょうか?

この企画は春・夏・秋・冬それぞれに紙面を割いており、当ページは秋の特集となります。

1 外国人ゲストが日本の秋に期待しているのは、何といっても紅葉の美しさ!

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外国人が秋に日本に旅行するとき、最も期待しているのは、紅葉の美しさなのだとか。黄色い雨や赤いじゅうたんをしっぽりと歩くのが、ひそかなあこがれであるようです。

1−1.なにしろ日本ほど紅葉の美しい国はない!日本人も知らない日本の紅葉のスゴさ!

私たち日本人にとっても、秋が深まるごとに紅葉が楽しみになってきますし、毎年のように懲りずに、カメラを持って紅葉スポットに繰り出しますね。かといって、わざわざ外国から見に来るほどなの…?どこの国でも秋には葉が色づくんじゃ!?と、思いますか?

そんなことはないのです。実は、日本ほど紅葉の美しい国はありません!

1−2.なぜ日本の紅葉は美しい?4つもあるその特色。

日本の紅葉がなぜ美しいのか、その特徴を箇条書きにしてみましょう。あなたはご存知でしたか?

  1. 紅葉は北半球でしか見られない。
  2. 落葉樹が多いのは東アジアの沿岸部やヨーロッパの一部、北アメリカ東部のみ。
  3. 欧米の紅葉はほとんど黄色だけ。
  4. 日本の伝統家屋と紅葉の相性がとても良い。

まずそもそも、紅葉は北半球でしか見られません。オーストラリアや南米、アフリカの人たちは、そもそも紅葉すら知らないのですね。そして次に、紅葉が見られるのは落葉樹だけ。その落葉樹が多く存在しているのは、東アジアの沿岸部やヨーロッパの一部、北アメリカの東部に限られるのです。さらに、欧米の紅葉が黄色を中心としたものであるのに対し、日本の紅葉は黄色の他に紅があり、さらに紅葉しないままの緑の葉というのもあり、この3色のコントラストが他に類を見ない美しさを奏でます!

また、古い集落や寺社仏閣に見られる伝統的な日本建築の様相が、紅葉の切なげな美しさによく合い、情緒的で、人々の心に響くようです。

私たち日本人は、紅葉観賞においてとても恵まれていたのですね!

1−3.人気の紅葉スポットはどこ?ランキングをご紹介。

時間の限られている外国人ゲストに紅葉スポットを紹介するなら、やはり感動間違いナシなところを教えてあげたいものです。今回は、日本人にも外国人にも多く利用されている旅行クチコミサイト、トリップアドバイザーの発表している「日本の紅葉名所ランキング2016」からご紹介します。あなたも、外国人ゲストに紅葉の名所を尋ねられたらすぐに答えられるように、チェックしておいてくださいね!

第1位 禅林寺 永観堂 (京都府)
第2位 奥入瀬渓流 (青森県)
第3位 東福寺 (京都府)
第4位 清水寺 (京都府)
第5位 立山黒部アルペンルート (富山県)
第6位 宮島(厳島) (広島県)
第7位 千畳敷カール (長野県)
第8位 仁和寺 (京都府)
第9位 なばなの里 (三重県)
第10位 金閣寺 (京都府)

やはり、京都のお寺が数多くランクインしています。日本の伝統仏閣も一緒に見たいと感じる人が多いのでしょうし、伝統仏閣と紅葉との相性が良いのでしょう。

1−4.紅葉観賞の注意点:秋の京都は大混雑することを忠告してあげて!

秋の京都に紅葉を堪能しにいきたいのは、なにも外国人旅行者だけではありません。私たち日本人もまた、最も京都に集まるのは秋の季節!さらには、中学高校の修学旅行生が日本中から集まってくる時期でもあるため、秋の京都はものすごい混雑になります!

外国人は、旅行サイトやガイドブックのしっとりとした宣材写真を見て京都に憧れるかもしれませんが、実際にはものすごい人混みでごったがえしているわけで、この実情を知っておいたほうが良いでしょう。さらには、人混みを我慢する覚悟も、あらかじめ持っておいてもらったほうが良いですね。

また、紅葉の季節は京都周辺の宿泊施設が満室になってしまうことも。寝床の確保についても、忠告をしておいてあげましょう。

1−5.ちょっとした紅葉の名所ならどこにでもあると教えてあげよう。

紅葉のことを知らない外国人は、紅葉を見るためには限られた名所に行かなければならないと思っているかもしれません。しかし実際のところ、日本にはちょっとした紅葉の名所がゴマンとありますよね。あなたの近所にも2つや3つくらいは、見事な紅葉を見せる公園などがあることでしょう。

あなたの外国人ゲストが、紅葉に対して静かでのどかな風景をイメージしているなら、逆に有名な観光地ではなく、あなたの近所の穴場スポットを教えてあげたほうが満足度は高いかも?

1−6.日本らしさを堪能するなら、ちょっとしたお弁当でも添えて。

外国人が日本で体験したがっている日本らしさの1つに、「お弁当」というものがあります。外国にもランチボックスという言葉があり、サンドイッチとフルーツを詰めて外に持ち出したりはしますが、日本ほど丹精込めてお弁当を作る国は、他にありません。

ホームステイを受け入れているご家庭の中には、外国人ゲストと一緒におでかけを楽しんでいる人も少なくないことでしょう。外国人ゲストと紅葉ハイキングにでかけるなら、ぜひ、簡単なお弁当を作ってあげてください!お弁当の定番であるおにぎりや梅干しも、ぜひ添えて♪

観光地の小洒落た洋食屋さんに入るよりも、こうした日本らしく家庭らしい体験のほうが、外国人ゲストには好まれますよ!

2 他にはどんなものがある?外国人ゲストが望む、日本の秋体験!

日本らしい、そして秋ならではの体験には、紅葉観賞以外にどのようなものがあるでしょうか?

  1. 食欲の秋!紅葉を兼ねて、キノコ狩りなどの収穫体験はどう?
  2. 芸術の秋!芸術的な祭典のクオリティが、最も高くなる季節。
  3. 文化祭の秋!若者たちの芸術だけでなく、日本の学校の中を探検できる貴重なチャンス!
  4. 読書の秋!日本のマンガは世界中で大人気!あなたの家にもちょっとは並べておこう。
  5. スポーツの秋!学校の運動会に飛び入り参加してみる!?
  6. お祭りの秋!夏に引き続き、各地でお祭り行事が盛ん。
  7. 夜店の秋!神社のお祭り(夜店)があちこちで開催される。
  8. 稲穂の秋!田舎の田園風景が美しく輝く季節!
  9. 仏教の秋!…なんて無いけれど、秋は宿坊体験にも適した季節。

さて、各項目について、もう少し詳しく説明しましょう。

2−1.食欲の秋!紅葉を兼ねて、キノコ狩りなどの収穫体験はどう?

秋は涼しくなり、ハイキングなどのアクティブレジャーにうってつけの季節になります。ただ自然の中を歩くだけでなく、キノコ狩りや栗拾いなどの収穫体験を組み合わせるなら、山間部の見渡す限りの紅葉とグルメ体験が同時に楽しめて、まさに一石二鳥!

2−2.芸術の秋!芸術的な祭典のクオリティが最も高くなる季節。

日本では、学校でいうところの2学期が始まったあたりから、芸術活動が盛んになってきますね。この習慣は日本独特のものですが、とにかく日本の秋は、あちこちで芸術の祭典が催されます。自然とクオリティも高くなりますから、外国人ゲストが観賞しても満足を得られることでしょう。

2−3.文化祭の秋!若者たちの芸術だけでなく、日本の学校の中を探検できる貴重なチャンス!

似たような話になりますが、日本の秋といえば文化祭のシーズンです。各学校が文化的な出し物を一生懸命に作り上げるだけでなく、一般人が学校の中に入ることのできる貴重な期間でもありますね。外国人旅行者の、特にホームステイを好むような人たちの中には、日本の学校風景に興味を持つ人も少なくないことでしょう。

文化祭の情報などガイドブックには書いてありませんから、「今週末なら近所の〇〇高校の文化祭で、中に入れるよ!」などと、ホストのあなたが教えてあげてください。

2−4.読書の秋!日本のマンガは世界中で大人気!あなたの家にもちょっとは並べておこう。

秋が読書に向いているかどうかはよくわかりませんが、寒い日も多くなってくる季節、家の中でのんびり楽しめるコンテンツも確保しておきたいですよね。

一つ間違いなく言えることとしては、日本のマンガが、世界中で大人気だということです。ホームステイの家の本棚に知っているマンガがいくつか並んでいたら、外国人ゲストもきっと喜ぶでしょう。

外国語で書かれたマンガを用意する必要はありませんよ?特に、ホームステイを好む外国人は日本語を勉強したがっている人が多く、日本語のマンガを読むことで日本語の勉強をしている人は少なくありません。

2−5.スポーツの秋!学校の運動会に飛び入り参加してみる!?

日本の秋はスポーツの季節でもあり、毎週末どこかで、運動会が開かれていますね。文化祭同様、運動会もまた、一般人が学校の中を見学できる貴重な機会となります。

また、和を重んじる日本のスポーツ文化は外国人から見ても興味深いらしく、運動会の競技1つとっても、自国のそれとは違う雰囲気を見て、面白く感じるかもしれません。騎馬戦など、日本の伝統文化を取り入れた競技も、外国人ゲストが見たら喜びそうですね。

父兄参加の徒競走に、ひときわ背の高い金髪の人が登場したら、生徒や他の観客たちも大盛り上がりかも!?

2−6.お祭りの秋!夏に引き続き、各地でお祭り行事が盛ん。

秋もまた夏に引き続き、古くから続く伝統的なお祭り行事が盛んです。

  • 鶴岡八幡宮例大祭(やぶさめ)。
  • 岸和田だんじり祭り。
  • 長崎くんち。

などが有名でしょうか。秋のお祭りは、戦国時代の戦の様子を模したようなものが多いため、日本の歴史や伝統に興味のある外国人ゲストはきっと楽しいことでしょう。

2−7.夜店の秋!神社のお祭り(夜店)があちこちで開催される。

盆踊りは8月の中旬でなりを潜めますが、それ以降は今度は、神社の開催するお祭り(夜店)が盛んな季節になります。これもまた日本独特な雰囲気を持つものですから、外国人が赴くととても喜ぶでしょう。これらのローカルで小さなお祭りも、ガイドブックには載っていませんから、ホストファミリーからの情報がとても重要!

夜店の定番であるわたがし、瓶ラムネ、金魚すくいにヨーヨーすくいなどは、外国人からすれば得体のしれない新鮮なもの。100円程度のものですから、おごってあげて体験させてあげると面白いですよ!安価なもので構わないので、浴衣も用意して着せてあげると、なお楽しいですね。

また、花火大会も秋に開催されるものが意外に多いです。空気が澄んできて夏よりキレイに見えるかもしれません。ただし、夜は寒くなってきていますから、服装には注意をはらってあげてください。浴衣一枚では寒そうです。

2−8.稲穂の秋!田舎の田園風景が美しく輝く季節!

日本が誇るお米のその苗…つまり稲穂が、金色に美しく輝く季節が秋。特に、古い日本家屋をバックに一面に広がる黄金色の稲穂風景に伝統的な日本を感じる外国人は多く、これを見るために田舎地方に行きたがる人もいます。

田舎風景としては白川郷などが有名ですが、観光客も多くなってしまっているため、無名な村を探している外国人もけっこういますね。あなたの故郷の地域など、全然有名ではないけれど立派な田園風景の広がる場所を知っているなら、ぜひともこっそり、あなたの外国人ゲストに耳打ちしてあげましょう!

2−9.仏教の秋!…なんて無いけれど、秋は宿坊体験にも適した季節。

京都や鎌倉などの寺社仏閣めぐりは、訪日外国人観光客の大定番観光メニューですが、どちらかといえば宗教的な興味ではなく、建築美への関心が強いでしょう。日本好きの外国人にはもっとディープな人たちがおり、日本の宗教施設をもっとリアルに体験したがる人たちがいます。

このような人たちにうってつけなのが、宿坊体験。お寺の中には人を泊めてくれるところがあり、そうしたお寺の宿泊機能を宿坊といいます。家屋やしきたりに伝統を残していればいるほど、エアコンなどの冷暖房設備が無いので、暑くも寒くもない秋は、宿坊体験に適した季節と言えそう。

宿坊はどんどん減っており、お遍路が盛んな四国以外はなかなか見つけられないかもしれません。しかし、正式に宿坊としての経営をしてはいないお寺も、頼めば応じてくれるところがあるので、案外あなたの家の近所でも見つかるかも?オススメは、日曜日に座禅会やお説法会などで人を呼んでいるお寺で、それらの催しに参加するついでにおねだりしてみると、融通を利かせてくれることがあります。なお、宿泊料などを請求してこないかもしれませんが、お心づけは置いてきましょう。

3 秋が旬の食べ物にはどんなものがある?

日本の秋は、食べ物が最も美味しい季節と言われています。和食や日本の食材は世界的に大人気で、あなたの外国人ゲストも食体験を求めてよだれをたらしているかもしれません!秋が旬となり美味しくなる食べ物は、一通り把握しておきましょうね。

  1. 日本と言えば魚!秋と言えばサンマ!
  2. 新米の美味しさを外国人ゲストに教えてあげよう!
  3. 秋の味覚たっぷりの炊き込みご飯。
  4. 十五夜やお彼岸には、和菓子を体験させてあげよう!

3−1.日本と言えば魚!秋と言えばサンマ!

日本と言えば、世界でも有数に魚を食べる国です。そしてそんな日本の秋に旬を迎える魚といえば、サンマですね。サンマは安価な大衆魚ですが、脂ののった秋のサンマは絶品!

外国人は、「ごはんとみそ汁と焼き魚」という3点セットに日本らしさを感じています。日本人からすれば古典的で面白みのないメニューではありますが、へたに洒落たメニューを出すよりも、こんな食卓でもてなしてあげると、外国人ゲストは日本に来た実感を強く感じて喜ぶカモ。

なお、サンマをキレイに食べるのは日本人でも至難の業!おはしに慣れない外国人が、焼き魚をぼろぼろにしてしまうのは仕方のないことなので、食べ方が汚くても寛大に受け止めてあげましょう。「お魚をキレイに食べる練習を、我が家でやればいいよ」などと言ってあげれば、ホームステイの外国人はとても喜び、安心しますね。

3−2.新米の美味しさを外国人ゲストに教えてあげよう!

日本と言えばお米大国です。お米を主食とする国は、中国やタイなど他にも幾つもありますが、お米のクオリティ、美味しさという点では日本はズバ抜けています!

欧米にもお米の食べられるレストランがありますし、スーパーに行けば大抵どこでもお米が手に入りますが、収穫されたばかりの新米が海外で食べられることはそうはありません!「ノーブランドの新米のほうがブランド米よりも美味しい」と言われるくらい新米は美味しいので、あなたの外国人ゲストにもぜひ、新米の美味しさを堪能させてあげましょう。

3−3.秋の味覚たっぷりの炊き込みご飯。

炊き込みご飯を食べると、「あぁ、秋だなぁ」と思いませんか?それは、炊き込みご飯や五目御飯の具として主要な野菜に、秋冬を旬とするものが多いためです。根菜は今や、一年中スーパーに出回っていますが、私たち日本人は自然と、最も美味しい秋の季節を選んで炊き込みご飯にするんですね。

外国人はお米を食べたことはあっても、炊き込みご飯を食べたことのない人は少なくありません。「秋が旬の食材なのよ」と説明を加えながら、根菜や栗、サツマイモ、キノコなどの炊き込みご飯をもてなしてあげると、とても喜ばれるでしょう。

3−4.十五夜やお彼岸には、和菓子を体験させてあげよう!

日本では、節句のたびに和菓子を食べる文化がありますが、これももちろん日本独特なものです。

秋はまず、9月の中旬に十五夜がありますね。見事な満月を仰ぎ見ながらお団子を食べます。世相が忙しなくなり、実際に月を見ながらお団子を食べる家庭は少ないかもしれませんが、外国人ゲストが来ているなら、日本文化を教えるついでにゆっくりと月を眺め、緑茶を淹れ、お団子を食べるのも楽しそう。

同じく9月の末に、今度は秋分の日がやってきます。この季節を「彼岸」と呼び、死者の霊を弔いながら、おはぎを食べますね。外国人ゲストをお墓参りにまで同行させる必要はないでしょうが、やはり一緒におはぎを食べると、日本らしい体験に喜ばれるでしょう。

なお、あんこはとても日本らしい食材ではあれど、甘すぎてビックリしてしまう外国人も少なくありません。お団子にせよおはぎにせよ、あんこやみたらしの量を調整できるような出し方をしてあげれば、外国人も食べやすいですね。

4 秋に外国人ゲストをもてなす際の注意点は?

ホームステイでおもてなししている家庭が、秋に外国人ゲストをもてなすにあたって注意すべき点とは、どのようなことでしょう?

4−1.連休に各種の旅行関連機関が混み合う!

秋は外出しやすい季節で、私たち日本人もまた、盛んにレジャーにいそしみますね。そのため、特にシルバーウィークなど3連休ともなるとものすごい人出に!観光地は混雑し、交通機関や宿泊施設は満室・満席の懸念が出てきます。

しかし外国人は、日本の連休事情などあまり知りません。そのため、行ってから混雑だったり満室だったりしてガッカリということも少なくないので、混みやすそうな日の情報を教えてあげましょう。

具体的な連休の日程としては、9月の敬老の日、秋分の日をはさんだシルバーウィーク、10月の体育の日を使った3連休、また、11月は3日に文化の日、23日に勤労感謝の日があり、これらの祝日が土日と連結する年は、3連休となります。

4−2.「祭り」と名のつく各種イベントが増えるので、カンチガイしないように注意!

上述したように、秋は夏に引き続き、お祭りが盛んな季節となり、お祭り目当ての訪日外国人も多くなります。しかし、それと同時に、伝統祭事とは無関係のイベントが多い時期でもあり、しかしそれらは「〇〇祭り」などと「祭り」の文字を冠するものが多いですよね。日本人にとっては、題名を見ればある程度それが伝統祭事なのかレジャーイベントなのか察しがつきますが、外国人はカンチガイしてしまうことも多いでしょう。

あなたの外国人ゲストが伝統祭事に赴こうとしているなら、それが本当に伝統祭事なのか、はたまた無関係なイベントなのか、チェックを入れるようにしてあげたいですね。

4−3.近年は、気温の変化がとても激しいことに注意!

基本的に日本の秋は、暑くもなく寒くもなく、とても過ごしやすい快適な季節と言えます。
しかし、ここ近年はそうでもありません!温暖化の影響なのでしょうか、10月なのに真夏の気温になったり、10月なのに真冬の気温になったりします。夏のような集中豪雨が降ったり、冬のように雪が降ったりも…。「異常気象」という言葉が、秋にもメディアで頻繁に聞かれるようになりましたよね。

しかし外国人向けの旅行ガイドには、「秋はとても過ごしやすい」といった記述しかなく、近年の異常気象については触れられていません。真冬用の防寒具など持ってきていない外国人ゲストが多いでしょうし、汗をかくほど暑いなどとは思いもよらないことでしょう。そんな想定外に対して、ホストの私たちは、防寒具の貸し出しや情報の提供などでサポートしてあげたいところです。

4−4.秋は、外国人の訪日が閑散期…。ビジネス目的のホストは要注意!

これは、外国人ゲストが困る問題ではないのですが…。秋は、外国人の訪日が減る時期となります。留学生受け入れ系のホストファミリーなら関係のないことですが、Airbnb(エアビーアンドビー)などで単発旅行者ばかりを受け入れているホストファミリーは、予約の入りがかなり寂しい状況になるでしょう。少ないパイを取り合うために価格競争が激しくなり、1泊あたりの収益も下げざるをえなくなります。

趣味半分で営んでいるホストにとっては、「まぁ、こんな時期もあるかな」で済みますが、ビジネス目的のホストにとっては、黒字を確保することが難しくなるかもしれません。

ちなみに11月は、学校休暇があるためマレーシアやフィリピンからの旅行者は多くなります。

秋の日本は、外国人にとって、「最も憧れるけれど行きづらい季節」なのです。貴重な旅行期間を楽しく快適に過ごしてもらうために、ホストファミリーの私たちができるだけ、お手伝いしてあげたいですね。

民泊スタートアップnaviでは、ホームステイに関する情報をどこよりも多岐に渡ってお届けしています。Airbnb、留学生受け入れ、農家民泊…お望みの情報があれば、トップページから探してあなたのホームステイライフにお役立てください。

まとめ。

【外国人ゲストが日本の秋に期待しているのは?何といっても紅葉の美しさ!】

  1. なにしろ日本ほど紅葉の美しい国はない!ほとんどの日本人は日本の紅葉の凄さを知らない。
  2. なぜ日本の紅葉は美しい?その特色は大きく分けて4つ。
    (1)紅葉はそもそも、北半球でしか見られない。
    (2)紅葉する落葉樹が多いのは、東アジアの沿岸部やヨーロッパの一部、北アメリカ東部のみ。
    (3)欧米の紅葉はほとんど黄色だけだが、日本には紅があり、そのため欧米のものよりも色彩豊かになる。
    (4)日本の伝統家屋と紅葉はどちらも「わびさび」な情緒があり、相性がとても良い。
  3. 人気の紅葉スポットはどこ?ランキングをご紹介。
    第1位:禅林寺 永観堂 (京都府)
    第2位:奥入瀬渓流 (青森県)
    第3位:東福寺 (京都府)
    第4位:清水寺 (京都府)
    第5位:立山黒部アルペンルート (富山県)
    第6位:宮島(厳島) (広島県)
    第7位:千畳敷カール (長野県)
    第8位:仁和寺 (京都府)
    第9位:なばなの里 (三重県)
    第10位:金閣寺 (京都府)
  4. 紅葉観賞の注意点:秋の京都は大混雑する(宣材写真のようにしっぽりとはしていない)ことを忠告してあげて!また、交通機関や宿泊施設が満室になる懸念も。
  5. ちょっとした紅葉の名所ならどこにでもあると教えてあげよう。あなたの民泊の近所にもちょっとした紅葉の名所が2〜3あるはず。
  6. 紅葉観賞でもっと日本らしさを堪能するなら、おにぎりなど和風なお弁当でも添えて一緒にハイキングしよう。

【他にはどんなものがある?外国人ゲストが望む、日本の秋体験!】

  1. 食欲の秋!紅葉を兼ねて、キノコ狩り、栗拾いなどの収穫体験はどう?
  2. 芸術の秋!芸術的な祭典のクオリティが最も高くなる季節でもある。
  3. 文化祭の秋!若者たちの芸術が楽しめるだけでなく、日本の学校の中を探検できる貴重なチャンス!
  4. 読書の秋!日本のマンガは世界中で大人気!あなたの家にもちょっとは並べておこくと良い。
  5. スポーツの秋!近所の運動会で、日本ならではの「和の精神のスポーツ」を見せてあげよう。また、文化祭同様、日本の学校の中を見ることができる。
  6. お祭りの秋!夏に引き続き、日本各地でお祭り行事が盛ん。鶴岡八幡宮例大祭(やぶさめ)、岸和田だんじり祭り、長崎くんちなど有名。
  7. 夜店の秋!神社のお祭り(夜店)があちこちで開催される。ラムネ、金魚すくいなど体験させてあげよう。花火大会も秋にやるものが結構多い。
  8. 稲穂の秋!田舎の田園風景(稲穂)が美しく輝く季節。何もない田舎を見たがる外国人は多い。
  9. 仏教の秋!…なんて無いけれど、秋は暑くも寒くもなく、宿坊体験にも適した季節。
    ディープな宗教体験をしたがる外国人は多い。

【秋が旬の食べ物にはどんなものがある?】

  1. 日本と言えば魚!秋と言えばサンマ!「ごはんとみそ汁と焼き魚」は外国人に好評。
  2. 新米の美味しさを外国人ゲストに教えてあげよう!お米はどこでも手に入るが、日本の新米が食べられる場所は海外にはほとんどない。
  3. 秋の味覚たっぷりの炊き込みご飯。炊き込みご飯も海外では珍しい。
  4. 十五夜やお彼岸には和菓子を体験させてあげよう!お団子やおはぎなど。甘すぎるかもしれないので配慮を。

【秋に外国人ゲストをもてなす際の注意点は?】

  1. シルバーウィークなどの連休に、観光地、交通機関、宿泊施設がとても混み合う!
  2. 伝統祭事ではないのに「祭り」と名のつく各種イベントが増えるので、カンチガイしないように注意!
  3. 「秋は過ごしやすい」はずだったが、近年は気温の変化がとても激しいことに注意!
  4. 秋は、外国人の訪日が閑散期…。黒字を確保するのも難しくなるので、ビジネス目的のホストは要注意!

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